ダンジョン作りに一生悩みそう
最初は舞台となる島、プレイヤーたちの職業(戦士、魔法使いなど)、主要な街、ダンジョンを設定。ここまでは「ふつうのシミュレーション系だなぁ」と思っていたが、プレイを進めるうちに「あれ? このゲーム奥が深すぎるのでは?」と何度も驚かされた。

ダンジョンの構築は、マスごとにダンジョンを自由に拡張できる、某勇者がナマイキな感じのゲームっぽいシステム。敵モブのリスポーンポイントや装飾品も設置でき、自由度が高いがゆえに設置場所などを悩ませてくれる。

デカいひとつの部屋にするのか迷路風にするのかはひとそれぞれだが、構造や敵の配置で難易度が変わってくるのはアクションゲーマーならおなじみのこと。同じオブジェクトにも関わらず、構造を変えるたびに遊び心地も難易度も変わっていく。
どこまでも難しくすることは可能だろうが、難しければいいというわけではない(当たり前だけれども)。ユーザーが満足するほどほどの難易度を目指さなくてはならない。構造の調整だけでもかなり沼だ。
自分で作ったゲームはその後プレイできる。が、筆者は初見時は入ってすぐ敵に囲まれるように作ったので、ダンジョン攻略が始まった瞬間にリンチにあった。

1、2分で考えたダンジョンなので仕方ないが、ここが本作のいいところだろう。トライ&エラーでより良質なゲームを作っていく。
試遊版では一部のオブジェクトしかなかったが、製品版ではゲーム開発を進めればかなりのオブジェクトが解放されるはず。チュートリアルだけでも配置や構造に悩まされたのに、これ以上オブジェクトが増えたらどうなるのか。非常に楽しみだ。

ゲーム作りに特化してもOK
スタッフさんから聞いた話によるとアイテムや武器、キャラクター、オブジェクトなどありとあらゆるものを設定可能。キャラクターに帽子をかぶせたりアイテムの設定を作ったりなど、細かい部分も自由自在だ。しかも、会話の選択肢と展開、会話によるフラグ管理なども設定できる……とのこと。ゲーム開発ツールとして作られているわけだから、はっきり言ってすごすぎる。
しかも、作ったオブジェクトなどはオンラインで共有できるらしい。ひとりが会話やシナリオを、もうひとりがマップやオブジェクトを作成し、共有することで疑似的に同じゲームをフレンドと作ることもできる。とはいえ、プログラミングなどの特殊技能は必要なく、誰でも触れるような仕様に。どこまでも親切な設計だ。

経営パートもリアル……かも
出資者たちとのやり取りやスタッフの管理など、さまざまな部分に気を使う必要がある。なかには実体験をもとにした展開があるかもしれない……と濁していたが、はたして真相はいかに。

なお、前作『Let's Build a Zoo』と同じようにあえて悪い選択肢も選べる。スタッフに重労働を強いたり低賃金で働かせたりと、ブラックな経営もできるようだ。
プレイヤー同士でアイテムや設定を共有するなど、リリース後もプレイヤー間でのさまざまな動きに期待せざるを得ない一作。TGS2024に行った際は楽しんでみてはいかがだろうか。






















