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『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』アドル単身での冒険は懐かしくも新しい。難しいけど初心者でもクリアーできるサポート満載アクションRPG【夏のおすすめゲームレビュー】

byおーいしんぼ

更新
『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』アドル単身での冒険は懐かしくも新しい。難しいけど初心者でもクリアーできるサポート満載アクションRPG【夏のおすすめゲームレビュー】
 ファミ通の編集者が2024年夏のおすすめゲームを語る連載企画。今回紹介するゲームは、2005年にPCで発売したアクションRPG『イース -フェルガナの誓い-』が、Nintendo Switchやプレイステーション5などの最新ハードでリメイクされた『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』です。
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※本企画は、週刊ファミ通2024年6月20日号(No.1852/2024年6月6日発売)の特集“編集者38人それぞれが選ぶいまオススメしたい38のゲーム”をWeb用に調整したものです。

おーいしんぼのおすすめゲーム

『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』

【こんなところがおすすめ】
  • 音楽もグラフィックも新旧版両方が楽しめる
  • 初心者にもありがたい難易度設定とサポートシステム
  • 幼なじみの兄妹の過去に関わるストーリーから目が離せない

アドル単身での冒険は懐かしくも新しい

 1989年、最初にPC版として発売された横スクロールアクションRPG『WANDERERS FROM Ys』(イースIII)。その後、システムを一新してリメイクされてきたこの作品が、2023年、HDリマスターと高音質化、アドルのセリフの追加など新要素を加えて蘇った。

 それがNintendo Switch版
『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』だ。

 主人公アドルの今回の冒険の舞台は、相棒ドギの故郷フェルガナ地方。そこで起こった異変を調査していくうちに、神具をめぐる陰謀に巻き込まれていくことに。

 本作のヒロインはドギの幼なじみエレナで、行方知れずになった兄を捜して魔物に襲われた彼女を助けたことから、新たな冒険が幕を上げる。

 プレイアブルキャラクターは、アドルひとり。そのため直近の作品で遊んだ人には少し寂しいかもしれないが、その分シンプルでよりアクションに没入できるとも言える。

 二段ジャンプや、特定のアイテムを装備することで使えるリングアーツを駆使しないと切り抜けられない、難度の高いダンジョンがつぎつぎと登場するので挑戦し甲斐もあるだろう。

 アクションが苦手な人は難度を下げることで、足場の不安定な場所から落ちた場合、同じマップの開始位置から再開できるNotFall機能に適宜設定できるほか、難易度VERY EASYのみ最大の難所と名高い特定のダンジョンをスキップできるなど、
初心者でもあきらめずにクリアーを目指せるサポートがとにかく手厚い。

 また、グラフィックは新たに描き起こされたリファイン版と、以前と同じクラシック版の2種類から、BGMもオリジナル版、PC-8801版、X68000版の3種類から設定可能なので、
かつて遊んだことのある人は、思い出に浸りながら楽しむこともできる。

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左がリファイン版、右がクラシック版のグラフィック。
 ちなみに、本作は2024年5月23日にプレイステーション5、プレイステーション4版が発売されたばかり。『イース』シリーズでもわりと気軽に触れられるボリュームの本作を、この機会にぜひ遊んでみてほしい。
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