バトルで“シークレットミッション”を狙うのも楽しい!
ストーリーの舞台となるのは、古代ゲライオス文明の技術で生み出された魔導器(ブラスティア)の恩恵を受ける世界テルカ・リュミレース。主人公のユーリやヒロインのエステリーゼ(エステル)たちが新興ギルド“凛々の明星”(ブレイブヴェスペリア)を立ち上げ、法で裁くことのできない悪の陰謀を砕いていくという内容になっています。
快活でお調子者なカロルや天才魔導士のリタ、胡散臭いおっさんのレイヴンなど仲間たちは個性豊かで、パーティーの仲もいいので冒険をしていて楽しいです。一方で、ユーリが個人の判断で悪人を暗殺するショッキングな展開も。
ユーリが「あいつらが今死んで救われたやつがいるのも事実だ。お前は助かった命に、いつか法を正すから、今は我慢して死ねって言うのか!」と主張することに対し、幼なじみでありながら対立することになるフレンが「それでもユーリのやり方は間違っている。そうやって、君の価値観だけで、悪人すべてを裁くつもりか。それはもう罪人の行いだ」と言い返し、意見が真っ向から対立。ふたりの揺るがない正義がぶつかり合う展開は本作最大の見どころでもあります。
バトルを奥深くしている要素のひとつとして挙げられるのは、“シークレットミッション”。これはボス戦などに用意された特殊なミッションで、発動させると経験値やアイテムが入手できます。Xbox 360の実績の条件にもなっているので、狙った方も多いのではないでしょうか。
当時、筆者はXbox 360の実績を集めていたので、ボスは倒せてもシークレットミッションを達成できなかったときは、わざわざロードしてやり直していました。また、“モンスター図鑑”や“コレクター図鑑”といったコンプリートや称号集めもあり、やりがいがありました。