
過去にリリースされた作品の世界観を引き継ぎつつ新たな作品に
今回ブースでは、ストーリーを中心に体験できるモードと、戦闘パートを中心に体験できるモードの2種類が体験できた。今回体験できたストーリーでは、太陽が登らなくなってしまった世界を舞台に、突如現れた謎の怪物“アーガス”姉をさらわれてしまうヒツジ属の王子で主人公・サフォが決意を持って冒険に出るというものになっていた。
絵本のような独特で温かみのあるビジュアルも大きな魅力のひとつで、手書き風のイラストでデザインされたキャラクターがかわいらしく動くさまは見ていて非常に癒やされた(ストーリーはほのぼのという感じではなさそうだが)。


ゲームのメインとなる戦闘パートでは、プレイヤーは3人のキャラクターを操作していくことになる。戦闘は基本的には自動で行われていくが、個別に指示を出すことも可能で、誰を攻撃&どこに移動するかを選択する“ターゲットの変更”、固有技である”スキルの使用”、敵の攻撃を軽減する”ガード”という3つの指示を出しながら敵と戦っていく。
この戦闘システムは、コマンド選択式のバトルと、MMORPG的なヘイト管理の仕組みがベースとなっていて、操作するキャラクターたちと敵との相性を見極めつつ、ヘイトを管理しながら戦っていく戦闘システムとなっていた。

キャラクターに指示出すときは戦闘が停止するので、操作自体は比較的簡単。しかし、一気に3人のキャラクターを管理するため、考えることも多い印象だった。筆者が遊んだときは、打たれ弱い遠距離攻撃キャラに向かう敵を止められず、最終的に相性の悪い敵と1対1のマッチアップになって負けるといった、ゴリ押しではなんとかならないシビアさが感じられる場面もあった。
そのため、戦闘では敵に合わせたキャラクターの選出や、苦手なキャラと戦わないようにヘイトを分散させたりといった戦略立てが重要となりそう。一方で、体験では自分の作戦がハマったときの喜びも感じることができた。



今回のプレイアブル出展では、8人のキャラクターが使用できた。製品版ではキャラクターが増える予定もあるとのことなので、どんなキャラクターが追加されるのかも非常に楽しみだ。

そんな本作の開発経緯について、本作のディレクターやゲームデザイナー、キャラクターアニメーションを担当している佐々木隼氏に話を伺ったところ、世界観を引き継いだ前作にあたるアプリゲーム『伝説の旅団』のときはマネタイズ面でいまくくいかず、物語を描ききれないまま開発終了になってしまったそうで、ひとつの作品として完結するものとして本作の制作を始めたのが経緯なのだそう。
また、フリー・トゥ・プレイのスマートフォンアプリだった前作からスタンドアローンに変更するということで、ストーリーや設定の練り直しや、バトルなどのゲームシステムまでも一新しているとのこと。まさに世界観を引き継いだ、まったく新しい作品となりそうだ。
ブースで佐々木氏とともにお話を伺った平岡久典氏(本作ではストーリーやアート部分のディレクター、イラストレーターを担当)は、現在ストーリー部分の画作りをブラッシュアップ中とのことで、主人公サフォの物語もどのように展開されるのか注目したい。
製品版ではストーリーモードとは別に、戦闘がくり返し遊べるモードも実装予定。さらに本作は、3体のキャラクターをそれぞれ操作する最大3人同時プレイが可能ということで、完成版も非常に楽しみなタイトルだ。














