『スター・ウォーズ 無法者たち』デモ版をひと足先に体験。ブラスターや戦闘機でのバトル、マップ探索、隠密行動など、オープンワールドに興奮が詰まっている

by坂本ビス太

更新
『スター・ウォーズ 無法者たち』デモ版をひと足先に体験。ブラスターや戦闘機でのバトル、マップ探索、隠密行動など、オープンワールドに興奮が詰まっている
 ユービーアイソフトが2024年8月30日に発売予定のオープンワールドアクションアドベンチャー『スター・ウォーズ 無法者たち』。2024年6月8日にアメリカ・ロサンゼルスにて開催されたメディア向けイベントでは、本作をひと足先にプレイできる機会を得た。

 本作は、Lucasfilm Gamesの協力のもと
『ディビジョン』シリーズのMassive Entertainmentが開発を手掛ける、『スター・ウォーズ』シリーズ初のオープンワールドゲーム。

 映画
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』と『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の中間にあたる時期の銀河の裏社会が描かれ、プレイヤーは悪党ケイ・ヴェスとなって相棒のニックスとともに、銀河でその名を轟かせていくことになる。

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 今回は3種類のシチュエーションを各20分ずつの時間制限つきでプレイできたので、その模様をリポートする。

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デモ名:偽の旗

宇宙ステーションで帝国軍と戦い、トレイルブレイザーを操縦して戦闘機を奪え

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 帝国軍の宇宙ステーションからデモがスタート。まずは見張りにニックスをけしかけて、敵がもがいているうちに素早く倒す。かがむ姿勢を取ることで、ステージ内にあるオブジェクトに身を隠すことができ、敵のブラスターを避けられる。

 ケイのおもな武器はブラスターで、プラズマモードとイオンモードのふたつの属性を切り替えられる。プラズマモードでは敵にヒットすればダメージを与え、イオンモードでは相手をスタンさせられるようだ。あのおなじみのブラスター音が心地いい!

 途中にはドアを開けるためのパズル的なミニゲームも用意されていた。ドックに出ると、トルーパーを始めとした大量の敵が押し寄せてくる。対ブラスター用のシールドを張っているやつもいるので厄介だ。最初は相手にしていたが、つぎつぎと沸いて出てくるため、これは戦闘する場面ではないなと気づいた。別の方向を見ると、自身の船である“トレイルブレイザー”のタラップが降りていたので素早くそちらへ移動。

 そのまま操縦して、宇宙空間へと飛び出す。ステーションから宇宙へシームレスに飛び出していくのは、映画さながらだ。宇宙では戦闘機どうしのドッグファイトに。敵を照準にとらえてブラスターを発射。うまく敵の後方を捉えないと反撃を食らうため操縦がなかなか難しい。そして数機を撃墜した後に、ミッションクリアーとなった。仲間のローディアン種族“ワカ”との軽快な会話もいい感じ。

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デモ名:難破船

ナビ・コンピューターを求めて、古代共和国軍の巡洋艦を探検せよ

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 つぎに体験したのは、廃棄されたクルーザーの中を探索するミッション。高低差のあるマップの中を、ジャンプやグラップリングフックといったアクションを駆使して移動していく。

 マップ上にはフックをかけたり、しがみついたりできる場所が点在しており、これらを発見して進んでいくのがこのデモの目的のよう。

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 つかまれるフェンスの存在に気づかずに苦労する場面もあったが、一度仕組みがわかればズンズン進んでいける。でも突然、足場が崩れる箇所もあってヒヤリとする場面も。ダッシュからスライディングも可能で、なかなか小気味いいアクションがくり出せる。

 グラップリングフックで振り子のように反動をつけてジャンプしたり、一定間隔ごとに掴まれるようになる場所があったりと、タイミングよくアクションを行う必要もあった。また、ブラスターのイオンモードでドアを起動させる仕掛けも存在。

 今回はナビ・コンピューターを起動させたところで時間終了となってしまった。全体的にアクション要素はそれほどシビアなものではなく、探索の一環として楽しめる作りになっている印象だ。

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デモ名:遺物

クリムゾン・ドーンのアジトに潜入し、遺物を盗み出せ

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 最後は潜入ミッションにチャレンジ。クリムゾン・ドーンとは、本作に登場するシンジケートのひとつで、そのアジトに忍び込み、とあるお宝を奪ってくるのが目的だ。

 洋館のような作りのアジトは3階層に分かれており、各層には見張りがウロウロしている。その見張りの隙をかいくぐり、先に進んでいくのだ。

 一見、どうやっても見つかって進めなさそうな場面もあった。この場合はエアダクトのカバーをこっそりニックスに外してもらい、かがんだ状態で入り込むといった回避方法を選択。

 その後、ドアのキーを開く仕掛けを操作しているあいだに敵に見つかってしまい、そのまま戦闘へ。ここで敵のドロイドが登場し、ブラスターで攻撃するものの、ダメージを与えている様子がない。どうやら一部の敵にはイオンモードによる攻撃しか効かないようだ。

 なんとか敵を倒して特別なドアのキーをゲットし、遺物を守っているシールドを解除……というところでデモが終了。敵の回避や攪乱にニックスが大活躍で、いかに周囲の状況やオブジェクトに気づけるかが成功のカギと感じたミッションだった。

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体験プレイを終えて

 Massive Entertainmentが開発していることもあり、発表された当初は『ディビジョン』のようなゲーム性や操作性、アクションを予想していたが、実際にプレイするとまったく違う印象だった。

 今回のデモでも体験できたように、ブラスターによる銃撃戦や宇宙空間での戦闘、アスレチック的なアクションも楽しめるマップ探索、物陰に隠れながら目的を達成するステルスなど、多数の要素が楽しめる。

 しかも、スター・ウォーズそのままの世界の中を冒険できるというのは最高の体験。

 そして、全体的に音楽が素晴らしい。映画のような荘厳な曲調のものが多く、否が応でも気分が盛り上がる。あと大事なことがもうひとつ。相棒のニックスがとてもかわいい!

 ジャバ・ザ・ハットやカーボナイト凍結されたハン・ソロなどが登場することもすでに判明しており、映画ファンとしては、早く製品版をプレイしたいところ。その気持ちが今回の体験でもうひと段階押しあがってしまってどうしようという感じ。ノー・ジェダイでノー・フォースなゲームながら、映画のあのワクワクする時代を描いている作品だから、そんなの関係ない! あと2ヵ月ちょっとの期間……ソワソワしっぱなしな予感です。
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