
再走までのハードルが低く、中毒性がかなり高いため、筆者は初プレイからぶっ続けで3時間ほどプレイしてしまいました。
マダミス好き、パズル好き、ローグライト好きが大喜びする推理アドベンチャー
『探偵死神は誘う』は、パラドックス(※)的思考問題を扱う推理アドベンチャー。そこにローグライト要素も追加されたのが、本作の特徴です。
- Aは「Bが犯人だ」と言う
- Bは「Aが犯人だ」と言う
- Cは「少なくともAは犯人ではない」と言う
- 犯人はひとりで、必ず嘘をつく
本作は、ランダムに生成されるこういった問題を制限時間内に解いていきます。プレイヤーが進むマス目や、証人から証言を引き出すカードなどもランダムで生成されるため、毎周新鮮なゲームが楽しめます。
マーダーミステリー好き、パズル好き、ローグライト好きにおすすめのゲームです!
プレイヤーは犯人を見つけて処刑を執行する死神
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プレイヤーは、誰かが“出題”する問いに答え、処刑を執行する死神となってゲームを進行します。
これがかなりシステマチックで、途中に挟まれるストーリーを読んでいると、どうもきな臭い。つぎつぎに殺人の起こる空間がぽんぽんと生成されていくわけですよ。でも「この空間はなに? わたしはだれ?」とか疑問を持とうとすると、とたんにシステムがゴリ押してくる……ような。「勘のいいガキは嫌いだよ」案件ですね。
ランダム要素に左右されつつ正解を目指す
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プレイヤーの仕事は、殺人犯を見つけて処刑すること。しかし、容疑者人数、犯人の人数、現場の間取り、時間帯、証言などは毎回ランダムに選定されます。つまり、容疑者が3人のときもあれば5人のときもありますし、最初から役立つような証言をする人もいれば、「今日はいい天気ですね」なんて事件に関係ないことを言う人もいます。
もっと事件に関して証言がほしいときは、カードとお金を使って容疑者から証言を引き出します。べ、べつにワイロとかじゃありませんよ。システム的にお金が必要なだけで……。
カードは問題に正解するともらえたり、ショップで購入したりします。カードは正解を導き出すうえで生命線になるので、慎重に選びましょう。お金も問題に正解すれば稼げますよ。
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また、カードを使えば使うほど、新しい種類のカードが登場します。1度開放したカードはニューゲームで再走するときも引き継がれるので、お金に余裕があるならばカードはじゃんじゃん使っていきたいです。
最初は弱いカードばかりでも、やり込めば時間や証言内容を指定するカードなども登場するので、推理が進めやすくなると思います。
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ランダム要素はマップにも。ひとつ進むごとに事件やショップ、イベントなどが発生するマス目が用意されており、プレイヤーは行き先を選びながらコマを進めていくことになります。ショップではカードや、バフ、デバフの効果があるアイテムを購入可能です。
無実の人を処刑してしまうと、プレイヤー自身がダメージを負います。そしてプレイヤーのHPが0になればゲームオーバー。また始めからやり直し、というわけです。
推理は時間との勝負になりますが、焦って無実の人を処刑してしまうと自分がゲームオーバーになってしまうので、冷静に、慎重に判断したいところ。
ハイスピードにくり広げられる推理ショーはあまりにも中毒性が高い
わりと簡単にゲームオーバーになります。ABCDE、なんて5人の容疑者が出てきてしまった日には、「Aが犯人だとしたらこの証言は嘘で……いやでもそうしたらBの証言と食い違うからAとBは白か。いや、それはCとDも同じか。なら犯人は互いにかばい合っているAとBパターンかCとDパターンか……とりあえずEとFにも話聞いてみないと……」とかやってると、あっという間に時間が経ってしまう。
そして、「う~ん、まぁここまで絞ったし、お金もないし、ここはいっちょ勘で!」なんて処刑した人が無実だった日にはもう。罪悪感とか感じる間もなく自分がゲームオーバーになります。というかそもそも延々と殺人事件が起きるこの空間なに。
脳トレにもおすすめのゲームです。歯応えのあるパズルゲーム、推理ゲームがしたい方はぜひプレイしてみてください。糖分摂取もお忘れなく!
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『探偵死神は誘う』
- 対応プラットフォーム:PC
- 発売元:PLAYISM
- 開発元:SHIZUKA NO UMI
- 発売日:2024年5月25日発売
- 価格:1200円[税込]
- ジャンル:アドベンチャー
- 対象年齢:―