『DQM-J2 プロフェッショナル』公式大会の東京地区予選をリポート!
ゲーム DS●最強モンスターマスターの称号は誰の手に!?
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』(以下、『DQM-J2 プロフェッショナル』)の公式大会“Great Masters’ GP”の東京地区予選が、2011年7月24日(日)、都内某所で行われた。その模様をリポートしていくぞ。
ちなみに、“Great Masters’ GP”は、最強モンスターマスターの称号を懸け、全国の腕自慢たちが手塩に掛けて育てたモンスターを持ち寄って戦う大会。すでに行われた東京地区予選のほか、2011年7月29日(金)に名古屋地区予選、2011年7月31日(日)に大阪地区予選、さらにスクウェア・エニックスメンバーズ予選も行われる予定だ。各予選を勝ち抜いたプレイヤーは、東京ゲームショウ2011(千葉県・幕張メッセにて2011年9月開催)の会場で行われる、チャンピオン大会への参加権が与えられる。そこで勝ったプレイヤーが、名実ともに最強の座を手に入れられるというわけだ。
▲昨年の『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』大会と同様に、今年も東城あかねさん(写真左)、ようかさん(写真右)、そして犬塚太一プロデューサー(写真左から2番目)の3人がメイン司会を務めた。さらに、ブロック予選終了後の決勝トーナメントからは、“ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 チームこうしきガイド+GGMM(ガンガンモンスターマスター)目指し隊!ブログ”(http://blog.jp.square-enix.com/magazine/dqmj2/)でおなじみの、ろべかしさん(写真右から2番目)もスペシャルゲストとして登場し、解説に加わったぞ。 |
●どんなチーム編成と戦術で戦うかが明暗を分ける!
地区予選は午前の部、午後の部という2部構成で行われた。それぞれの部には64名ずつのプレイヤーが参加し、ブロック予選、そして決勝トーナメントという過程を経て、各部で1名ずつ地区予選の優勝者が決定。その2名がチャンピオン大会への参加権を獲得できるという仕組み。なお、ブロック予選と決勝トーナメントでは対戦ルールが異なるが、参加者は最初に登録した6枠分のモンスター以外は使ってはいけない決まりがあるため、どちらのルールにも柔軟に対応できるチーム編成やスキル選択を求められたようだ。
<ブロック予選の対戦ルール>
・作戦はAIのみ
・最大5ラウンドで決着が付かなければ判定
・同系統モンスターの使用はOK(同種族はNG)
・モンスターの入れ換え禁止
・コマンド入力時間は15秒
・“GUEST”マーク付きのモンスターは使用禁止
<決勝トーナメントの対戦ルール>
・作戦は命令あり
・最大10ラウンドで決着が付かなければ判定
・同系統モンスターの使用はOK(同種族はNG)
・モンスターの入れ換えは1バトルにつき1回まで
・コマンド入力時間は30秒
・“GUEST”マーク付きのモンスターは使用禁止
●チーム編成の傾向と人気モンスターは?
全体的な傾向としては、Mサイズモンスター1体とSサイズモンスター1体を組み合わせたチーム編成が多かった。なかでも、目に付いた使用モンスターは以下の通り。本作のWi-Fi対戦モードのひとつ“最強マスター決定戦”でもよく見かけるモンスターたちだけに、参加者どうし、お互いの基本戦術はよく把握しているといったところだろうか。なお、下記以外にも、“大王イカ”、“エスターク”、“サージタウス”、“カンダタワイフ”といったモンスターを使っている参加者もいたぞ。
<チームによく組み込まれていたMサイズモンスター>
・最強おおにわとり
・最強ゲモン
・最強メタルカイザー
・スライダーガール
<チームによく組み込まれていたSサイズモンスター>
・最強スライムカルゴ
・最強ピピット
・最強メタルキング
・最強れんごく天馬
・最強少年レオソード
・クインガルハート
●意外なモンスターの活躍や勝敗を分けた激運など、見どころ満載の白熱バトル!
ここからは、午前の部と午後の部の決勝戦の模様をリポートしていく。どちらのバトルも見どころが盛りだくさんで、目を離せない内容となっていたぞ。
<午前の部 決勝戦ハイライト パタ選手vsひかげ選手>
◎パタ選手のチーム編成
メイン→オムド・ロレス
スタンバイ→最強メタルキング、最強ジェネラルダンテ、最強キラーパンサー
◎ひかげ選手のチーム編成
メイン→最強メタルカイザー、クインガルハート
スタンバイ→最強キラーパンサー、最強オーシャンクロー、最強少年レオソード
午前の部の決勝戦では、この両名が激突。
バトルでは、ひかげ選手の最強メタルカイザーがくり出した“魔神斬り”で、パタ選手のオムド・ロレスにいきなり999ダメージを叩き込むも、その後はオムド・ロレスの“あまい息”でクインガルハートが寝てしまうなど、攻防は一進一退。ひかげ選手がスタンバイモンスターを出せば、パタ選手もモンスターを入れ換えるといった調子だったが、そこでついに試合が動く。パタ選手の最強ジェネラルダンテと最強キラーパンサーという、“こうどう はやい”コンビによる“すてみ”戦法が功を奏し、ひかげ選手のスタンバイモンスターはつぎつぎと倒されてしまう。そしてひかげ選手の最強メタルカイザーとクインガルハートを再び戦場に引きずり出し、そのまま“すてみ”と“魔神斬り”で両モンスターを沈めたパタ選手が、見事に優勝を飾った。
<午後の部 決勝戦ハイライト ジョン選手vsジョーカー選手>
◎ジョン選手のチーム編成
メイン→スライダーガール、最強メタルキング
スタンバイ→バルボロス、最強スライダーヒーロー
◎ジョーカー選手のチーム編成
メイン→ダイヤモンドスライム、最強少年レオソード、クインガルハート
スタンバイ→最強ゲモン、JOKER
午後の部では、ジョン選手とジョーカー選手が激突。
攻撃役のスライダーガール、回復担当の最強メタルキングという編成で挑むジョン選手の戦術は、スライダーガールの特性“メガボディ 1〜3回”、“おうえん”、“いきなりテンション”、“いきなりバイキルト”がどこまで発動するかが勝敗のカギを握る、いわば運に左右されやすいチームだとも言える。一方のジョーカー選手は、ダイヤモンドスライムに"みがわり"を使わせて、相手の攻撃を封じる作戦で決戦に望む。
バトルは、意外にもあっさりと決着がついた。スカラで守備力を上げたダイヤモンドスライムが“みがわり”でチームの盾になるも、“いきなりバイキルト”が発動したスライダーガールの“魔神斬り”一発で倒されてしまう。その後も、スライダーガールの3回行動が発動しまくり、“ばくれつけん”を連発。ジョーカー選手は、スライダーガールの猛攻に抗うことができず、惜しくも敗北を喫した。
▲ジョン選手(写真左)とジョーカー選手(写真右)。世代を超えた『ドラクエ』ファンによる、アツいバトルが展開されたのだ。ところで、ジョン選手のスライダーガールの名前が“おかあさん”なのが気になる……。母は強し! |
●東京地区予選 総括
持てる知識を注ぎ込んで編成した、バラエティー豊かなチームの数々。意外な戦法で虚を突く人、意外なモンスターを効果的に活用した人……。そして、ただ強いモンスターが勝つとは限らず、勝負は時として運に左右される──。今回の大会予選は、そんな言葉が自然と思い浮かんでくるような、じつに見どころの多いバトルが多かったと感じた。
観客席から、モニターに食い入り「がんばれ!」と声援を送る子どもたち、そして真剣に考え、真剣に戦う大人たち。バトルの内容もさることながら、『DQM-J2 プロフェッショナル』は、大人も子どもも、そして性別も関係なく平等に楽しめるゲームである、ということを改めて認識させられた。東京予選、名古屋予選、大阪予選、そしてスクウェア・エニックスメンバーズ予選の勝者たちが集うチャンピオン大会の模様もリポート予定なので、東京ゲームショウの会場に行けない人は、ぜひ楽しみにしていてほしい!
メーカー | スクウェア・エニックス |
---|---|
対応機種 | ニンテンドー DS |
発売日 | 2011年3月31日発売 |
価格 | 4440円[税込] |
ジャンル | RPG / 冒険・ファンタジー |
備考 | 通信機能:DSワイヤレスプレイ対応、ニンテンドーWi-Fiコネクション対応 ゼネラル・ディレクター:堀井雄二、モンスターデザイン:鳥山 明、音楽:すぎやまこういち |
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