豊富な写真とMCでライブを再現! 詳細リポートでお届けする今井麻美2ndライブ

アニメ
2011年5月15日、東京・渋谷のShibuya O-Eastにて声優・今井麻美のセカンドソロライブが開催された。

●3時間越えのバースデーライブを完全再現!

 2011年5月15日、東京・渋谷のShibuya O-Eastにて声優・今井麻美のセカンドソロライブが開催された。2010年12月に開催されたファーストソロライブに続き、会場には多くのファンが集結。満員の観客を前に今井は全22曲、3時間を超える長丁場のライブを見事にこなし、会場を笑顔で埋め尽くすライブを作り上げた。今回は、そんなライブの詳細リポートを掲載。前回のライブリポートで好評だった、ほぼすべてのMC再現もお届けする。

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▲企業などからはもちろん、個人や有志からのスタンドフラワーもたくさん届いていた。

●01『フレーム越しの恋

 ステージ上でバンドメンバーが準備を終えると、今井の登場を待たずに演奏が始まる。そして、姿が見えないまま響き出す今井の歌声。ファンが戸惑いながらも青いサイリュームを振って声援を送る中、歌い出しのサビが終わって今井が姿を現すと、会場からは割れんばかりの歓声が! 青い制服のようなジャケットにショートパンツを合わせ、白いニーソックス&ガーターベルトというセクシーな衣装で登場した今井は、アップテンポな楽曲の雰囲気そのままに元気いっぱいに歌い踊る。2番の途中では身に着けていたメガネを観客席に投げ込むサービスを見せ、ライブのスタートにふさわしく会場を一気に盛り上げた。

●02『Strawberry 〜甘く切ない涙〜

 曲のスタートに合わせて、観客のサイリュームはピンク一色に。今井は、前回のライブ会場よりも広くなったステージを左右いっぱいに使い、ゆったりと歩きながら歌っていく。今回からバンドに加わったバイオリンの音色が曲を盛り上げる中、今井は曲の締めに満面の笑みを浮かべ、両手でハート型を作っていた。

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●MC

今井麻美(以下、今井) 皆さーん、こんばんはー。今井麻美のセカンドライブ、ようこそお越しくださいましたー! すごい! みんなの顔が近いです。というわけで、念願だった私のセカンドソロライブ、こんなにたくさんの方にお越しいただきまして、本当にありがとうございます! なんか聞いたところによると開演前からすごく皆さん並んでくださったみたいで……。ありがとー! ね? 雨女じゃなくなったでしょ? 本当にいい天気で。うれしいなと思います。ここのライブハウスは、個人的には久しぶりにステージに立たせていただくんですけれど、やっぱり皆さんの熱気がダイレクトに身体に伝わってきて、気持ちいいですねー。いやいやいや、一気に最初から私の中のかわいい曲を立て続けに……(笑)。
観客 かわいいー! かわいいよー!
今井 かわいいって言われるとちょっとなー(笑)。
観客 えーーー!
今井 聞こえない聞こえない。私、そういうの聞こえない。え、何? いまちょっと誰かさりげなく文句も入れたでしょ(笑)。
観客 セクシー!
今井 セクシー? あら、うれしい。ありがとー。
観客 回ってー!
今井 ねえねえねえ。こういうときって回るのお約束なのー?
観客 huuuuuuu!
今井 なんかお約束には反発したいお年頃なんですよね。
観客 えーーーーー!
今井 まあ、そうですよね(笑)。今日はこんなお衣装でございますよ(と言ってくるりと回る)。というわけで、一気に本当に私の中のかわいらしい曲を2曲連続で行ってしまったので、このあとが皆さんちょっと心配かもしれません(笑)。会場がありがたいことに満席になっていて、後ろの方の人も見えますか?
観客 見えるー!
今井 ありがとうございます。なのでですね、もし途中で具合が悪くなったりしたら、なるべく後ろの方、協力してあげてくださいね。
観客 はーい!
今井 じゃあ早速つぎの曲に行きたいと思うんですけど、かわいいかわいいと来たのでつぎはちょっと大人っぽい曲を。
観客 セクシー!
今井 セクシーかどうかはちょっと歌ってみないとわからないんだけど、ちょっとがんばってみるね。つぎの曲は、先ほど歌わせていただきました『フレーム越しの恋』のカップリングになっている曲です。私がやっている『SSG(今井麻美のSinger Song Gamer)』のラジオのほうにも「この曲、歌ってほしいな」なんていうリクエストがかなり来ていました。今回は通常のCDバージョンとちょっと違って、ジャズテイストを強めにした大人なミンゴスを、がんばって背伸びしてお届けしたいと思います。それでは行ってみましょうか。『夢のMAHOROBA』。

●03『夢のMAHOROBA

 ベースやピアノ、バイオリンを前面に押し出し、グッと大人っぽくなった『夢のMAHOROBA』。ゆらゆらと揺れながらリズムを取る今井は、曲調に合わせた大人っぽい声色で歌い、観客を魅了していく。

●04『Horizon

 前回は歌われなかった3rdシングル『Horizon』を、今回のライブで初披露。大人の曲からクールなロックナンバーへ雰囲気をガラリと変えると、観客も力強く青、黄色、緑のサイリュームを振って曲に勢いを与える。

●MC

今井 『夢のMAHOROBA』と『Horizon』、聴いていただきました。ありがとうございます。はやー。ちょっとお水飲むね。
観客 お水おいしいー?
今井 お水は向かいのエーピーで買ってください(笑)。はー、暑い暑い。みんな暑くないですか? 暑いよねー。そうだよね。12月のライブのときには、まだ寒かったからちょうどいいと思っても暑かった(笑)。ちなみに1回目のライブにも来てくださった方ってどれくらいいます?
観客 はーい!
今井 うわー、うれしいです。そのときチケットが取れなくて涙を飲んだという方?
観客 はーーーい!
今井 なんかいろいろすみません!(笑) いやあでも、まさか自分のソロライブがO-EASTで行えるなんて、思ったことある? 皆さん? ないよね(笑)。自分がここに立ってひとりで歌うって思ったこと? ないない。私もないない(笑)。今回は前回よりもリアルに自分のソロライブというものが想像できたので、とても楽しく準備をさせていただきました。演奏メンバーも増えまして。わーい! あのね。(メンバーを見て)いま、いないや、後でまた紹介する。どんどん規模が大きくなっていって、私の心がどんどん萎んでいくんですけど(笑)。
観客 えーーー!
今井 バカバカ。ひとりで立ってみろ? 「えー」って言えなくなるからね。なんか乗り気な人がいましたけど(笑)。今回の衣装も、お衣装さんがすごくがんばって作ってくれて。うれしいですよねー。
観客 かわいいー!
今井 でしょー? 背中とか透けてるんだぜ?
観客 huuuuu!
今井 ちなみに、なんでこれ透けているかって言ったら暑いから(笑)。大事でしょ、そういうの。本当に遠くから来てくださった方もきっといるんだよね? そうだよねー。
観客 福岡ー!
今井 福岡とかいるねー。
観客 茨城ー!
今井 茨城来ました。そんなに遠くない(笑)。福岡より遠い人?
観客 熊本!
今井 熊本来た! はい。熊本来た、熊本! セリ市か(笑)。札幌? 何? 台湾!?
観客 おおおおおお!
今井 あの台湾のイベントにも来てくれたよね。ありがとー! うれしいですねー。どよどよしてる、みんなが(笑)。どうする、私、グローバルですよ。グローバル。
観客 huuuuuu!
今井 本当に多くの方にここまで来ていただけるというだけでもうれしいです。このあともたくさんの歌を歌いたいと思いますので、心に刻んで帰っていただきたいと思います。じゃあ、つぎの曲を歌いたいと思うんですが、つぎの曲はまだライブで歌ったことのない曲です。
観客 おおお!
今井 今回3部構成になっているんですよ。気分的に(笑)。今井麻美的には3部構成になっていて、なんでかというとお衣装が3回変わるからなんですね。私の中でですよ。これはスタッフさんと打ち合わせしたわけじゃないんですけど、私の中での第1部は“がんばろうミンゴス”っていうテーマ(笑)。
観客 がんばれー!
今井 そうなんです。すでに何かがんばらなきゃいけない曲が立て続けだったので、どっちかというとわりとしっとりする曲を歌いたいと思うんです。何だと思いますか?
観客 『Aquaのキセキ』!
今井 まあ、そうね(笑)。確かに歌ったことないね。できればタイムリーな話題をみんなに振ってほしいんだな! (いろいろ曲名を挙げる観客に)あ、正解! そうです。5月の25日に発売されます、なんと驚きの私6枚目のシングルになります。ん? 予約した? ありがとう! あのジャケットも見ていただけました? ぱさー、ぱさーってやっていましたけど、ともすると山で撮っていたので「カラスか!」と言われるくらい黒かったですけど(笑)。この曲は本当に穏やかでやさしくて、こちらは新しく発売されますXbox 360版の『Ever17』のエンディングということで。『Ever17』にはすごく縁を深くさせていただいていて。初めて5pb.さんで歌を歌わせていただいたのも『Ever17』だったので、何か縁を感じざるを得ない作品なんですけれども。まだ遊んでいない方は絶対に遊んだほうがいいです。みんな持ってると思うから。ハードを(笑)。
観客 わはははは(笑)。
今井 これは勘だから(笑)。なんとなくだけど、みんなXbox 360は持ってると思う(笑)。だから、まだ遊んでいらっしゃらない方は、不朽の名作ですので遊んでみてください。まあ、遊ばないとこのエンディングがかからないということなので(笑)、よろしくお願いいたします。CDがまだ発売されていないんですけれども、しっとりと歌いたいと思いますので、ここで聞いて「これよかったなー」と思ったら、すでに予約をされている方もいると思いますが、お帰りに近くのCDショップたくさんございますので(笑)。何だったら秋葉原まで出向いていただいても……、あ、もう閉まってるね(笑)。また買って聞いていただけたらうれしいなと思います。それでは行きたいと思います。『遠雷』。

●05『遠雷

 ライブ当時は発売前だった6thシングル。豊かなパーカッション、サックスに彩られたスローバラードを、今井がしっとりと観客の心を癒すように歌い上げると、観客も静かに聴き惚れていく。

●06『It's a fine day

 『遠雷』から一転した激しいロックナンバーに、観客も一気にヒートアップ。その勢いに応えるように、今井はキレのあるダンスを交えて力強く熱唱する。

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●MC

今井 ありがとー!
観客 かっこいいー!
今井 がんばるミンゴス。あっという間に時間がどんどん過ぎて行って、まさに時空を超えていく感じがするんですけど。ここで一度お色直しに行きたいと思います。ん? 着ぐるみ? 着ぐるみはちょっと……。近くにドンキホーテあったっけ?(笑)
観客 あるよー!
今井 どうしよう。本当にスタッフが買いに走ったら着なきゃいけなくなるじゃん。万が一スタッフが買ってきたら、打ち上げでね(笑)。暑いけど着ますわ。じゃあ、お色直しに行きたいと思いますのでこの後も楽しんじゃってください。では、退散ー!

 今井が衣装を替えるあいだ、スクリーンには今井がオープニングテーマを歌い、篠崎あゆみ役で出演するPSP用ソフト『コープスパーティー ブックオブシャドウズ』のプロモーションビデオと、『遠雷』のCMが映し出される。続いて流れたのは、今井の歴代ミュージックビデオを編集した映像に、今井が事前に録音したナレーションを乗せたもの。こちらはMC同様、文章で再現してお届けする。

今井 皆さーん、ライブ楽しんでくださってますか? よかったです。ふふっ。いま、私は絶賛お着替え中なので、少しあいだをつないでおいてくれと言われました。私に(笑)。少し皆さんのお耳を拝借したいなと思っているんですけれども。今回のライブ、ファーストライブと比べていろんな経験ができたということで、いろんな準備をきちんとさせていただきました。ライブのリハとかも通しでやったりして、ホントにホントに当日までどきどきしながら自分の中でのカウントダウンを数えてきたわけなんです。いまはですね、5月14日の18時ころです。丁度1日前という感じなんですよね。この録音をしているのが。だから、1日後の私はその空間を楽しめていますか? 皆さん、どうですか? 「よかったよー」って返ってきたのを想定しながらしゃべっているんですけど(笑)。じゃあ、試しに。PVがうしろで流れていたりもしていますが、お暇でしょうから、じゃんけんでもやってみます? ちょっとやってみましょうよ。試しに。試しですよ。じゃあ行きますよー。最初はグー、じゃんけんぽんでやりますからね。いきますよー。せーの、最初はグー、じゃんけん……パー! チョキの人の勝ちー。賞品は、隣りの人に褒めてもらうです。なので、隣りの人は褒めてあげてください。「隣り、壁なんだけど?」っていう人いそうですよね。ま、いっか。えー、今井さんまだですかー? お衣装の着替えまだですかー? もうちょっとかかりそう……。そうですかー、困りましたねー。お着替えがマジックみたいにシュパーンって着替えられるといいんですけども。今日のお衣装は少しですけど、いま着てた制服っぽいものは、ちょっと着るのと脱ぐのにひと手間かかるんですねー。皆さん、凝視しました? よく見るとセクシーでドキドキしちゃいますよね。ま、自分が着たいって言ったんですけどね。慌ててるんでしょうね。そろそろできたかな? ……準備ができたみたいですよ。それでは、この後、第2部をお届けしたいと思います。第2部は少し大人っぽい感じで始めたいと思います。ぜひ皆さんもしっとりと聞いていただければ。それでは第2部、スタートでーす。

 ベージュをベースにした衣装に着替えた今井が登場。再びMCへ。

●MC

今井 というわけで着替え終わりました。うふっ。さっきのコメントは、言っていましたけど、ちょうど1日前に家のベッドの上でひとりで録音していました。……さみしっ!(笑) でもちゃんとみんなが反応してくれているのが聞こえてよかった。このお衣装なんですけど、じつは見たことある方もいるかもしれません。
観客 前のライブの!
今井 そうそうそう。前のライブのときに着ていた服のアレンジ違いバージョンなんですよ。
観客 おおおお。
今井 かわいいでしょ? 回りますよー。これじつはロングスカートで、袖にもいろいろ付いていたのがじつは最初から取れる仕様になっていました。お衣装さん、天才! こんな感じで大人な曲をこれから歌っていきたいと思います。というのもですね、いままで私が歌ってきた曲を、すべてアコースティックバージョンに変えたものを歌おうかなと思うんです。まずはどれにしようかなと思いまして。やっぱりこれは私の記念すべき作品で、その後新たに生まれ変わった作品なんですけれども。(いろいろと曲名を挙げる観客に対し)そう。何か一部間違った人もいましたけど(笑)。では、この曲から聞いていただきたいと思います。『Day by Day』。

●07『Day by Day - Bossa Nova -

 アコースティックコーナーの1曲目は、デビュー曲のアレンジ版『Day by Day - Bossa Nova -』。アルバム『COLOR SANCTUARY』に収録されたものよりも、さらに大人っぽく、それでいてかわいらしさを残した、独特の歌いかたで観客を魅了する。

●08『シャングリラ -ballad ver.-
 
 PSP用ソフト『コープスパーティー ブックオブシャドウズ』の挿入歌にもなっている同曲。激しく壮大な印象だった原曲が、アコースティックのスローなバージョンになることで、より切なさを強調した曲に生まれ変わる。なお、『シャングリラ』のイメージカラーと言えば赤だが、アレンジされたことでイントロを聞いても曲がわからなかった観客が、今井が歌い始めると同時にサイリュームを青から赤に変えるのが印象的だった。

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●MC

今井 『シャングリラ』は去年すごくたくさんいろんなところで歌わせていただいたんですけれど、新しく雰囲気が変わって。ねえ、赤いライトが映えますね。ありがとう。こんなにみんな買ってくれたの? とか言って(笑)。前回、『COLOR SANCTUARY』のライブでは青いライトを発売させていただきまして。ありがとありがと。続いて、第2弾は赤ということで。いずれ、これ何色揃うんでしょうね?(笑) いま言って気づいたんですけど、このライブ、正式タイトルが“セカンドソロライブ”っていう(笑)。後で終わるころに決めましょうかね。このライブはこういうライブだった的な。では、つぎの曲行きたいと思います。つぎの曲も私も本当に大好きな曲です。これもしっとりとアコースティックバージョンで行きたいと思います。『ほんの少しの幸せ』。

●09『ほんの少しの幸せ

 バイオリンとピアノをベースに、原曲よりもさらにスローアレンジにしたバージョン。原曲が持つ伸びやかなイメージを強め、今井のやさしそうに語りかけるような歌いかたと合わさって、より暖かなイメージを与える楽曲に仕上がっていた。

●MC

今井 本当にいま、いっしょにここにいられるのは奇跡ですよね。ふふふふ。いやー、本当にうれしかったです。やっぱり、こういう生演奏で全部弾いていただいていたわけなんですけど、音の温かみが伝わってくるなって。やっぱ素敵ですよね、演奏が。本当にひとつひとつの出会いが奇跡だなって思ったりするんです。私はこうやって必死にO-EASTのステージにひとりで歌うために立たせていただいているんですけど、私がいまここに立つまでにたくさんいろんな経験をさせていただきました。やっぱり私のバックボーンには、声優・今井麻美というものがあって、そこから初めはキャラクターソングとしていろいろ歌わせていただいて、いろんなステージに出させていただいたりして。そうこうしているうちに、小さいころから本当に歌うことが好きだったので、歌を歌うお仕事もさせていただけるこの幸せを、何て言葉で表現したらいいかって言われると、いまでもわからないんですけどね。なので、私がこれからどういう風になっていくか想像もつかないんですけれども、まあ歌もこうやって来てくださる皆さんがいる限り、そして声優としてもお仕事をいただける限り、一生懸命一生懸命がんばっていきたいと思います。今年は本当に自分にとっても転換期……と言いますか。もう皆さん、観てくださっています? いま放送しているのは、たとえば『シュタインズ・ゲート』。
観客 紅利栖ー! 助手―!
今井 (牧瀬紅莉栖の声で)誰だ助手って呼んだの! 私は助手ではない! ……今井麻美です(笑)。こうやってすぐに皆さんが言ってくれるのもすごくうれしいですし、なんだろう、今年が終わったら私はこの世の中にまだ存在しているかしらって思うくらいうれしいことがたくさんあったりします。両方の活動、それ以外にもできる限りのいろんなことにチャレンジできていったらいいなと思っています。そして、もうひとつの声優としてのお仕事として『コープスパーティー』のあゆみちゃんという役をやらせてもらっていて。『ブックオブシャドウズ』が先ほども……観た?
観客 観ましたー!
今井 また怖いよー。本当にね、台本を見て、あの作品ほどひと通り読んだあとに、何も言わずにパタンと置く作品はないですよねー。前回よりひど……あっ。
観客 わははは(笑)。
今井 間違えた。前回より怖い。でも、私だけじゃないみたいだから、みんなちょっとたいへんなことになっているらしいので、こちらも期待してほしいです。何やら昨日か、一昨日くらいにすでに発表がされていたと思いますが、先ほどもかかっていましたよね。聞きました? じつは先ほど皆さんに、私がお着替えしているあいだに聞いていただいたあの曲が、『コープスパーティー』の新オープニング。いやー、今回もすごくねー、とても難しい曲なんですよ。とか言って(笑)。でも、いただいた瞬間から「すごく好きだ」って思えた曲なので、ぜひ皆さんにもこの曲……。じつは私のほうがよく知らないんですけど。えっと、たぶん夏くらいに発売される……。いつだか知ってる? ん? もう一回言って。8月4日発売? だそうです(編注:正確には8月3日発売です)。じゃ、7枚目ってことか。いやー、ありがとうございまーす! どうしよう? 今年、ちょっとペース早くないですか?
ミャーミャー(バンドリーダーの宮下氏) 早いっすね。
今井 早いですよねー? いぇい、ミャーミャー。カッコいいよねー。今回も多くのメンバーを取り仕切ってくださって、私が右往左往しているときにいっつも「ミンゴスこっちだよ」って引っ張ってくれるやさしいリーダーでございます。
観客 huuuuu! ミャーミャー! ミャーミャー!
ミャーミャー ミャーミャー……“さん”だろ?(笑)
今井 違う違う! 「“さん”を付けろよ、このデコ助」です。もう、ミャーミャー、ちゃんと教えたのに!(笑)
ミャーミャー ごめんごめん(笑)。
今井 こんな漫才形式になってきたので、マズイよね。この感じ、マズイよね。あわあわ、あわあわ。さっきもトークが長いって怒られたんだよ(笑)。じゃあ、ひと呼吸置いてね(水を飲もうとして……)。
観客 お水おいしい?
今井 まだ飲んでない(笑)。これはハーブティーです。
観客 おしゃれー!
今井 おしゃれでしょ? 喉にいいやつを知り合いの方に教えていただいて、それをティーバッグみたいにして飲むんですけど、うっかりティーバッグを出すのを忘れたので……濃いです(笑)。でも、おいしいです。気持ちを落ち着けたところで、その新曲をやりたいと思います。緊張する! それでは行きたいと思います。『コープスパーティー』の新オープニング、『花の咲く場所』。

●10『花の咲く場所

 8月4日に7枚目のシングルとして発売される新曲をいち早くライブで公開。『シャングリラ』を思わせるクワイア(聖歌隊)から始まる同曲は、同じ『コープスパーティー』のオープニングということで、曲が持つ世界観もどこか似たものを感じさせる。抑えたAメロと激しいサビの対比が印象的なメロディーを今井が熱唱すると、新曲にも関わらず会場は大きな歓声で応えていた。

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●MC

今井 『花の咲く場所』、初めて聴いていただきましたー。素敵でしょー? 曲も歌詞も音もみんないいでしょ? もうすぐ『遠雷』が出ますけど、こちらもご予約のほうを……とか言って(笑)。
観客 はーい!
今井 『コープスパーティー ブックオブシャドウズ』ともどもよろしくお願いします。じゃあ、この後またお色直しをしようかなと。その間、さっきは私のある意味……なんて言うの?
観客 ぐだぐだ?
今井 ぐだぐだじゃない! どっちかって言うと、ベッドの上でしゃべってるんだから、セクシーな感じよ?
観客 huuuuu!
今井 ベッドの上に座って録っているんだからね。家で(笑)。この後どういう風に皆さんのお時間を過ごしていただこうかと考えたんですが、これだけのすごい演奏家の皆様がいらっしゃいますので、ちょっとカッコいいのをひとつお願いしちゃおうかななんて考えています。
ミャーミャー 任しとけ!
今井 任した!(笑) それではバンドメンバーによる演奏を聴いてください。『トルコ行進曲』!

●11『トルコ行進曲

 今井が衣装を着替えているあいだ、バンドメンバーによるジャズアレンジされた『トルコ行進曲』の演奏が行われる。サックス、エレキギター、アコースティックギター、ベース、キーボード、バイオリン、ドラムとそれぞれがソロパートで巧みな演奏を見せつけるなか、マニピュレーターのソロパートでは、突如「ミンゴスだよ〜」と今井の声が響き渡る。これは今井の音声をサンプリングしてボタンを押すだけで声が流れるようにしたもの。「ミンゴスだよ〜」の音声が流れるボタンを連射したり、音声を早回しにしたりと、予想外なソロパートに会場は大盛り上がりとなっていた。

●MC(バンドメンバー紹介)

今井 というわけで、『トルコ行進曲』聴いていただきましたー! カッコよかったねえ。でも、一部なんか変なのも聞こえたねえ。チラッ(と、マニピュレーターの方を見る)。
マニピュレーターのキッシー 「ミンゴスだよ〜」(と音声を流す)。
今井 やめてーーー! あ、そんなすぐに出せるものなんですか?
キッシー 「ミンゴスだよ〜」
今井 ありゃまー(笑)。もう恥ずかしい。やめてほしいな(笑)。せっかくカッコいい大人っぽい感じで来たのに! じゃあ、ここで素敵な演奏をしてくださったバンドメンバーを紹介したいと思いまーす。

 ここで今井は、バンドメンバーをひとりずつ紹介。ちなみに今回のバンド編成は、サックスのファイヤー、バイオリンのキシリン(紅一点)、キーボードの太郎さ(タロさ)、アコースティックギターのカズー(パズーの発音で)、マニピュレーターのキッシー、エレキギターのテンユウ、ドラムのげんちゃん(『モンハン』仲間)、そしてベースでありバンドリーダーのミャーミャーの8人。前回よりバイオリン、アコースティックギター、マニピュレーターが加わって、さらに大所帯の本格的な編成になっている。そして、バンドメンバーの紹介が終わったところで……。

今井 この後、何をしようかなと思っているんですけれども。
観客 缶蹴り!
今井 本当にする?(笑) ペットボトルしかないけど。大惨事だよ(笑)。
ミャーミャー あのさあ。
今井 何?
ミャーミャー ちょっといろいろ情報があって。明日?
観客 おおおおお!
今井 明日? 月曜?
(というところで、キーボードから『ハッピーバースデー』が流れ出す)
観客 Yeahhhhhhhh!
ミャーミャー みんなで歌おうぜ! 明日はミンゴスの誕生日だからな!

●12『ハッピーバースデー

 キーボードから流れ出した『ハッピーバースデー』に合わせて、会場から同曲の大合唱。会場中から「おめでとう!」の声援が贈られる。MCにあったとおり、このライブの翌日は今井の誕生日。ステージに上がった今井を担当するプロデューサー濱田智之氏から、大きな花束が手渡される。

今井 大きい!
濱田 バンドメンバーとスタッフ一同、全員からです。
今井 ありがとうございます! そして、歌を歌ってくださってありがとうございます! そうなんですよ。薄々勘付いていました(笑)。
観客 ええええ(笑)。
今井 セットリスト上では、このあと別の曲を歌う予定だったんですけど、そろそろかなって思って(笑)。行っていいのかな、行っちゃダメなのかなってチラチラ見ちゃいました(笑)。というわけで明日ですね。明日なんと驚きの……。
観客 23歳!
今井 バカバカ。34歳!
観客 huuuuuuu!
今井 (濱田プロデューサーとミャーミャーを指して)そこ、大人たちニヤって笑って見合うのやめてくれる?
ミャーミャー でもね、女は30からだからね。みんな、そうだよな?
観客 Yeahhhhhh!
今井 まあねー。遅咲きと言われて早何年ではございますが(笑)。でもうれしいですね。ありがとうございます! ねえ、濱田さん。ふつうこの場合、このライブのタイトルは“バースデーライブ”でよかったんじゃないですか?
濱田 その案も一回メールで投げ……た……。
今井 そうだったんですか?
観客 ええええええ!
濱田 でも返事がないから、もっと凝ったことを考えなきゃいけないのかなと思って、今日に至る。
今井 なるほどー。私のせいだったみたい(笑)。じゃあ、今日からこのライブは“今井麻美、バースデーライブ”で!
観客 huuuuuuu! おめでとー! おめでとー!
今井 正直な話を申し上げると、さっきも歌いましたけど、『ほんの少しの幸せ』って作詞、自分なんですけど。「大袈裟じゃなくて」ですよ。「ささやかでもいい」って。「ふたりで過ごす」っていうのが本当に幸せなんだよって歌ったのが、自分の中の素直な気持ちなので、こういった形で仰々しくお祝いをされると、照れるのだよ(笑)。
観客 わははは(笑)。かわいいーー!
今井 でも、これからは慣れていかないといけないんでしょうね。
濱田 慣れてください。
今井 大人ですものね。わかりました。クリスマスライブもギリギリまで恥ずかしくてイヤだったし、バースデーライブも恥ずかしかったけど、もう怖いものないよね!
観客 huuuuuu!
今井 私、この後の流れを知らないのですけど、どうしたらいいの?
濱田 曲に行ってください(笑)。
今井 あ、なるほどね。じゃあ、これ(花束)、一回後ろに持っていきましょう。
濱田 じゃあ、僕も引っ込みます。
観客 濱田さーーーん!
ミャーミャー 濱田さん、後で出ますからね。いや、この企画は本人にナイショでやっていたんですけど、なんとなく勘付かれていたんですね(笑)。みんな、ミンゴスのことは最後まで応援してくださいね。よろしくお願いします。
観客 huuuuuu!
今井 うれしいよ、本当に。ありがたやありがたや。いや、でもこのあいだ母の日だったので、カーネーションの植木を買って、部屋に置いたんですけど。
観客 えええええ?
今井 植木鉢を買って。レッドポットっていう名前に惹かれて買ったんですけど、でもその隣りにお花を活けたいと思います。……うわー、ソファーからテレビ見えなくなっちゃうな(笑)。うれしいです。じゃあ、続いての曲を皆さんにお礼にプレゼントしたいと思います。続いての曲は『COLOR SANCTUARY』。

●13『COLOR SANCTUARY

 アルバムの表題曲『COLOR SANCTUARY』。その名のとおり、観客は青、赤、黄、緑、ピンクなど色とりどりのサイリュームを振って、ステージをカラフルに染め上げる。多彩な色に照らされた今井は、持ち前の伸びやかな声で高音も力強く、勢いそのままに歌っていった。

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●MC

今井 (色とりどりのサイリュームを見て)うれしい! 『COLOR SANCTUARY』だ。やっぱり全種類揃えなきゃダメだね! はい、じゃあここで、先ほど私にお花を持ってきてくださいました、プロデューサーの濱田さんもう一度改めてご紹介させていただきたいと思います。濱田さーん。
観客 濱田さーん!
濱田 こんばんはー(なぜか軽快な曲がバンドメンバーから奏でられる)。
今井 あれ? そんなキャラでしたっけ?(笑) たぶんいまのはミャーミャーの……。
濱田 道連れだよね?(笑)
今井 世は情け的な(笑)。ということで改めて。プロデューサーの濱田さんです!
濱田 どうも濱田です。
今井 濱田さんといっしょにこういう音楽活動をさせていただけるようになってから、……何年ですか? 2、3年?
濱田 3年目に入ったんじゃないかな。
今井 お互い適当だからちょっとわからないですね(笑)。でも、始まりは『It's a fine day』とか『The Azure』とか、ここからスタートしたわけだったんですけど。本当にいろいろな経験をさせていただける、私の中では本当に名プロデューサーです。
濱田 ありがとうございます。
観客 huuuuu!
今井 濱田さんも皆さんに伝えたい感謝の気持ちとかもあると思うので、2、3分、お時間差し上げます。
濱田 そんなに!?
今井 たまには私も観客気分を味わっちゃおうかな。
濱田 なかなか無茶ぶりするよね。
ミャーミャー じゃあ、こっち来てもらってね。
今井 ふたりでどうぞ。
濱田 いっしょに話して。
ミャーミャー ふたり!?(笑)
濱田 本当に正直な話、みんながこれだけ来てくれるからこそ、これだけのメンバーを揃えてこういうところでライブもできて、本当にありがたいことだと思っています。
ミャーミャー 濱田さんとはじつは古いお友達で。
濱田 20年以上前だよね。
ミャーミャー そうだね。20年来のお友達なんですけど、それで麻美ちゃんのお仕事を。
濱田 ライブのメンバーを考えたときにパッと、「ミャーミャーしかない!」と思ったの。
観客 おおおおお!
ミャーミャー ありがとー!
濱田 すごい人たちの演奏をしたり、レコーディングしたりしていますからね。
ミャーミャー そうですね。呼んでいただいて、そのご縁で皆さんと。
濱田 なんかここで褒め合っても微妙だよね。
(ごそごそとドラムのほうに向かい、ドンドンとドラムを叩く今井)
濱田 ミンゴス! ドラムに転向するんですか?
今井 ちょっと始めてみようかなと思って(と言いながら、シンバルやバスドラムを叩く)。
観客 huuuuuu!
ミャーミャー はい。じゃあ戻ろうか。
今井 ちょっとやりたかっただけです(笑)。そうなんですよね。出会いって本当に大事だなって思うんです。今日もミャーミャーもそうですし、もちろん濱田さんもそうですし、このバンドメンバーも、今日隣りとか後ろとかにいてくださってるスタッフさんもそうですし、皆さんももちろんですし、そしておそらく2階席の大半を占めているお仕事関係のお知り合いだったりとか。本当に多くの方に支えられて、私がいまここにいるんだなって改めて感じます。なんか自分がライブをやるようになって、誰か来てくれるのかしらーっていう思いがずっとあって。逆にそんな風に思うことが失礼だなってくらい多くの方に来ていただいて。これも何かの縁ですよね。
濱田 縁ですね。人の縁は大事にしないとダメですね。
今井 そうですね。ですので、縁を最初につなげられた曲というか。こちらを濱田さんを交えて……。
濱田 すみません、ヘタッピですけど。
今井 何、ハードル下げようとするんですか(笑)。
濱田 いや、ちょっと(笑)。
今井 みんな薄々、なんであそこにギターが一個だけあるのかなって思ってたでしょ? そう。じゃあ、濱田さんを交えてどの曲にしようかといろいろ悩んだんですけれども、やっぱり最初に、先ほどもちょっと言いましたけど『EVER17』で『It's a fineday』と、そしてもう一曲、この2曲からスタートしたんですよね。私のこの5pb.での歌活動。……カッコいい言いかたできなかった(笑)。何かもうちょっとないかね? あとで考えよう(笑)。ピシッと決められる言いかたがあればいいんですけど。作曲も濱田さんがされているということで、作曲をしているなら弾けるだろうと(笑)。
観客 huuuuu!
今井 今日はピックは忘れていませんか? あ、大丈夫? いっつも忘れて、いっつもカズーから奪うっていう。やさしいから、カズー、大事そうなサインの入ったピックを渡してたよね。というわけで、濱田さん心の準備はよろしいですか? 多分? 本当? 不安にさせるようなこと言うのやめてくださいよ(笑)。大丈夫? 最初に濱田さんの曲で活動を始めました。なので、この曲を歌いたいと思います。『The Azure』。

●14『The Azure 〜碧の記憶〜

 濱田プロデューサーをギターに迎えて歌う『The Azure』。歌声に感情を乗せて力強く歌う今井に対し、観客は曲のタイトルを現すようにサイリュームで会場を青く染め上げていく。

2nd27

今井 『The Azure』聴いていただきました。そして濱田さんでしたー。ありがとうございまーす。みんな、拍手ー! いやいやいや、濱田さんハードル下げて大丈夫でした? それとも、もっと大きく出ておいたほうがよかった?
濱田 ハードル下げたおかげでリラックスして弾けました。
今井 よかった(笑)。そういうのって大事ですよね。
濱田 意外とプレッシャーに弱いからね(笑)。
今井 本当にありがとうございましたー。(濱田さんは)けっこう器用でいろんな楽器を弾けたり、演奏できたりするんですけど、以前私が別のライブに出させていただいたときに、急にベースの方が弾けなくなってしまう状況で、「じゃあ僕、急ですが弾きまーす」とか言って弾いてくださって。
観客 おおおおお!
今井 プロデューサー兼作曲家兼演奏家兼? ……ん?(笑) みたいなことをたくさんこなしてくださっていて、ありがたいなと思います。このあとは、後半ということで残った曲たくさんあるので歌いたいと思います。つぎは、なんだったっけ?
観客 えええええ!
今井 あ、そうだ。はわはわはわ。つぎの曲はですね。なんとこちらも新曲です。さっきお客さんのライトがバーッと点いたときに、この曲の関係者のお顔が見えて、私もちょっとプレッシャーを感じてしまったので、ハードルを下げたいと思うんだけど(笑)。これももちろん初披露になるんですが、こちらは『遠雷』のカップリングになっております曲なんです。さあ、何のゲームかみんなわかるかな?
観客 『白衣性』(『白衣性恋愛症候群』のこと)!
今井 正解! さすが……(観客のサイリュームの色を見て)、あ、ちゃんともう白を用意している人がいてビックリした。歌わなかったらどうするんだろう……(笑)。こちらもゲームのオープニングということでありがたいお話をいただいて、感謝感激でございます。こちらの曲も(2011年)5月25日に発売されますので、今日聴いて「いいな」と思ったら、ぜひたくさん聴くためにも買っていただけたらうれしいなと思います。ちょっと気持ちを落ち着けて……。うんうん。それでは、つぎの曲は『想いの羽根 〜Angelic White〜』。

●15『想いの羽根 〜Angelic White〜

 6枚目のシングル『遠雷』のカップリング曲として収録されている同曲。ライブ初披露でありながら、爽やかなメロディーのナンバーを、今井が楽しげにのびのびと歌い上げると、観客は白いサイリュームを振りながらもじっくりと聴き入っていた。

●16『Aquaのキセキ

 『Aquaのキセキ』はライブでは初披露。今井は、イントロから観客といっしょに元気いっぱいに拳を振り上げると、その勢いのままかわいく元気に歌を熱唱。間奏のギターソロでは、笑顔を交えてギターを弾くフリをするエアギターを見せるなど、ライブ中盤とは思えない動きで観客を盛り上げる。

●17『蒼穹ノ月 〜Crystal Moon〜

 『Aquaのキセキ』から一転、しっとりとした大人の雰囲気で歌うバラード曲。緩やかな雰囲気で歌いつつも、サビの部分では強く伸びやかな歌声を響かせ、多くの観客を魅了していく。

●MC

今井 3曲続けて聴いていただきました。ということで、本当あっという間なんですけど、もうすぐ……。
観客 えええええええ!
今井 終わりの時間が来てるんですよ。あと2曲歌おうと思っているんですけど。
観客 あと2時間!
今井 あと2時間? 終電なくなっちゃうよ、みんな(笑)。でも、つぎの曲はね、自分の中でもすごく不思議な曲になりました。というのも、これもまた初披露ではあるんですけど。
観客 おおおお!
今井 皆さんお待たせしてしまっているんですけど、私のラジオ『今井麻美のSSG』は聴いてくださっていますか?
観客 はーい!
今井 ありがとうございます。『SSG』も本当にいいスタッフに恵まれて、いろんな企画、そしてなんと驚きの100回、放送上では109回かな。そこまで放送させてもらっていて、そんなに長く続くなんて、本当にありがたいことなんですけど、その『SSG』では、いろんな企画をいつもやらせていただいていて、私が傷心になったり、私が私じゃない先生を呼んだりとか(笑)。楽しいことをとにかくやっていこうという番組でずっとやらせていただいているんですが、じつは1月の真ん中あたりにスタッフといっしょに、まあ知っている人も多いと思いますけど、突然沖縄に行ってみた(笑)。
観客 わはははは(笑)。
今井 すっごい楽しかったんですけど、お仕事だったのを忘れて、気心の知れた仲間で楽しく楽しく撮影をしてきたのが、6月発売かな。なので、まだ皆さんのお手元には届いていないと思うんですが、その中にいつものごとく、シンガーソングゲーマーのシンガーの部分とか……、ソングは違うか(笑)。でも、その部分を強調した“ミュージック・パズル”というコーナーで生まれた、みんなに投票してもらって作っている曲がありまして。じつはこの曲はラジオでもちょっと言ったことがあるかもしれませんが、3月11日。本当に多くの災害があり、いまでも夢だったらいいのになと思ったり、お手紙を皆さんからいただく中で、ご本人ではなかったんですけれども、ご家族だったりお友だちだったりが命を落としてしまったというご報告を受けたりしまして。自然災害だからしかたがない部分はあると思うのですが、とてもとても辛い思いをした方が日本中にいまでもたくさんいらっしゃって。私は東京にいたんですけど、東京も本当に大きく揺れて、あの日以来、どこか日常じゃない毎日が続いているなぁなんて思うんです。この曲は、震災の前日にできあがった曲なんです。初めは沖縄の音楽風のメロディーなどを使って沖縄をテーマにした曲にしようと思っていました。この曲の歌詞は自分で書いたんですが、たぶん30分かからなかったくらいの勢いで、気が付けばササササッと書けてしまって。ふつうこういう感じの内容にしようと思い描きながらいつも作詞をしているんですが、そのときは思ってもいなかった言葉がどんどん出てきたんですよ。初めは初恋の話にしようと思っていたの。だから、社会にも出ていない若い男女が出会ったんだけれども、その後何かしらの理由がいろいろあって離れ離れで暮らさなきゃいけなくなった。だから、その恋はひょっとしたら実らないかもしれないし、意志の強さで実るかもしれないねっていう歌のつもりで作ったんですけど、あの大きな揺れがあった後にできあがった曲を聴いたときにね、その思いとは違う場所にはあったんですけれども、思いも寄らぬことで離れ離れに暮らさなきゃいけない人がたくさん生まれたっていう、この現実を受け止めることに、すごく時間が掛かりました。きっとここにいる皆さんもそういう方は多かったと思うんですよね。実際に被害に遭われた方もいらっしゃったと思いますし、「それでも行きます!」と言ってくださった方もいて。逆に私のほうが勇気づけられましたね。本当に不思議な縁で生まれてきた歌だなあって思って。この曲のことをいろんな人に当てはめて考えると、本当に辛くなる気持ちがあって、ひょっとしたら辛すぎる人もいるかもしれないと思って、この曲発表しちゃっていいのかななんて思ったこともありました。でも、すごく……自分でも……なんだろうな。きっと、この出来事は一生忘れられないと思うんですよね。どんなことがあっても、頭のどこかにつねに忘れないことだろうと思うんです。その想いを絶対に忘れたくないなと思って、みんなにも聴いてほしいなと思いました。今回、このライブは震災があって開催できるかどうかわからない状況だったので、こうやって無事に開催させていただいていることを感謝しています。売上の一部を、皆さんにはご協力をしていただく形になってしまったんですけれども、一部を寄付させていただく形を取らせていただきました。あと物販でチャリティーのポストカードを販売させていただいたんですが、購入してくださった方はいらっしゃいますかね? (手を挙げる大勢の観客を見て)ありがとうございます。あれね、1000枚用意したので、1000枚手書きでサインしたんですよ(笑)。もう昨日と今日で本当に浪人生のときを思い出した。でも、明日までに1000枚書き終えるぞーって思って。なので、ひょっとしたらお手元にいっているものが、一部ですね、「これは何て読むのかな?」って思うものがあるかもしれませんけど(笑)、“一緒”という言葉とサインを添えて販売させていただきました。こちらは売上全額を日本赤十字社を通じて寄付をさせていただきたいと思っていましたので、参加してくださって本当にありがとうございます。
観客 (全体からの拍手)
今井 正直ね、みんなと同じ気持ちなんですよ。あんまり自分の立場というのを理解できていなくて。私の旗のもとに皆さんが集っていただいて、チャリティー活動をするっていうことが生まれて初めての経験だったので、正直戸惑いがまだあったんですよね。私はそういうことに参加したいし、個人的にもいろいろ募金とかをさせていただいているけど、私の名を通じて集まってきてくださっている方にそういうことをお願いしてもいいのだろうかという思いがあったんです。でも、本当にこういった形で多くの方にご協力していただけると、私もこれからも絶対に忘れないでいたいと思えるし、早く私の大好きだった岩手の海岸沿いが早く……元に戻るのは難しいかもしれないですけど、早く戻ったところを見てみたいと思います。ほかの県もまだ行ったことのないところがたくさんあるので、少し落ち着いたら私も絶対に行きたいなと思います。なので、そちらのほうから来てくださった方もいると思うので、そのときはまた沖縄のときのように急に呼び出しがかかるかもしれません(笑)。「ここでいまから収録やるよ。集合!」って、「10時過ぎてますけど?」みたいなことをやるかもしれませんので、そのときにはぜひご協力をしていただければと思います。長々と思いを語ってしまったんですけれども、その曲を聴いていただきたいと思います。『海と空と君と』。

●18『海と空と君と

 (2011年)6月15日に発売される『今井麻美のSinger Song Gamer Okinawa Stage』に収録されるスローバラード。琉球音楽風というテーマのとおり、三線や波の音が響く情緒たっぷりの曲になっている。ライブで初披露となった同曲だが、今井が感情を込めて力強く歌い上げると、曲の終わり際に会場中から自然と大きく、そして長い拍手が贈られていた。

●MC

今井 ありがとうございます。ぜひこの曲も来月出ますので、いっぱい聴いてください。というわけで、あっという間なんですけども。
観客 えええええええええ!
今井 最後の曲になってしまいます! 最後の曲、さりげなく「みんな覚えてきてね?」とか言ってたからなんとなく想像つくかな?
観客 わかんなーい!
今井 うそー! 最後ってことは、また会おうね。また会えるねって約束する曲を歌って、今日のセカンドライブから、つぎ……。違う、名前が変わったんだ。なんだっけ? そうそう。“今井麻美(34)バースデーライブ”(笑)。34歳はカッコをつけておいてね。とか言って(笑)。2回目から、つぎ3回目どんな形になるか予定も立っていませんが、そのときにいまここにいる皆さんとまた会えたらうれしいし、また多くの方と会えたらうれしいなと思っているので、また会える曲を歌いたいと思います。そのときに確かな絆をここに残して、みんなといっしょにお別れしたいと思います。それでは、この曲みんなで、歌える方は歌ってください。ノれる方はノっちゃってください。『SPRAKLE』!

●19『SPARKLE

 オレンジに彩られたステージで明るく元気に最後の曲を歌う今井。観客はオレンジのサイリュームを振りながら、ある人は手を横に振り、ある人はともに歌い、楽曲を盛り上げる。それに合わせて今井も一部の歌詞を観客に歌わせたりと、一体感のあるステージを作り上げていく。「皆さん、本当にありがとうございました!」とお礼を言った今井は、楽曲の最後に手を振りながらステージを左右へと走り回り、曲を締めるジャンプをする……と思いきや、急にステージに座るフェイクを挟み、会場からのミンゴスコールを受ける中で、改めてジャンプ! 最後の曲を締めた。

2nd03

●アンコール

 アンコールのくり返しから、ミンゴスコールへと変わり、さらには“ミンゴス最高!”コールへと変わったところで、ステージに明かりが灯る。まずはバンドリーダーのミャーミャーが現れ、ひとりひとりバンドメンバーを呼び込んでいく。そして、ライブ冒頭と同じように今井が登場しないまま、曲のイントロが流れ出す。

●20『Heavenly Sky

 曲に合わせて登場した今井は、ライブTシャツにアレンジを施した衣装で登場。疾走感溢れる楽曲の勢いそのままに『Heavenly Sky』を熱唱する。バンドメンバーのファイヤー(サックス)、キシリン(バイオリン)が、観客とともにジャンピングをしてさらに盛り上げると、その姿を見た今井もうれしそうにジャンピング。アンコール1曲目ながら、これまで以上の盛り上がりを作り上げて会場を盛り上げた。

●MC

今井 はい! というわけでアンコール呼ばれてきましたー。ミンゴスでーす!
観客 huuuuuuu!
今井 いつもこういうライブに出たり見に行ったりすると思うんです。いままでと違う曲を歌うなら、アンコール準備してたんじゃーんみたいな。準備してました(笑)。というわけで、『Heavenly Sky』聴いていただきました。いやいや、これ盛り上がるね。
観客 カッコいいよー!
今井 アンコールの曲、何曲くらい用意しようかと思ったんですけども、あと私が持っている持ち歌が何曲あるかな? (バンドメンバーを見て)あはははは(笑)。いま、一瞬みんなが「えっ?」って顔した(笑)。「練習していないのあるよ」ってね。今回『Heavenly Sky』を歌ったんですが、これは去年発売されたアルバムの新曲として入っていた曲でした。そして、もう一曲入っていたのありましたね。
観客 『満天星』!
今井 ピンポンピンポンピンポーン。その『満天星』を歌おうかなと思うんですが、この曲、なぜかスタッフのあいだで“まんてんせい”って呼ばれていて。なんでか突っ込めなくて、そのまま“まんてんせい”、“まんてんせい”って受け入れている自分がいたんだけど、元凶はどこなの(とバンドメンバーを見て)、どの辺? キシリーン……。あははは(笑)。でも、素敵に弾いてくださるから。
観客 huuuuuu!
今井 では、今度はちょっと落ち着いた気持ちで第2弾行きたいと思います。『満天星』。

●21『満天星

 バイオリンの音色が強く響くバラード曲。『Heavenly Sky』からガラリと雰囲気を変え、情緒たっぷりに歌っていく。

●MC

今井 ありがとうございます。今年は本当に自然の強さを思い知る年でもありましたが、自然のありがたみを感じられる年にもなっていると思います。ちょっと疲れちゃったときには空を見上げてみると、いっぱいの星が背中を押してくれるんじゃないかなと思うので、私も東京の空ですが、空を見上げていきたいです。というわけで、ホントにホントにホントにホントにホントにホントにホントにあっという間でしたが!
観客 えええええええ!
今井 そりゃあ、私だっていろんなものが許すなら最後まで歌いたいさ(笑)。……ですが、最後なんで「ええー」と言わずに「うおお!」と盛り上がっていただけると(笑)。
観客 うおおおおおお!
今井 ありがとー! というわけで、最後の曲は何にしようかとホントにホントにホントに悩んだんですけれども、やっぱりここはいろいろ歌っては来ましたけど……。(曲名を言う観客に反応して)そうそう。なんで、みんなわかるかな。赤いライトを出すがいいさ。
観客 Yeahhhhh!
今井 そう、今日販売をしたのはこのためだ! 買ってくれたみんなありがとう! 買えなかったみんな、心は受け取ったよ。というわけで、最後になります『シャングリラ』をお届けして、今日はこれにてお開きにさせていただきたいと思います。皆さん、今日は1日お付き合いいただき、本当にありがとうございました!
観客 huuuuu! ミンゴス好きだーーーー!
今井 俺も大好きだ!(笑) というわけで、みんな心の準備はよろしいですか?
観客 Yeahhhh!
今井 (バンドメンバーに向かって)みんな心の準備はよろしいですか? それでは最後! 行きましょう、『シャングリラ』。

●22『シャングリラ

 長時間のライブを締める最後の曲は、今井の代表曲『シャングリラ』。観客のサイリュームが放つ赤い光で包まれた会場で、今井はクールに、でも力強い声で同曲を熱唱。曲の途中でしゃがんで歌い出すなど、曲のイメージを最大限に引き出すように歌う中、最後はライブへの想いを示すような満面の笑みを浮かべながら「ありがとうございました!」の声で曲を締めくくる。

●MC

今井 はーーー。というわけで、スタッフ前へ前へー。濱田さんも濱田さんもー。はーー。というわけで、このメンバーで、そして後ろにも向こうにももっとたくさんいるんですけども、多くのスタッフの方に支えられて、今日のステージ最後まで乗り切ることができました。これもひとえにスタッフさんと、今日来てくださった皆さんのおかげです。ありがとうございます! それでは感謝の気持ちを込めて、みんなでお礼を言いましょう。(マイクを使わずに)それでは、皆さんありがとうございましたー!

 会場全体へ手を振りながら、小走りでステージの端から端へと笑顔を振りまいた今井は、「また会いましょう! ありがとうございました!」と、最後のお礼の言葉を放つ。そんな今井を労うように、会場中から大きな大きな拍手が贈られ、ライブは幕を閉じた。

 全22曲で合計3時間以上。ソロのライブとしてはかなりの長時間に及ぶライブだったが、ライブが終わったあとも満員の会場の熱気は冷めず、声援も止むことがなかった。長時間のパフォーマンスを見事に、そして堂々とした姿でこなした今井。セカンドライブは、まさにバースデーライブの名の通り、新たな成長を見せる第一歩と言える内容だっただろう。ぜひとも今後行われる……と思われる、セカンドアルバムの発売、そしてサードライブの開催を見守っていきたい。

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■今井麻美(34)バースデーライブセットリスト
01 フレーム越しの恋
02 Strawberry 〜甘く切ない涙〜
03 夢のMAHOROBA
04 Horizon
05 遠雷
06 It's a fine day
07 Day by Day - Bossa Nova -
08 シャングリラ -ballad ver.
09 ほんの少しの幸せ
10 花の咲く場所
11 トルコ行進曲
12 ハッピーバースデー
13 COLOR SANCTUARY
14 The Azure 〜碧の記憶〜
15 想いの羽根 〜Angelic White〜
16 Aquaのキセキ
17 蒼穹ノ月 〜Crystal Moon〜
18 海と空と君と
19 SPARKLE

【アンコール】
20 Heavenly Sky
21 満天星
22 シャングリラ

■【おまけ】リハーサル中の様子をちょっとだけお届け

2nd17
2nd18

■ライター名
取材・原稿:世界三大三代川
Photo:Daisuke Komori

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