『HOMEFRONT(ホームフロント)』マルチプレイ体験会リポート
ゲーム Xbox 360 プレイステーション3 PC●ひと足先に多人数プレイ!
2011年3月29日、東京都渋谷区のシダックスホールで、スパイクが新作ミリタリーFPS(一人称視点シューティング)『HOMEFRONT』のマルチプレイ体験会をプレス向けに開催した。
体験会では、ローカライズプロデューサーの赤石沢賢氏が本作を解説。本作の舞台は2027年、北朝鮮を母体とする大朝鮮連邦がアメリカを占領した時代。シングルプレイではレジスタンスとなってアメリカ奪還を目指す戦いに臨むのだが、マルチプレイでは米軍とKPA(朝鮮人民軍)にわかれ、最大32人の大規模戦闘が楽しめる。マルチプレイの鍵となる“バトルポイント”システムなど、その概要についてはファミ通.comの特設サイトでも紹介しているので、そちらもぜひ参照してみてほしい。
体験会ではレベル75のアカウントが用意され、レベルが上がるにつれて解除されるスキルや兵装がすべてアンロックされた状態でプレイすることができた。どんな武器を使うか、戦闘中に獲得したバトルポイントでどんな兵装を追加購入するかといったことは、戦闘前にあらかじめ複数設定しておくことができる。
スキルには、リロード動作が早くなるものや、倒した敵から弾を回収できるもの、爆発の範囲が広がるものなどが用意されている。同様に、ビークル(搭乗兵器)にもスキルがあり、EMP(電磁パルス)攻撃への耐久力や、攻撃力の強化などがあった。それぞれのスキルにはポイントがついており、レベルに応じて増えるポイント内で自由に組み合わせ可能だ。
基本のルールはグラウンドコントロールとチームデスマッチ。後者はとにかく多くの敵を倒していくFPSの基本的なルール。グラウンドコントロールはフィールド内の2〜3カ所の拠点を占拠してポイントを稼ぎ、一定レベルに達するとラウンド勝利。2ラウンド先取で最終的な勝利をおさめることができる。
そしてこれらに追加するルールとしてバトルコマンダーがある。これは活躍しているプレイヤーが“優先脅威”として認定され、一部の敵プレイヤーにおおよその場所が開示されてしまう。優先脅威を倒せば高ポイントを得られるために敵が殺到するが、それさえもくぐり抜けて活躍すると脅威レベルがあがり、さらに多くの敵に位置情報が開示される一方で攻撃力や防御力のパワーアップが受けられるのがミソとなっている。
●脅威でのプレイは激アツ
体験プレイはいくつかのマップを使ってひと通りのルールで行われた。マップによる特徴の違いは大きく、グラウンドコントロールの拠点の数が違ったり、ビークルが登場しないマップもあった。また、拠点が建物のなかにあるか屋外かというのもかなりの違いだ。というのも、屋外の拠点ならば、バトルポイントを使って“ヘルファイア”を購入することで、空中からミサイル攻撃で急襲するということもできるからだ。
なかでもおもしろかったのは、やはりバトルコマンダーを使ったもの。脅威に指定されると敵がどんどんやってくるので、気を抜けない。しかし、脅威の場所が敵プレイヤーにバレるとはいえ、大体の位置しか表示されないのを逆手に取ったトラップを仕掛けてみるとか、脅威プレイヤーをエサとしつつ仲間が倒すといった連携も可能。逆に、敵チームの脅威プレイヤーが大活躍していても、それはそれで賑やかで楽しい。「誰か止めろよあの戦車!」と絶叫するも戦況変わらず、泣く泣くヘリを購入しようと貯めていたバトルポイントを切り崩してロケットランチャーを買うハメになったり、脅威プレイヤーに気を取られているスキに別の敵プレイヤーが活躍し、ヘリを投入されて「うわぁ……」と絶句するハメになったりもするのである。
今回は各メディアの即席混成軍でのプレイで、ボイスチャットもなく、チームワークと呼べるようなものはほとんどなかったが、友達とクラン(チーム)を組んで戦えば、グラウンドコントロールの攻防も一段と戦略性が高まりおもしろくなりそうだ。本作はプレイステーション3とXbox 360を対象に4月14日発売予定。
(C) 2011 THQ Inc. Developed by Kaos Studios. THQ, Kaos Studios, Homefront and their respective logos are trademarks and/or registered trademarks of THQ Inc.
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