【ロンドン取材記】ダーウィンが生きた場所では、今も進化論争が!?

 本作の舞台である、イギリスの首都ロンドン。そこには2015年の現在でも、ヴィクトリア朝の息遣いが感じられる場所が無数に存在している。ということで、本作担当編集の藤川Qが現地取材を敢行。実際に歩いて発見した、ヴィクトリアン・スポットをご紹介します。今回は、かのチャールズ・ダーウィンが生きた場所を示す看板をご紹介!

公開日時:2015-10-25 08:00:00

ダーウィンが死ぬまで過ごしたUCL

 昨日の記事でご紹介した、ロンドンの大作家ディケンズ。彼は取材のためなら、街を日に何キロも歩き回るなどあたりまえだったとか。今回取材を担当した藤川Qも、そんなディケンズを気取って市内をやたらと歩き回ってみたところ……建物の壁などに掛けられた青いプレートを発見。
 じつはこれ、“ブルー・プラーク(青い銘板)”なる、ロンドンに生きた偉人たちが、当時実際に暮らしていた場所や、死んだ場所などを示すもの。市内には、本作に登場する偉人たちの銘板も残っていました。

 有名な大英博物館の近くにある、ユニヴァーサル・カレッジ・ロンドン(UCL)。その広大なキャンパス内を血眼になって捜したところ、外壁近くでダーウィンのブルー・プラークを発見。しかも大学の、ダーウィンが生きて研究を重ねていた場所は、そのまま彼の名を冠する研究棟になっていました。

(ちなみに、ここはグラハム・ベルも学んでいた場所でもあります。進化論と電話という偉業を育んだこの学び舎は、本作にゆかりの深い大学かもしれません)。

CharlesDarwin

 有名な大英博物館の近くにある、ユニヴァーサル・カレッジ・ロンドン(UCL)。その広大なキャンパス内を血眼になって捜したところ、外壁近くでダーウィンのブルー・プラークを発見。

 しかも大学の、ダーウィンが生きて研究を重ねていた場所は、そのまま彼の名を冠する研究棟になっていました。

 ちなみに、ここはグラハム・ベルも学んでいた場所でもあります。進化論と電話という偉業を育んだこの学び舎は、本作にゆかりの深い大学かもしれません。

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 ダーウィンのブルー・プラークには、暮らした家がかつてここにあったと記されています。また、すぐ近くにはダーウィンの研究棟が。研究展示や、胸像が飾られていました。

進化論の物議は、現在も健在

 ちなみに、こちらが荘厳なUCLの建物。大学というより、むしろギリシャ神殿か! と思うような建築様式です。

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 ダーウィンと言えば、“進化論”を提唱したことでも有名です。そのことで、彼は神が人間を作ったとするキリスト教徒たちと、激しく対立することになりました。

 ちょうどダーウィンのブルー・プラークを取材していたとき、ふと道路の向こうに目をやると……なんと、“わたしたちはキリストを信じます”とのメッセージを掲げた、キリスト教徒の施設がありました。
 
 道路を挟んで、戦いが行われているかのようなこの構図は、それこそ本作で新たに追加された“組織を率いての、縄張り争い”の遊びかのような……!?

とにもかくにも、彼が19世紀に提唱したこの進化に関する議論は、2015年語の今でも健在のようです。


それではまた次回、" Join The Family ! "

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