CONSCRIPT(Xbox Series X)のレビュー・評価・感想情報
第一次大戦の激戦地という舞台設定と、迷路のように入り組んだ塹壕を巡りながら進める探索が、サバイバルホラーの定番システムに独自の雰囲気をプラス。限られた銃弾や電池、同時所持できるアイテムの少なさが、否応なく緊張感を高める。難度自体は高めだが、2D見下ろしベースのフィールドによる視野の広さ、そして難度カスタマイズによって、幅広い腕前の人が“手応え”を感じられる作りに。
週刊ファミ通1861号より
第一次世界大戦を題材にしたサバイバルホラーというのが一風変わっているし、入り組んだ塹壕の中を探索しながら戦うのもおもしろい。エリアの切り換えで仕切り直しができたり、敵が少し間抜けに思えるところもあるけど、限られた物資をムダにしないように立ち回るのは緊張感が味わえる。銃器の使い勝手があまりよくないことや面倒に感じる部分など、気になる点はあるものの、没頭して遊べます。
週刊ファミ通1861号より
あけすけに言ってしまうと、ビックリするほど『バイオハザード』なので、ホラーかと思いきや、硬派でリアルな戦争ものでした。物資不足で不衛生極まりない地獄のような環境や、生き延びるために襲い・襲われる命のやり取りの描写は、ゾンビよりよっぽど恐ろしい。弾は1発もムダにできず、入り組んだ塹壕に迷い、緊張感から解放されることのない絶望が延々と続き、メンタルをやられてしまいました。
週刊ファミ通1861号より
限られたリソースをやりくりしつつのヒリついたサバイバル……かと思いきや、敵はひたすらグイグイくるわ、こちらの武器は貧弱だわで、戦闘は総じてドタバタ気味。それでいてつねに爽快感なく決着がつくあたり、戦争は非情です。視認性も情報量もイマイチなだだっ広いフィールドを徒歩で何往復もすることになるゲーム展開は焦れますが、それだけに、状況の変化を発見したときの喜びはひとしおです。
週刊ファミ通1861号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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