Echo Generation(エコー・ジェネレーション)(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
アメリカの田舎町が舞台の少年たちの冒険は、ブロックで描かれたキャラや建物などの温もりを感じるグラフィックも含めて、どこか『MOTHER』テイスト。カメラアングルや音の演出が映画的で、ノスタルジーとホラーの両方を感じさせる作りに。RPGとしてのバトル回数自体は少ないが、くり出す技ごとに異なる入力アクション、物語を進めるにつれスケールが大きくなる敵が、バトルと冒険のスパイスに。
週刊ファミ通1859号より
かわいらしいボクセルのグラフィックで描かれる1990年代の田舎町の空気感が魅力的。子どもたちが冒険するコミカルなテイストと、ミステリアスな事件を追う不穏なムードとのコントラストが際立つストーリーもいいね。これをもらうにはあれが必要と、やたらとあちこちでアイテムを要求されるのは少々ややこしさを覚えるけど、キーアイテムの獲得によって行動範囲が広がっていく作りに心が弾む。
週刊ファミ通1859号より
少年少女+ペットらによる、オトナにナイショの冒険は、どこかファミコンの名作『MOTEHR』にも似た不思議な空気感。RPGとしてはお使いが延々と続きますが、リスト化された小目標をひとつずつ解決していく達成感がなかなかよいです。バランス的に楽勝になりにくく、リアルタイム性もあって気の抜けない戦闘は、効率のいい勝ちかたを考えさせられ、飽きません。ひずんだ音が耳に残るサウンドも印象的。
週刊ファミ通1859号より
心霊、UFO、発明……少年少女の好奇心をくすぐる要素満載の物語世界が魅力的。わらしべ長者スタイルのお使いクエストのくり返しも、これ見よがしに配置されたエモいロケーションのおかげで、ひと夏の冒険の1ページ然とします。戦闘パートの各アクションコマンドの“不意打ちっぷり”は、なかなかに卑怯。とはいえ総合的な難度は理不尽ではなく、各自のプレイスタイルでRPGの醍醐味を味わえます。
週刊ファミ通1859号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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