ゾンビ・オブ・ザ・ドット(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
RPGの形式ではありますが、物語を重視していてアドベンチャーゲーム的な手触りを強く感じました。『ウォーキング・デッド』など有名作品のオマージュが色濃く反映されていて“ゾンビもの”あるあるの宝庫。気軽に楽しめるボリューム感で、この手の話が好きならニヤニヤが止まらなくなるかも。大量の敵が距離を詰めてくる戦闘が雰囲気を出していて、限りある弾でのやりくりも緊張感がありますね。
週刊ファミ通1804号より
ゾンビ映画やサバイバルホラーのエッセンスが、ドット絵のRPGにうまく落とし込まれている。戦闘では距離の概念があって、じわじわ迫って来るゾンビにどうやって対処するかの戦略性が味わえるのがいい。難易度はノーマルだとぬるめで、バトルが少々退屈に思えるものの、ハード以上を選択すると、ゾンビの厄介さが感じられ、危機感のあるストーリーにマッチしたプレイ感になります。
週刊ファミ通1804号より
ターンごとにゾンビが迫り来るバトルがいかにもゾンビものらしくていい。接近を防ぎつつ、銃弾などの資源を節約するためにスキルを駆使したりと工夫のしどころがあります。ただ、少々長丁場になりがちなので、倍速機能はもう1段階ほど速くできればよかったな。武器のソート機能もあれば。ドット絵ゆえかあまり怖くはないけれど、ストーリーやロケーションはゾンビ作品のお約束を押さえてありますね。
週刊ファミ通1804号より
人間どうしの対立や仲間のソンビ化など、ソンビ映画さながらの展開がよく、先の気になるドラマが大きな魅力。また、ゾンビの大群に囲まれないような立ち回り(フィールド移動)および、物資管理やゾンビとの距離感を踏まえたバトルなど、さまざまな戦略が味わえるのも◎。カジュアルな難度なので敷居は低く間口は広め。会話シーンが多め&ほぼ一本道なので、比較的物語や雰囲気を楽しむような作り。
週刊ファミ通1804号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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