脱出口へ瞬時に移動するシンプルイズベストなルールと、天井の落ちる音、そしてわんこそばのようにつぎつぎと出されるステージがドライヴ感を演出。アクションゲームの根源的なおもしろさである緊張感と爽快感、そして達成感のすべてを味わえる。余分なものはそぎ落としつつも、100人対戦、キャラの着せ替えなど、欲しい部分はしっかり押さえた丁寧な構成。ワンコインという価格帯も大きな魅力です。

週刊ファミ通1786号より

操作キャラのスピードがどんどん速くなって微調整が難しくなるなか、天井に押しつぶされないように隙間に駆け込むのはハラハラする体験。じつにシンプルなゲーム性で、やることは変わり映えしないものの、複数のモードやオンラインランキング、そして、さまざまなアバターを集めて姿を変えるお楽しみ要素によって、ゲームが長持ちするように工夫されているのがいい。対戦も燃える。

週刊ファミ通1786号より

数分あれば楽しめるシンプルな内容なのに、ミスするとすぐに再挑戦したくなるし、うまくいけばハイスコアを伸ばしたくなるしで、なかなか数分では終われません。アバターごとにいろいろなシルエットが楽しめる“芸コマ”なビジュアルと、プレイヤーの気をせかす音楽もあいまって、クセになる。モードやお楽しみ要素、ボリュームも十分。スマホの無料アプリのような趣ですが、ワンコインぶんの価値アリ。

週刊ファミ通1786号より

ひたすらプレスを回避し続けるミニゲームなわけですが、出口に重なった気持ちよさよりも、ギリギリ脱出判定されなかったときのモヤモヤ感が上回ります。少なくとも物理コントローラに最適化された操作感覚ではないと感じました。クールなビジュアルと、アバター解放のためのポイント稼ぎ作業に魅力を感じるのであれば、どのモードでも別段変わらないゲーム構成に対する納得感も持てるでしょう。

週刊ファミ通1786号より