みんなのカーリング(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
カーリング自体が持つ駆け引きの魅力をそのままに、シンプルな形でゲーム化。投擲時のゲージでストーンの飛距離がわかるため、氷をモップで掃くスイーピングの重要性はそれほど高くないが、「カーリングって、おもしろいなぁ」と感じさせてくれる1本。ミニゲーム含めた対戦ツールとしても楽しい。一方、対戦時のCPUの攻撃シーンをスキップできたり、“詰カーリング”の正解が確認ができたらとも。
週刊ファミ通1731号より
本格的なカーリングゲームというのが、まず貴重。チュートリアルはわかりやすく、ルールや用語について学べる“カーリング辞典”の内容も充実。狙った場所にストーンを投げる操作は難しくないので、気軽にカーリングの醍醐味を味わえるのがいい。競技中のBGMなど、演出面は若干物足りない印象で、あっさりした雰囲気になりがち。“詰カーリング”や競技とは趣向の異なるミニゲームもあるのはナイス。
週刊ファミ通1731号より
ルールや専門用語はもちろん、ガードストーンをどこへ置くかといった戦術面も含めて、競技への理解が深まる作り。テレビ観戦の機会は多いけれど、実際にはなかなかトライできないスポーツということもあり、お茶の間のニーズに応えるコンセプトがいい。掛け声やストーンの音なども雰囲気が出ています。実況がないなど、演出面はかなり寂しい印象。マイチームももう少し細かくエディットしたい。
週刊ファミ通1731号より
ストーンの重量感の再現は、カーリングをテレビ中継でしか観たことがない素人目にはバッチリかと。試合でガチで勝ちにいくとなると、微妙なカーブ軌道の調整力が必要になってきますが、Joy-Conを無邪気にフリフリしながらのおはじき合戦としてシンプルに楽しめるモードも用意されています。BGMやカメラアングル、選手のリアクションといった演出面が、総じて一本調子な点はもったいないと思いました。
週刊ファミ通1731号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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