レトロ・マキナ~無人の世界~(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
レトロフューチャーな雰囲気やイラストがいい味出していますね。基本は探索型アクションなのですが、パズル色が濃くなっているのが特徴的。ラジオコントロールを駆使してギミックを解いたり敵と戦ったりしていくのがおもしろく、どちらもときにほどよく頭を使わせるところがよかった。かなり情報量が多めのマップが見られて助かるのですが、地形の表示が若干わかりにくいのが残念だったかな。
週刊ファミ通1711号より
レトロフューチャーなデザインと、人々がおらず機械だけが残った荒廃した世界の雰囲気が魅力的で、グラフィックもいい出来栄え。パズルを解くほかに戦闘にも活用が可能な、敵をコントロールするシステムが、いいアクセントになっている。探索範囲が広がっていくのは楽しみになるけど、現在地が微妙にわかりにくいマップや、行ったり来たりすることになる構造は、ややこしさを覚えるかな。
週刊ファミ通1711号より
レトロフューチャーな手描きグラフィックのフィールドについ見入ってしまいます。機械化が進んだのに滅びてしまった世界の寂しさが伝わってきます。主人公のロボットが、仕掛けや敵対ロボを操って解いていくパズルはなかなかの歯応え。敵を味方にして戦うバトルも油断できず、緊張感が漂いますね。ファストトラベル機能もありますが、街は広いうえに鍵が点在していて、少し移動がたいへんかな。
週刊ファミ通1711号より
細部まで描き込まれたレトロフューチャーな世界観は見た目にワクワクする作り。敵ロボットをハッキングして操る“リモート操作系”のパズルはよくあるタイプではあるものの、特性の異なる敵のどれをハッキングするかといった戦略性も味わえ、ゲーム性に幅を持たせている。ただ、フィールドが広いうえにマップがざっくりしていてわかりにくく、迷いやすいうえ、抑揚なく淡々と進む展開に多少の作業感も。
週刊ファミ通1711号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。