スタイルは、クラシックな王道2Dジャンプアクションだが、姫に毎回振られるも、その都度ジャンプや壁上りなどを駆使し、敵と戦い、障害物を避けながら、姫たちのためにせっせとアイテムを集めていく主人公設定が、独特の味に。また、隠し部屋やショートカットなどの探索の手応えを持たせつつ、コンパクトにまとめられているステージ構成も見事。手軽にサクサク遊べて、そのテンポが心地よいです。

週刊ファミ通1699号より

“死にゲー”風味のアクションで、軽快な操作性とハイテンポなプレイ感が気持ちいい。隠し通路を探したり、規定値よりも少ない死亡回数を目指したりと、やり応えはしっかりありつつもステージをクリアーするだけなら難度はわりと控えめで気軽に遊べます。カートゥーン調のイラストを再現しているピクセルアートもかわいらしい。ないと困るほどではないけど、チュートリアルがあるとより親切だった。

週刊ファミ通1699号より

ボリュームはもの足りないけれど、遊び自体への好感度は高いです。意地悪なステージでトライ＆エラーをくり返すことになりますが、やる気を削がないチューニングがグッド。ジャンプ操作がイージーだったり、足場のへりに届けばセーフだったり、敵の当たり判定が小さめだったりで、そのうち先へ進める希望が持てます。個人的にはこれくらいゆるいほうが、タイム短縮に挑戦する気も起きるんですよね。

週刊ファミ通1699号より

すでに見えている“難所”をいかにクリアーするかに集中できる、アクション操作の問題集的な作品。一見無慈悲な死にゲー風ですが、壁はりつきアクションの汎用性が高く、立て直しが思いのほかきくのが特徴です。敵への攻撃と隠しフィーチャー探しに利用するショットの要素が、イージーなゲームプレイになじんでいない気もしますが、さほど多くないステージを一気に遊びきるぶんには、問題なし。

週刊ファミ通1699号より