ソウルサーチング(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
旅をしながら人生の価値を見出していくような、憂いを含む独特な物語が展開。大人になるほどシンパシーを感じられるかもしれないです。哀愁ある音楽も心に染みますね。この手の内容でマルチプレイ可能なのが変わっていて、ソロとは違った雰囲気で遊べるのがグッド。船の操作にひと手間必要なのはいいのですが、地図だけは即確認したかった。ショートストーリーは相当にぶっ飛んでいますね。
週刊ファミ通1672号より
広い海に点在する島々を目指し、小舟に乗って冒険するサバイバル体験は、ハラハラしつつも好奇心がかき立てられる。新たな舟や道具を手に入れることで航海がグレードアップしていく作りも、いいアクセントに。旅の進行とともに、心象風景のようなものが描かれてストーリーが展開するが、暗い部分も内包したテーマなので好みは分かれるかも。マップが自動生成の“ランダムモード”もあるのはナイス。
週刊ファミ通1672号より
手探りでサバイバルしながらお金を工面し、よりよい舟に乗り換えていくのは冒険感があるし、人物が数ドットの極小サイズなのも、海を広大に感じさせます。ただ、ワクワクする船旅というより人生の辛酸を知る旅で、出会う人々は辛い環境にいたり、突如として現代人の心をえぐるシーンが挟まれるのでドキッとさせられますね。ショートストーリーモードはシュールなアートのようで、人を選ぶかな。
週刊ファミ通1672号より
サバイバル感もあるが、どちらかというとスローライフを楽しむようなプレイ感覚。“自分探し”がテーマなだけあり、重めの会話や物語展開になることも。ゲームシステム的に“手間”や“面倒な作業”を楽しむような部分もあって、それらを含めて魅力を感じるなら◎。またショートストーリーモードは、かなりブッ飛んだゲーム(?)が楽しめるので一見の価値あり。全体的にアート性が強く人を選ぶ作品。
週刊ファミ通1672号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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