ヘキサグルーヴ:タクティカルDJ(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
リズムに合わせてボタンを押すのではなく、観客のノリを見極めて、ときに“放置”することも重要という操作スタイルが新鮮。観客席に飛んでくるボールを弾いたり、曲中にリズムアクション的なミニゲームが挿入されるなど、演奏中に飽きさせない仕掛けがあるとは言え、従来の“音ゲー”とは一線を画す作風で、主体的に演奏を楽しみたい人向け。演奏の“評価”部分がよりわかりやすければ、ノレたかな。
週刊ファミ通1623号より
音楽を題材にしながらも、いままでのリズムゲームとは一線を画す意欲作。DJとしてのプレイをゲームに落とし込んでいるのが目新しく、鳴らす“ループ”を選んで音楽を構築するのが気持ちよくて、好きな人なら延々と続けたくなりそう。その一方で、観衆を満足させるための仕組みがちょっと複雑なので、プレイヤーにおもしろみやルールなどを、もう少しわかりやすく伝える工夫が欲しかったところ。
週刊ファミ通1623号より
オーディエンスを退屈させないよう、音を組み立てて曲を創出する作業に興味津々。クリアーを目指してサウンドをいじると、実際に音楽の印象が変化し、現実にも通じるテクニックなのかと感心させられます。定期的に挿入されるミニゲームの中には、曲との一体感をあまり感じられないものがあって惜しい。予想をちょっと上回るお値段ながら、いままでにないリズムゲーム体験ができる、価値ある1本。
週刊ファミ通1623号より
あらかじめ用意されているノリのいいループを自由に出し入れできる“お手軽DJ体験”の側面と、観客受けのいいフレーズの組み合わせを探りつつ、ジャストのタイミングでキー入力し、音ネタをアンロックしていくというストイックなゲーム性の両者が、奇妙なバランスで共存。左スティックを軸とした操作性自体は良好なものの、UI構成がやや独善的で、カジュアルなリズムゲームファンは戸惑いそう。
週刊ファミ通1623号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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