東軍と西軍に分かれ、戦乱の世に翻弄される八葉と神子。序盤は物語の輪郭がおぼろげですが、個別ルートに入るとそれぞれの運命が鮮やかに描かれ、ラストに向けて怒涛の展開。甘いシーンも多く、互いに想い合う心が強さと純粋さを育む様にグッときます。イベント発生のポイントがわかりやすく、戦闘も安心設計で遊びやすい。ボタンを連打していると、選択肢をうっかり選んでしまう仕様なので注意。

週刊ファミ通1646号より

有名な武将が主要なキャラとして多数登場する、戦国時代を舞台にした設定がキャッチー。主人公の生い立ちもドラマチックで感情移入しやすいと思う。恋愛イベントがシリーズ過去作よりもボリュームアップしたのも○。属性の相性を考慮してメンバーを交代させる“円陣システム”は、戦闘のいいアクセントに。“応援”やキャラどうしの掛け合いなどの要素が、いっしょに戦っている感覚を強めてくれます。

週刊ファミ通1646号より

ついに戦国時代キター！　「もし、あの有名武将がこう動いていれば……」といった“歴史のif”が、乙女ゲーム＆ファンタジーならではの視点で展開され、とってもドラマチック。スチルも甘〜い。シリーズとしては、現実と異世界を自由に行き来できるのが新鮮。マップ上で、操作方法によっては斜め方向への入力をミスしやすい点が若干ストレスでしたが、いろいろな代替手段が用意されているのはさすが。

週刊ファミ通1646号より

改行にも気が遣われた簡潔なテキストは非常に読みやすく、場面を追う気持ちよさを味わえます。RPG的パートはとっつきやすいシステムで、どの程度のゲーム性（攻略し甲斐）を味わいたいかを柔軟に設定可能。育成や、キャラどうしの絆の深めかたの選択肢も多彩で、望みの“姫状態”に浸れるでしょう。シリーズおなじみから意外な配役まで、さまざまな楽しみかたができる声優キャスティングも魅力です。

週刊ファミ通1646号より