マリオテニス エース(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
従来の、シンプルな操作で奥深い攻防が楽しめるシリーズの長所は健在なうえ、エナジーゲージを使った“ねらいうち”や“加速”などの新要素の導入により、駆け引きの幅がさらに広がっている。手持ちのラケットがすべて破壊されるとKO負けになるルールは、刺激的ではあるけれど、好みは分かれそう。ストーリーモードや、Joy-Conをラケットに見立てた直感的な操作が可能なスイングモードの存在も○。
週刊ファミ通1541号より
エナジーゲージを消費して発動できる各種アクションが加わったことで、通常のテニス部分以外でも駆け引きが生じるのが熱い。ストーリーモードは、若干きびしめに感じるところもあるけど、ステージごとに多彩なギミックが登場し、頭を使わされておもしろい。スイングモードのプレイは、コツをつかむのに慣れが必要かもしれないが、打ち分けなどがしっかりでき、全体的にやり応えのある内容です。
週刊ファミ通1541号より
ジャイロ操作でピンポイントを“ねらいうち”できるのが画期的。ねらいうちを受ける側も、ラケットへのダメージを考慮して見送るか、無傷で打ち返すブロックを試みるかの駆け引きが生まれ、いい緊張感が持続する。エナジーゲージやショットが増えて少し複雑にはなったが、ストーリーモードの特殊なステージで遊びながら上達できる。スイングモードの大きいボールはフワフワで不思議なプレイ感覚に。
週刊ファミ通1541号より
シリーズ同様、実際のテニスの醍醐味を上手にゲーム化している。とくに本作は、攻撃要素の“ねらいうち”、“ラケット破壊”、対する防御要素の“加速”、“ブロック”という新システムが追加され、攻防の駆け引きがより強化。テニスゲームとしての戦略性が昇華した印象がある。ストーリーモードはテニスを題材にしたアクションRPG風で、各ギミックに目新しさも感じられるし、やり込み甲斐は十分。
週刊ファミ通1541号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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