RETSNOM(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
マップ(地形)の一部を、“ミラー”の能力によって左右を反転させ、道を作り出すというアイデアが秀逸。一見、単純なようだが、2重、3重に反転させると意外な結果につながることが多く、奥深いパズルアクションが楽しめる。重力の切り換えが加わると、さらに歯応えが増す。ゾンビウイルスに感染した娘を助ける、という物語のバックボーンもユニーク。まさにインディーらしい仕上がりのゲームですね。
週刊ファミ通1438号より
鏡の力で自分の周囲を反転させ、ステージの構造を変えて進んでいくというシステムが斬新。反転させた部分を、さらに違う部分を軸にして反転させるなど、手順が増えていくと頭がこんがらがってくるが、歯応えのあるパズルに悩まされるのは楽しい。パズル主体ではあるが、落下中に反転させるなど、アクションの要素も意外とあり、ちょっとシビアな部分も。ミステリアスな物語は先が気になります。
週刊ファミ通1438号より
マップの反転を重ねてルートを開拓するアイデアが秀逸。頭で考えつつ、実際にあれこれ試すことで解法がひらめき、ゴールに近づいていく過程がおもしろい。反転とジャンプのタイミングを合わせるなどのアクション要素は、いいスパイスであると同時に、正解がわかっているのにすんなり進めないもどかしさも。重苦しいピアノ曲が響く陰鬱な迷宮に悲壮な一般人、といった独特の雰囲気は魅力的。
週刊ファミ通1438号より
ミラーを使って“入れ換える”という発想がさまざまな場所で求められる。そのシチュエーションの豊富さや独自のロジックは、じつによく脳みそを刺激してくれる。アクションながら、パズルゲームとしてのアイデアもかなり濃く盛り込まれているので、両方のジャンルが好きな人なら問題なく楽しめるかと。うまく進めたときの達成感もいいですな。ボリュームなども、価格で見れば十分というところ。
週刊ファミ通1438号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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