うたわれるもの 二人の白皇(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
シリアスな展開に、コミカルな日常のシーンが存分に盛り込まれ、シリーズ過去作と同様、泣いて笑って、感動できる物語に仕上がっている。声優陣の卓越した演技も、さすがのひと言。合体技の“協撃必殺技”を探す楽しみや、チャレンジ要素の“ムネチカの試練”が追加された戦闘パートも、遊び応えが増していて好印象。まさに『うたわれるもの』3部作の完結編にふさわしいデキ。ファンは絶対に遊ぶべき!
週刊ファミ通1450号より
導入部から、壮絶な展開で物語にグイグイ引き込むうえに、前作のあらすじが把握できるようになっていて、新規のプレイヤーでも楽しめる作り。空気が張り詰めたような場面ばかりでなく、ほっこりする日常シーンも健在。シミュレーションパートは、“協撃必殺技”などの新要素の追加で、できることが増えたのがいい。ターンの巻き戻しが可能など、バトルが不得意な人もしっかりフォローしている。
週刊ファミ通1450号より
人間関係などが絡み合っているため、前作を遊んだ人のほうがより深く味わえるだろうけれど、キャラの回想などで物語を振り返っていくので、未体験の人でもついていけます。別人として生きる主人公の苦悩や、周囲の気持ちにグッと来る一方、彼のぼやきが笑いを誘います。バトルシステムに大きな変化はないけれど、細かいところが改善されているのがいいね。BGMも、よく世界観を表現しています。
週刊ファミ通1450号より
アドベンチャーパートは動きが少なく、一枚絵のキャラの表情が少し変化するくらいと、控えめな演出。だが、戦闘パートは演出も派手で、目でもおおいに楽しめる。ギャップはあるものの、全体的には遊びやすくて丁寧な作り。シミュレーションとしては珍しい“リワインド機能”が搭載されているほか、戦闘の結果をあらかじめ予測可能など、初心者でも安心して楽しむことができる、間口の広さは好印象。
週刊ファミ通1450号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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