イトルデューの伝説 失われた島と謎の城(Wii U)のレビュー・評価・感想情報
グラフィックのタッチやダンジョンでの謎解きなど、2Dの『ゼルダの伝説』をかなり意識した作風。金髪に緑服の少年と、主人公の見た目もクリソツ。だが、ブロックを押す『倉庫番』風のパズルや、アイテムを駆使した謎解きなどがなかなかよくできており、ちゃんと楽しめるゲームに仕上がっている。登場キャラのデザインがキモかわ系だったり、ノリが軽すぎる会話など、ユニークな味つけもおもしろいね。
週刊ファミ通1403号より
『ゼルダの伝説』ライクなシステムと見下ろし視点のアクションはなじみやすい。ボリューム的にやや物足りなく、やり込み要素もあまりないが、アイテムを活用して、そこそこ歯応えのあるパズルを解きながら先へ進むのは楽しめる。“部屋をやり直す”ことで、部屋を出入りしなくても仕掛けをリセットできるのは便利だね。手描き風のグラフィックや、個性的なキャラたちの気の抜けたやり取りも味がある。
週刊ファミ通1403号より
ダンジョンには、シンプルながらも頭をフル回転させる秀逸な仕掛けが揃っています。3つの魔法の道具には思わぬ使いかたがあって、驚きの連続。それに加えて、見下ろし視点のマップを進むところは、初期の『ゼルダの伝説』を思わせます。主人公を始め、敵もユニークだし、ラストはどんでん返しがあるのもおもしろい。パズルは難しい反面、ボス戦ではサラッと攻略法を教えてもらえるのも意外でした。
週刊ファミ通1403号より
火の剣や氷の杖など、さまざまなアイテムを駆使してダンジョンを攻略していくゲーム性は、2Dの『ゼルダの伝説』を彷彿させる。味のあるグラフィックとわかりやすいゲーム性で間口は広いのだが、謎解きはかなり硬派。ヒント機能もあるが、場面によってはヒントになっていないこともあり、詰まってしまうとお手上げ。ボス戦のギミックは練られているものの、当たり判定も含めて、敵との攻防は大味。
週刊ファミ通1403号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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