ファイナルファンタジーVII リメイク(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
ミッドガルでの冒険が、驚くレベルで濃密かつ広大に。徹底的に掘り下げられたエピソードやステージ、細部まで描き込まれた世界に、確かな体温を感じる。バトルは、アクションの爽快感とコマンドの戦術性が両立されており、極めるほど自由な戦いができるのは、まさに「FF」。そしてなにより、クラウドたちを直接操作して戦えるのがうれしい。高い完成度だからこそ、続きをすぐ遊びたくなるのは贅沢!?
週刊ファミ通1637号より
驚異的なクオリティーで蘇るグラフィックと、原作よりも深くじっくりと描かれる物語を見られるのは幸せ。バトルもイベントもシームレスで没入感が途切れず、作品の世界にどっぷり浸れる。最初に遭遇するボス敵からして固有の演出が入りまくる、エキサイティングな戦闘シーンも見もの。アクションゲームライクにも、従来のコマンドバトルのようにも遊べる仕組みも〇。続編が待ち遠しいですね。
週刊ファミ通1637号より
RPGとしては、シリーズや大作に期待する要素が贅沢に詰め込まれた最新作。原作と比べれば、戦闘時の読み込みやムービーと通常の映像のギャップなど、当時気になった点が解消された完全版。リメイクの方向性や時代に合わせた再解釈、クオリティーは、今後の指針ともなるもの。すべてにおいて圧巻です。もともと映画寄りのエンターテインメントであった同シリーズの、ひとつの完成形を見た思い。
週刊ファミ通1637号より
主要人物や背景に対する、執念とも言えるディテール描写と、ムダがなく、それでいてけれん味のあるセリフ回しが各場面の圧倒的な説得力となり、当時のテイストを残した脚本を成立させています。操作のアシストやヒントの提示がさりげなくも行き届き、リニアなゲーム展開を“自分だけの体験”として感じられるようになっています。強敵がちゃんと強敵として感じられる、戦闘バランスと演出も絶妙です。
週刊ファミ通1637号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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