ピンポントリックショット2(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
ピンポン玉をカップに入れるだけのシンプルなルールは、中毒性があって夢中になれる。さまざまなギミックのステージが用意されているのと、操作方法がスライドパッドとタッチパネルの2種類から選べる点は○。ピンポン玉を投げた瞬間に、明らかに失敗したとわかっても、ピンポン玉が動きを止めるまでは終了できないところは気になった。ボタンを押すだけでリセットできるような機能が欲しかった。
週刊ファミ通1387号より
壁や仕掛けを利用し、球がカップに入るコースを試行錯誤するのは楽しめる。ただ、一度コースを見極めた後は、球を飛ばすパワーの加減に集中するのみになりがちで、ミスしないように目押しする地味な工程が主となってしまう。また、連続で球をカップに入れられると気持ちいいが、外したきはわりとげんなり。スコアアタック以外にも、異なる遊びかたができるモードが用意されているのはうれしい。
週刊ファミ通1387号より
ピンポン球がカップインしたときの音が心地いい。解法を探すパズル的な楽しさと、狙い通りに球を放つのが難しい操作性の組み合わせは、“狙って入れた感”より“偶然入っちゃった感”が強い印象。成功の喜びよりもサプライズのうれしさが目立つのは、人によって好みが分かれそう。2種類の操作法それぞれに入れやすいステージがあり、双方を試す形で変化のあるプレイ体験ができる点はユニークです。
週刊ファミ通1387号より
射出時の参考情報が、フィールドの視点変更のみ、というシンプル仕様のぶん、角度や強さを目分量で調整して、狙い通りの軌道を描けたときは、それなりに爽快。グラスの縁付近における衝突判定の怪しさなど、“なんちゃって物理演算感”の捉えかた次第で、熱中度が変わるでしょう。パズル要素も若干ありますが、解く喜びよりも、“わかっているのにうまく操作できないストレス”が上回りました。
週刊ファミ通1387号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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