『アイマス ミリオンライブ!』12thライブ“DAY2 Let’s Sing!”リポート。ソロ新曲『Enjoy&Feel』も披露された桜守歌織の“音楽教室”は、まさに“音を楽しむ”華やかなステージに
 2025年10月11日、12日、東京都・京王アリーナ TOKYOにて、『アイドルマスター ミリオンライブ!』(以下、『ミリオンライブ!』)のライブイベント“THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 12thLIVE”が開催。本記事では、2日目の模様をお届けする。

出演者(敬称略)
広告
  • 香里有佐(桜守歌織役)
  • 山崎はるか(春日未来役)
  • Machico(伊吹翼役)
  • 角元明日香(島原エレナ役)
  • 大関英里(佐竹美奈子役)
  • 小笠原早紀(野々原茜役)
  • 原嶋あかり(中谷育役)
  • 郁原ゆう(エミリー スチュアート役)
  • 稲川英里(大神環役)
  • 斉藤佑圭(永吉昴役)
  • 渡部恵子(周防桃子役)
  • 愛美(ジュリア役)
  • 南早紀(白石紬役)

 39人のメンバーの中から選ばれた主演アイドルを中心に行われる今回の12thライブ。2日目は香里さんが演じる桜守歌織が主演となり、“Let’s Sing!”と題しての公演となった。アイドルとキャストを紹介するオーバーチュア映像も音楽教室をイメージしたもので、桜守歌織らしい要素が感じられる。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 公演のオープニングを飾ったのは、香里さんによる1stソロ曲
『ハミングバード』。シンフォニックなサウンドに乗せたやさしく伸びやかな歌声が心を洗うように響き、穏やかな幕開けとなった。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 「ようこそ!」という挨拶とともに、続けて
『Contrastet』を披露。2コーラス目からは全メンバーが加わり、楽しげなパフォーマンスで会場を明るく照らす。
[IMAGE][IMAGE]

 最初の挨拶では、会場全体で歌を楽しもうとプロデューサー(『
アイドルマスター』シリーズのファンのこと)に呼びかける姿が多く見られ、“Let’s Sing!”にふさわしい一体感が生まれた。

 そんな中、主演の香里さんは“桜守歌織”がとくに好きな“音楽”と“シアターのみんな”を感じられる、魅力の詰まったライブになっていると語る。続けて、最初に歌った2曲の感想や衣装についても紹介。クラシカルな雰囲気のあるコーラス隊のような統一感ある衣装はライブのコンセプトにぴったりだ。
[IMAGE][IMAGE]

 “桜守歌織の音楽教室”と題して始まった最初のブロックの1曲目は、
『Get lol! Get lol! SONG』。授業のように全員がステージに整列し、指揮棒を持った香里さんの動きに合わせて、リズムを取りながらかわいらしく歌い上げる。

 続いては、山崎さんとMachicoさんが歌う、シンフォニックでノリのよいナンバー
『Helloコンチェルト』。「楽しんでいきましょう!」と呼びかけ、跳ねるような軽快な歌声で盛り上げると、愛美さん、南さん、渡部さんによる『サンリズム・オーケストラ♪』へ。曲中のコールやアイドルたちの煽りに応える「ハイ! ハイ!」の大合唱で会場が一体となった。

 さらに原嶋さん、斉藤さん、小笠原さんによる
『Eternal Harmony』と、疾走感溢れるナンバーの連続で会場の熱気はさらに上昇。音楽用語が散りばめられた楽曲が中心のセットリストで、“音楽教室”らしいパートとなった。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 MCでは、香里さん、小笠原さん、Machicoさん、渡部さんが登壇。セットリストの振り返りが行われ、まずは『Get lol! Get lol! SONG』についての感想から。香里さんは全員で初めて歌ったときのことを振り返り、同じポーズで歌う姿がかわいらしかったと笑顔を見せた。

 『Helloコンチェルト』では、英語がたどたどしいとコメントされたとMachicoさんが少々ご立腹。「(コメントした)“プロデューサー”は居残りじゃないですか?」と話すも、渡部さんから「(英語がたどたどしいなら)居残りするのはこっちじゃない?」とツッコミが入り、笑いを誘った。

 そのほかの楽曲の感想が語られた後、香里さんが呼びかけでメンバーが登壇。誕生日順に並んだメンバーを3つのグループに分け、つぎのパートへと移る。
[IMAGE][IMAGE]

 気持ちを込めたレッスンというテーマで始まった最初の曲は、大関さんと郁原さんによる
『瞳の中のシリウス』。切なさの漂うパフォーマンスに魅了されたところで、山崎さんと南さんが歌う『カワラナイモノ』へ。さらに斉藤さん、角元さん、Machicoさんによる『空色▽ Birthday Card』(※▽は正しくはハートマーク)と、穏やかで温かな歌声が会場を包み込む。

 最後は、原嶋さん、愛美さん、稲川さん、香里さんによる
『涙を知ること』。バラード中心のパートで、まさに気持ちを込めた情感豊かなステージが観客の心を震わせた。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 MCでは、南さん、大関さん、愛美さん、郁原さん、斉藤さんが登壇。楽曲の振り返りのなかで、過去にも『瞳の中のシリウス』で苦労したことに言及する。郁原さんといっしょに歌う機会がなかなかないと語る大関さんが「ふだんあまりこういう曲を歌わない」と話すと、ほかのメンバーは「合ってたよ!」と称賛。

 『涙を知ること』では、オリジナルメンバーでの歌唱について愛美さんが触れると、大きな拍手が上がった。さらに一生懸命歌おうとすると、香里さんが朗らかな笑顔で返してくれると語り、そのために気合を入れて歌ったと力強く述べた。

 続いて、香里さんとつぎのパートの歌唱メンバーが登壇し、グループ分けを発表。身長順で並んだメンバーに対し、「そうなんだけど、そうじゃないんだなぁ……」と香里さんが苦笑する。ここでは本人の身長ではなく、演じるアイドルの身長順で並んでいることを察した会場から笑いが起こった。
[IMAGE][IMAGE]

 ここでいろいろな国の音楽を楽しむという展開。まずは原嶋さん、渡部さん、香里さんによる
『オーディナリィ・クローバー』。海外のオシャレなカフェを思わせる爽やかな1曲で、柔らかく始まる。

 一転して、斉藤さん、稲川さん、小笠原さんが歌うのは賑やかな
『BORN ON DREAM! ~HANABI☆NIGHT~』。日本のお祭りの楽しさがストレートに詰め込まれた曲調に加え、熱いコールも相まって会場は大盛り上がりとなった。

 『NO CURRY NO LIFE』を担当するのは郁原さんと山崎さん。カレー要素を絡めたユニークなラブソングだが、かわいらしい歌声と切ないメロディが印象的な1曲だ。

 続いては、山崎さん、大関さん、角元さん、Machicoさんによるミュージカルナンバー
『Parade d'amour』。これまでにないメンバー構成によるクールな歌声が会場を魅了する。

 さらに、愛美さん、南さん、小笠原さん、香里さんによる
『Justice OR Voice』では、ロック調の熱いヒーローソングを力強くパフォーマンスし、観客を圧倒した。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 MCでは、山崎さん、原嶋さん、稲川さん、角元さんが登壇。セットリストの振り返りでは、『BORN ON DREAM! ~HANABI☆NIGHT~』を歌った稲川さんが、いっしょに歌ったメンバーについて言及。コミュではあまり絡む機会のない組み合わせで、新鮮な気持ちでパフォーマンスできたと笑顔を見せた。

 『NO CURRY NO LIFE』を歌った山崎さんは、相方の郁原さんのかわいさをアピール。リハーサルよりも本番でさらにかわいらしくパフォーマンスしており、「自分の思いが溢れ出そうになった」と語ると、会場からも笑いが起こった。

 最後のパートは、レッスンを経ての“発表会”ということで、全メンバーがステージに登壇。楽曲が予想できそうなグループ分けや、南さんと香里さんの絆を感じさせるやり取りに盛り上がったところで、いよいよ最後の幕が上がる。
[IMAGE][IMAGE]

 まずは白石紬(南さん)と桜守歌織(香里さん)のユニット“オフィウクス”による
『電波感傷』。セクシーさを感じさせるふたりの切ない歌声と、一体感のあるハーモニーが会場のボルテージを一気に高めた。

 原嶋さん、渡部さん、稲川さんが歌うのは
『White Vows』。壮大なシンフォニックバラードを、かわいらしい3人の歌声が情感豊かに歌い上げる。続いて、郁原さん、山崎さん、斉藤さん、Machicoさんによる『ダイヤモンド・クラリティ』。疾走感溢れる曲調と伸びやかな4人のハーモニーが、会場を華やかに染め上げた。

 大関さん、愛美さん、小笠原さん、角元さんが歌うのは
『シークレットジュエル ~魅惑の金剛石~』。クールで挑発的な歌声とオシャレな曲調に観客が惹き込まれる。

 そして最後は、桜守歌織のソロ新曲
『Enjoy&Feel』(香里さん)を初披露。伸びやかで疾走感のあるポップナンバーを、楽しさが溢れる歌声とダンスで美しく表現し、圧巻のステージを締めくくった。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 MCでは、直前の新曲に触れ、ライブに込められたワクワクや幸せが詰まった1曲と魅力を語ると、アンコール前のラストを飾るのは
『MUSIC JOURNEY』。ノリのよいブラスナンバーをメンバー全員で歌い上げ、楽しさあふれるステージを展開した。プロデューサーの手拍子やコールがさらに盛り上げ、気持ちの乗った香里さんのフェイクも響く熱いパフォーマンスとなった。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 アンコール前にはコンテンツの最新情報が発表され、詳細は別の記事にまとめているので、そちらをチェックしてほしい。
[IMAGE][IMAGE]

 DAY1に続き、
『蝶々むすび』で始まったアンコール1曲目では、会場が一体となって盛り上がる。その後、メンバーから最後の挨拶が行われた。
[IMAGE][IMAGE]

 主演公演という新たな試みの楽しさや、ふだんは歌わない楽曲に挑戦できたことなど、それぞれがキャラクターボイスを交えながら振り返る。どのメンバーからも“音楽教室”を存分に楽しんだ様子が伝わり、また『
アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』(『ミリシタ』)からの追加メンバーである香里さんの成長ぶりにも言及され、絆の深さが感じられる場面もあった。

 主演を務めた香里さんは、まずプロデューサーに向けて「楽しかったですか?」と問いかけ、「私たち、みんな、最高だったでしょう!」と笑顔で続けると、大きな歓声が上がった。そして「音楽は、溢れる思いを歌に乗せて、みんなが集まれば最高のハーモニーになる」と語り、その瞬間を分かち合えた喜びを伝える。さらに今後も続いていく主演公演への期待を口にし、ライブはいよいよクライマックスへ。
[IMAGE][IMAGE]

 ラストナンバーを飾ったのは
『MUSIC♪』。まさに“音楽教室”の締めくくりにふさわしい1曲を、全力で楽しむアイドルたちにプロデューサーからの声援が重なる。最後は香里さんの「これからも、アイマスですよ、アイマス!」の掛け声に続き、ほかのメンバー全員が「先生、さようなら! 皆さん、さようなら!」と生徒のような挨拶でフィナーレを迎えた。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 “Let’s Sing!”と題した公演は、パートごとにテーマを設け、いろいろな音楽を体験できる構成で、まさに“音楽教室”のようなライブ。2日間を通して、選抜メンバーそれぞれの魅力が際立ち、今後の主演公演への期待をさらに高めるステージとなった。
[IMAGE][IMAGE]

“THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 12thLIVE DAY2 Let’s Sing!”セットリスト(敬称略)

  1. ハミングバード(香里有佐)
  2. Contrastet(ミリオンスターズ)
  3. Get lol! Get lol! SONG(ミリオンスターズ)
  4. Helloコンチェルト(山崎はるか、 Machico)
  5. サンリズム、オーケストラ♪(愛美、南早紀、渡部恵子)
  6. Eternal Harmony(原嶋あかり、斉藤佑圭、小笠原早紀)
  7. 瞳の中のシリウス(大関英里、郁原ゆう)
  8. カワラナイモノ(山崎はるか、南早紀)
  9. 空色▽ Birthday Card(※▽はハートマーク)(斉藤佑圭、角元明日香、 Machico)
  10. 涙を知ること(原嶋あかり、愛美、稲川英里、香里有佐)
  11. オーディナリィ、クローバー(原嶋あかり、渡部恵子、香里有佐)
  12. BORN ON DREAM! 〜HANABI☆NIGHT〜(斉藤佑圭、稲川英里、小笠原早紀)
  13. NO CURRY NO LIFE(郁原ゆう、山崎はるか)
  14. Parade d’amour(山崎はるか、大関英里、角元明日香、 Machico)
  15. Justice OR Voice(愛美、南早紀、小笠原早紀、香里有佐)
  16. 電波感傷(南早紀、香里有佐)
  17. White Vows(原嶋あかり、渡部恵子、稲川英里)
  18. ダイヤモンド、クラリティ(郁原ゆう、山崎はるか、斉藤佑圭、Machico)
  19. シークレットジュエル ~魅惑の金剛石~(大関英里、愛美、小笠原早紀、角元明日香)
  20. Enjoy&Feel(香里有佐)
  21. MUSIC JOURNEY(ミリオンスターズ)
  22. 蝶々むすび(ミリオンスターズ)
  23. MUSIC♪(ミリオンスターズ)