
『天誅』や『侍道』シリーズを開発し、和風アクションゲームのデベロッパーとしてその地位を確立した日本の老舗ゲームメーカーのアクワイア。ほかにも『勇者のくせになまいきだ。』や『剣と魔法と学園モノ。』シリーズ、『OCTOPATH TRAVELER』(オクトパストラベラー)など、さまざまなヒット作の開発に携わり、近年はインディーゲーム向けのタイトルもリリースしている。
そんなアクワイアが、2025年春にアラブ首長国連邦(UAE)を拠点とするゲームパブリッシャー兼デベロッパーのRed Dunes Games(レッド・デューンズ・ゲームズ)と、複数年にわたる共同開発契約を締結。同時に両社は、完全オリジナルIPの共同開発ゲームとして、コードネーム『Project Tremor』(怪獣バトル)、『Project Umbra』(ダークファンタジー)、『Project Shadowcar』(スパイサスペンス)と呼称される3本のプロジェクトが進行中であることも発表していた。
そんなアクワイアが、2025年春にアラブ首長国連邦(UAE)を拠点とするゲームパブリッシャー兼デベロッパーのRed Dunes Games(レッド・デューンズ・ゲームズ)と、複数年にわたる共同開発契約を締結。同時に両社は、完全オリジナルIPの共同開発ゲームとして、コードネーム『Project Tremor』(怪獣バトル)、『Project Umbra』(ダークファンタジー)、『Project Shadowcar』(スパイサスペンス)と呼称される3本のプロジェクトが進行中であることも発表していた。
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「詳しい情報が世に出るのは、早くて2026年か……?」
と予想していたが、なんと、これらのタイトルが“東京ゲームショウ 2025”(以下、TGS2025)にプレイアブル出展、またはムービー出展している。この驚異のスピード開発&展開にはどんな仕掛けがあるのか……。
アクワイア代表取締役社長の遠藤琢磨氏、Red Dunes GamesのキーパーソンであるSultan Al Darmaki(スルタン・アル・ダルマキ)氏とMohamed Al Jneibi(モハメド・アル・ジュネイビ)氏の御三方に、ファミ通グループ代表の林克彦がインタビューを行なった。
と予想していたが、なんと、これらのタイトルが“東京ゲームショウ 2025”(以下、TGS2025)にプレイアブル出展、またはムービー出展している。この驚異のスピード開発&展開にはどんな仕掛けがあるのか……。
アクワイア代表取締役社長の遠藤琢磨氏、Red Dunes GamesのキーパーソンであるSultan Al Darmaki(スルタン・アル・ダルマキ)氏とMohamed Al Jneibi(モハメド・アル・ジュネイビ)氏の御三方に、ファミ通グループ代表の林克彦がインタビューを行なった。
Sultan Al Darmaki(スルタン・アル・ダルマキ)
Red Dunes Games CEO
Mohamed Al Jneibi(モハメド・アル・ジュネイビ)
Red Dunes Games チーフデベロップメントオフィサー
遠藤琢磨(えんどう たくま)
株式会社アクワイア 代表取締役社長
2社の出会いは昨年の東京ゲームショウ
――まずは、Red Dunes Gamesのおふたりに自己紹介をお願いできますか?
MJ
はい、ジュネイビと申します。皆さん、MJと呼んでくださっていますけれども(笑)。私のゲーム関連の経歴は、15年ほど前になりますが、エンターテインメント向けのローカライズの会社を立ち上げたところから始まります。そのころは、おもにバンダイナムコゲームスさんのゲームなどを扱っていましたね。それで、2019年に小さなモバイルゲーム会社を立ち上げて、さらにその数年後、スルタンといっしょにRed Dunes Gamesを共同創立しました。彼も、もうすでにたくさんのエンターテインメント関係の実績を積んでいましたが、いっしょに仕事をしようと声掛けをしてもらってうれしかったです。
スルタン
スルタン(アル)ダルマキと申します。共同創立したRed Dunes GamesのCEOであり、クリエイティブディレクターを務めています。私の経歴もMJと似たようなものなのですけど、おもに映画やアニメーション関連の仕事をアメリカやヨーロッパの企業としてきました。これらの仕事は、Red Dunes Gamesでいまも継続しています。MJとは、25年を超える友人関係ではあったのですが、いっしょに事業をやるというところまでは至っていなかったんですね。で、お互いの仕事を見てきて、うまく補完関係が築けるかなと思い、いっしょに事業をやってみようということになったんです。
――では、Red Dunes Gamesがどんなゲーム会社なのか、ぜひ日本のゲームファンの皆さんに紹介していただければと思います。
――では、Red Dunes Gamesがどんなゲーム会社なのか、ぜひ日本のゲームファンの皆さんに紹介していただければと思います。
スルタン
ええと、まず第一に私たちふたりはゲーマーなんですよね。ゲームが大好きで、そのままゲームを仕事にもしてしまったという感じです。そんな私たちの目標はシンプルで、我々が子供時代に遊んできた……それこそ、カプコンさんや旧スクウェアさんがリリースしていたようなゲームを作っていくことです。
遠藤
スルタン
Red Dunes Gamesは、多くの人にパブリッシャーとして認識されていると思いますが、自社IPの創作や、ゲームへの投資も行っています。そういう意味で言うと、ファーストパーティー、セカンドパーティー、サードパーティーといった複数レベルで事業を展開していることになります。
――Red Dunes Gamesは、ゲームを開発するチームをお持ちなのですか? それともほかのゲーム会社、クリエイターといっしょになってゲームを開発、販売していくスタイルなのでしょうか?
――Red Dunes Gamesは、ゲームを開発するチームをお持ちなのですか? それともほかのゲーム会社、クリエイターといっしょになってゲームを開発、販売していくスタイルなのでしょうか?
スルタン
私たちの会社自身はリーン(少数精鋭)な形を保ち、そのときどきでベストなチーム(会社やクリエイター)とタッグを組むというのが事業方針です。ゼロからすべてを立ち上げるのではなく、既存の優れた人材やチームに投資し、皆さんのゲーム開発をさらに活性化させることを目指しています。
――手掛けていらっしゃるゲームは、カジュアルなものというより、どちらかというとコアなゲームファンがしっかりと楽しめるものを目指している感じでしょうか?
――手掛けていらっしゃるゲームは、カジュアルなものというより、どちらかというとコアなゲームファンがしっかりと楽しめるものを目指している感じでしょうか?
MJ
両方と言えると思いますが、Red Dunes Gamesがもっとも重視しているのは、優れたストーリーテリングと、芸術的なクラフトマンシップです。その結果としてカジュアルなゲームが仕上がることもありますが、開発プロセスそのもの(開発に至った経緯)や、アート、美感も大事にしています。
――ストーリーやクラフト性を重視しているのは、日本のゲームファンとの親和性を高めると思いますが、MJさんは日本のゲーム市場にどのような印象をお持ちですか? それから昨年に続いて今年も東京ゲームショウに出展されるなど、日本で積極的に活動している理由などもお聞かせいただけますか?
――ストーリーやクラフト性を重視しているのは、日本のゲームファンとの親和性を高めると思いますが、MJさんは日本のゲーム市場にどのような印象をお持ちですか? それから昨年に続いて今年も東京ゲームショウに出展されるなど、日本で積極的に活動している理由などもお聞かせいただけますか?
MJ
私の目から見ると、日本市場はとても成熟していると見ています。何世代にもわたって業界が変化し、経済的な危機的状況があったとしても乗り越え、適応してきたという経緯があります。そんな日本の市場で活動することは、ゲーム会社としてとても意義があると思っています。さきほどのお話に戻りますが、日本のゲーム会社が持つクラフトマンシップを重視するアプローチは、映画事業とかほかのアート領域にも通じるものがあり、それが最終的な高いクオリティーにつながっているのではないかと分析しています。
――アクワイアはまさにそんなクラフトマンシップが強い会社だと思いますが、両社の出会いや、共同開発に至った経緯をお聞かせください。
――アクワイアはまさにそんなクラフトマンシップが強い会社だと思いますが、両社の出会いや、共同開発に至った経緯をお聞かせください。
スルタン
やはりですね、類似した価値観を共有する会社どうしは惹きつけ合うのでしょうね(笑)。それは製品だけでなく、例えば人材に対する考えかたとかもですね。去年(2024年)の東京ゲームショウで初めてお会いしたのですが、遠藤さんのゲームへの愛情の高さ、仕事のしやすさなども感じて、自然にこのように至ったのだと思います。
遠藤
スルタンさんたちとコミュニケーションを取り始めて、『勇者のくせになまいきだ。』や『OCTOPATH TRAVELER』(オクトパストラベラー)のような1980~90年代のドット絵ゲームに強い関心を示してくれたことに我々としてはチャンスを感じました。アクワイアが蓄積してきたドット絵の技術を活かせるのではないかという期待感があったんです。そういった話からコミュニケーションは急速に進展し、今年の1月に企画をピッチし、2月にUAEのRed Dunes Games本社を訪問し、3月には開発がスタートするという驚異的なスピードで共同開発契約が実現しました。
――すごいスピードですよね。
――すごいスピードですよね。
スルタン
はい。私たちは非常にシンプルな考えかたをする会社でして、素晴らしいアイディアに巡り合って、いい人に会えたら、もう時間の無駄は省きたいんです。
MJ
ゲーマーとしての性ですかね。ゴールが見えたら熱がこもってしまうという性質もあります。それに加えて、遠藤さんご自身が手がけたタイトルを遊んだことがある者としては、もうレジェンドととも言えるようなグループとごいっしょに仕事ができるわけですから、熱量も上がりますよ。
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異例の開発スピードと独自の開発スタイル
――共同開発契約を締結したときに発表した3タイトルのプロジェクトのうち、いま開催中のTGS2025でプレイできるものもあるわけですが、こうしたスピード感を出すために、両社はどうコミュニケーションをとりながら進められたのか、双方の役割なども絡めながら教えてもらえますか?
スルタン
先ほども申し上げたように私たちの哲学はとてもシンプルです。いいゲームを作って、いいゲームを売るためには何でもする。それが前提であり、すべてです。この3つのIPは、アクワイア社の内部チーム発のゲームですので、アクワイアさんにはゲームの企画開発を担ってもらっています。私たちもそのIPを信じていますし、だからこそ投資もさせていただきました。そして私たちの役割はというと、当然このパブリッシングになります。また、クリエイティブなインプットも拝見させていただいています。ちょっと表現が難しいのですが、“いいゲームを超えるいいゲーム”を作るのが私たちの目指すところなんです。そのためのフィードバック(コミュニケーション)をさせていただいています。やっぱり、ゲームをよりおもしろくするには、より魅力を際立たせるためのコミュニケーションが必要ですから。遠藤さんは、クリエイターとしてもそうですが、彼のリーダーシップ、クラフトマンシップもすごいので、コミュニケーションの中から私たちも多くのことを学ばせてもらっています。
MJ
さらに付け加えるなら、私たちはパートナーシップを組むときは、パートナーに自由に開発してもらうことを大事にしています。そして、開発パートナーの自由を最大限尊重し、それをサポートする立場に徹底しています。
――遠藤さんはRed Dunes Gamesと仕事をしていて、どのように感じていますか?
――遠藤さんはRed Dunes Gamesと仕事をしていて、どのように感じていますか?
遠藤
そうですね、スルタンさんがすごくゲームの知識があり、日本の古い文化……たとえば特撮映画とかも彼はすごく好きで、そうした知識もある。スルタンさんの深い知識から生まれるアイディアが、コミュニケーションの中でアクワイアのクリエイター陣を刺激し、クリエイティブを発展させている。うまく相乗効果が出ているのかなと感じています。
スルタン
そうおっしゃっていただけると安心ですが、そのコミュニケーションの中で、ちょっと“ぶっ飛んだアイディア”過ぎかも? というような提案もしてしまったり……。密かに遠藤さんがいないときに(笑)。
遠藤
大丈夫です(笑)。私もだいぶ“ぶっ飛んだアイディア”を出す部類のクリエイターなので。ちょっと、うちの子(開発クリエイター)たちはみんな真面目すぎて、昔のアクワイアのおバカな様子をなかなか伝授できていないんですよね。これもいい刺激になっていると思います。
MJ
ええ、すべて真面目なビジネスサインのようなことばっかりやっているわけではないんですよね(笑)。それに、私たちはディレクターとしても活動していまして、TGS2025でも我々がディレクションをしている3つのタイトルを持ってきています。『Princess of the Water Lilies』、『Zozo and the Lost Dreams』、『Port of Jumanah』です。いろいろな人とお仕事をする中で、さまざまな文化や出会いから刺激をもらいつつ成長できているように感じていますので、皆さんにTGS2025で見てもらうことを楽しみにしております。
スルタン
はい、今回のTGS2025には、12タイトルを出展させていただいており、これはたいへん誇りに思っています。
――いちばん驚いたのが、その中にアクワイアさんのタイトルが含まれていていることです。先ほど遠藤さんが仰ったように、共同開発契約を締結してから半年後のゲームショウで遊べるバージョンが出るなんて聞いたことがないです。
――いちばん驚いたのが、その中にアクワイアさんのタイトルが含まれていていることです。先ほど遠藤さんが仰ったように、共同開発契約を締結してから半年後のゲームショウで遊べるバージョンが出るなんて聞いたことがないです。
『怪喰 Monster Eater』(TGS2025 プレイアブル出展)
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『Hamrazu:Re ハムラズール』(TGS2025 プレイアブル出展)
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スルタン
他社との違いといますか、大抵こうしたプロジェクトを進めるときは、計画や実行プロセスを通さなければならない委員会のようなものがあったり、コミュニケーションも幾層にわたって通さないといけないことが多いんですよ。ですが、私たちとアクワイアさんの場合は、経験や専門性がありますのでそうした煩わしさがなく、直接やり取りができる。さらには、どこの(開発などの)チームからも直接フィードバックとコミュニケーションがもらえる。だからこのスピード感で進められたのだと思います。
――遠藤さんにとっても、こんなスピードで2作品もプレイアブル出展させることは、過去にもなかったのではないでしょうか?
――遠藤さんにとっても、こんなスピードで2作品もプレイアブル出展させることは、過去にもなかったのではないでしょうか?
遠藤
もちろん初めてですよ(笑)。ですから非常にドキドキしています。いままでは、制作発表から(完成形に近づけて)何年後かにユーザーの皆さんにお披露目する、手に取ってもらうスタイルだったんですが、スルタンさんからTGS2025でプレイアブル出展して、ユーザーの意見や評価を参考にしたいって言われて、これも新しいゲーム作りのスタイルなのかなと思ってトライしました。まあ、どういう結果になるのか、ちょっと楽しみでもあります。
スルタン
私としては、このスピードを“スピードではなく効率性(efficiency)”だと思っています。とくに新しいプロジェクトではフィードバックがとても重要だと考えていて、“フィードバックなしではゲームは成長できない”! ユーザーが何を喜んで、何を期待しているのか……。開発の初期段階からファンにゲームを体験してもらうことが、よりよい作品を作るために不可欠だと思っています。
遠藤
それでゲームの内容を変えたりとか、そういうこともあると思います。これもトライ・アンド・エラーのやりかたのひとつなのかなと。
スルタン
今回のプレイアブル出展の早さは、前々からアクワイアさんのほうでアイディアを温めていたからこそ、実現したというところもあるんじゃないでしょうか?
MJ
ええ、アクワイアさんのチームメンバーが努力してくださったのだと思います。それと、制作発表してからファンをずっと待たせ続けるよりも、早い段階でゲームに触れてもらう……。それがまだ未完成で、赤ちゃんベイビーレベルのものであっても、遊んで感想をもらうことのほうが大事だと思っているんですよ。
スルタン
こうした施策は私たちのIPでもやっていて、さきほど例に出させてもらった『Zozo and the Lost Dreams』などは、開発初期のころは今とまったく違うゲームだったんですよね。初期段階からファンのフィードバックを集めていなかったら、今のようなゲームに仕上がってなかったと思います。逆に、フィードバックを得られないような状況だと、そのゲームをダメにしてしまういちばんの原因になり得るのではないでしょうか?
両社の今後の展望と戦略
――聞いていて、Red Dunes Gamesの開発ポリシーみたいなものがとてもよくわかりました。こうしたアクワイアとの共同開発契約みたいな事業は、今後ほかのゲーム会社でも検討していくご予定でしょうか?
MJ
今後も戦略的なパートナーシップを模索していきますが、パートナーとの関係性を築いて向き合っていくというポリシーがありますので、単にゲームの数を増やすのではなく、そのポリシーを守れる範囲で探していきたいと思っています。
スルタン
UAEと日本の歴史的な関係を、ゲームビジネスを通じてさらに強化していきたいという想いも持っています。なので、単なる投資先というわけではなく、長きにわたってよい関係性を各ゲーム会社さんと作ることを重視していきたいですね。
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――わかりました。いっぽうアクワイアのほうは、今回の話を経て、これまでの事業方針に何か変化はあるでしょうか?
遠藤
そうですね、大規模な受託開発はこれからも並行して進めています。いっぽうで、自社単独では難しかった海外市場への展開や、予算規模をこれまでの1.5倍~2倍にしたリッチなインディーライク作品への挑戦などを、今回の協業を機に確立していきたいと思っています。Red Dunes Gamesは、アクワイアらしさをより進化させるための重要なパートナーになりそうだなと手応えを感じています。
――これからの展開にも期待しています。ちょっと話はそれますが、UAEのゲーム事情はどんな感じなのでしょう? 日常的にゲームをプレイされていて、その中には日本のゲームも含まれているのかとか、エンターテインメントのコンテンツとして日本のアニメとかコミックも浸透しているのかなどが気になりまして……。
――これからの展開にも期待しています。ちょっと話はそれますが、UAEのゲーム事情はどんな感じなのでしょう? 日常的にゲームをプレイされていて、その中には日本のゲームも含まれているのかとか、エンターテインメントのコンテンツとして日本のアニメとかコミックも浸透しているのかなどが気になりまして……。
MJ
ゲーム市場に関しては、ユーザー側は非常に成熟していますけど、開発側は非常にゆっくりで、自分たちだけで成長するにはとても時間がかかりそうな印象です。だからこそ、私たちは世界と共同するかたちを目指しているんです。
スルタン
中東は若年層の人口比率が高く、ひとり当たりのゲーム消費額は世界でも高いほうだと思います。デジタルコンテンツ全体の消費が非常に活発だし、日本や韓国のタイトルも、欧米の昔から人気のあるIPと並んで人気がありますよ。
――ありがとうございます。聞いていると、やっぱり親和性がとてもありそうなので、もっともっと交流が進んでいくといいですね。では最後に、ゲームファンに向けてメッセージをいただけたらと思います。
――ありがとうございます。聞いていると、やっぱり親和性がとてもありそうなので、もっともっと交流が進んでいくといいですね。では最後に、ゲームファンに向けてメッセージをいただけたらと思います。
遠藤
“東京ゲームショウ2025”のRed Dunes Gamesブースで、我々の新しいタイトルが発表されます。ぜひ遊びに来てフィードバックをいただければ、それを真摯に受け止めて、よりよいゲームにしていこうと思います。
MJ
日本のファンが愛してきたゲームがいかに美しいかを再認識していただき、そのうえで私たちといっしょに新しいゲームを編み上げていきたいです。私たちのことを、楽しいゲームを作る仲間として見ていただければ幸いです。
スルタン
これからもアクワイアさんとRed Dunes Gamesの関係性について、ぜひ見守っていただけたらと思います。この共同提携の関係は、単にビジネスライクなものではなく、ゲームを楽しみながら作りたいという純粋な気持ちから生まれたものです。その強い仲間意識をRed Dunes Gamesブースで感じていただければと思っています。