
2025年9月26日にコーエーテクモゲームスより発売予定のNintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4、PC(Steam)用ソフト『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~』(以下、『紅白レスレリ』)。本作はスマートフォン&PC(Steam)で運営中のアプリ『レスレリアーナのアトリエ』(以下、『レスレリ』)と世界観やキャラクターを共有しつつも、新たな主人公で新たな物語を描く新作タイトルです。
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知っている顔ぶれが登場するたびにテンションアップ! だけども『紅白レスレリ』のオリジナルキャラクターたちも負けない存在感を放っている!!
本作は、先述のように『レスレリ』と世界観やキャラクターを共有しているため、『レスレリ』のオリジナルキャラクターはもちろん、“異邦人”としてこの世界にやってきた『アトリエ』シリーズの歴代キャラクターたちが登場します。
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それを聞くと「初心者はお断りなのでは?」と心配される方もいるかもしれません。ですが、もちろん彼ら、彼女らの設定を知らずとも登場時にはキャラクター紹介文が表示されますし、どういう人物なのかはイベントの会話などでフォローがあります。
たとえばエリー(出典『エリーのアトリエ ~ザールブルクの錬金術士2~』)ならばチーズケーキが好き、ヴィオラート(出展『ヴィオラートのアトリエ ~グラムナートの錬金術士2~』ならばにんじんが好き……など、キャラクターを語る際によく取り上げられる特徴が本作ではより強調されているので、知らない顔ぶれでもすぐインプットされるはずです。
たとえばエリー(出典『エリーのアトリエ ~ザールブルクの錬金術士2~』)ならばチーズケーキが好き、ヴィオラート(出展『ヴィオラートのアトリエ ~グラムナートの錬金術士2~』ならばにんじんが好き……など、キャラクターを語る際によく取り上げられる特徴が本作ではより強調されているので、知らない顔ぶれでもすぐインプットされるはずです。
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逆に『アトリエ』シリーズをプレイしている人ならば、このオールスターなメンバーの登場はかなり心に響くのではないでしょうか。公式サイトには、本作に登場する歴代キャラクターがまとめられているので、どんな顔ぶれと再会できるのかチェックしてみてください。
個人的には『マナケミア2 ~おちた学園と錬金術士たち~』の主人公、ロゼリュクス・マイツェン(ロゼ)が本編内でめちゃくちゃ活躍するポジションだったのには驚きました。原作通りに剣の腕が立ち、パーティーの中心になって活躍してくれるロゼは、改めて男前でカッコいい奴だなと。小野大輔さんのイケボも響きますよね!
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で、そんな個性が強いキャラクターたちがいるだけに、「リアスとスレイのふたりを始めとする『紅白レスレリ』のオリジナルキャラクターたちは、陰に隠れてしまうのでは?」と危惧していたのですが、プレイしてみるとまったくそんなことはなく、存在感を放っていました。
ダブル主人公であるリアスとスレイはふたりで掛け合うシーンが多いため、つねに何かしら会話が発生し、ゲーム序盤から個性が見えてきて、関係性も掘り下げられていくんですよ。
ダブル主人公であるリアスとスレイはふたりで掛け合うシーンが多いため、つねに何かしら会話が発生し、ゲーム序盤から個性が見えてきて、関係性も掘り下げられていくんですよ。
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その様子が、なんとなく『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』のロジーとエスカに重なって、「このふたり、いいな」と微笑ましく見守りたくなっちゃいました(笑)。
さらにふたりを取り巻くキャラクターも、個性的なメンツが揃っているんです。シスコン気味なリアスの義理の姉・カミラや、自信家な考古学者の卵のエルなど、『アトリエ』らしいキャラクターの味付けがバッチリで、出会って割とすぐに好感を抱くこと間違いなしです。
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あとは妖精さんがひさびさにクローズアップされている点も、古参ファンとしてはうれしい限り。本編の物語の中ではルクル・ポック・ボネボネの3人がメインキャラクターとして活躍しますが、それ以外にもいろいろな妖精さんが登場します。セリフもバリエーション豊かで、おっとり系やノリノリ系など、聴いていて楽しかったです。あと、古参プレイヤーとしては個人的に、妖精さんが浮くのには驚きました(笑)。
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なお、『レスレリ』の世界観を引き継いでいるため、異邦人たちはすでに全員が顔見知りという前提です。異邦人たちがこの世界に来た理由を深く知りたければ、『レスレリ』もぜひプレイしてみてください。魅力的なキャラクターがまだまだたくさんいますから。
調合に試行錯誤して時間が溶けていく楽しさを『アトリエ』シリーズで久々に味わった
ゲームシステムに関しては、『レスレリ』のエッセンスが取り入れられている部分もありますが、基本的には『紅白レスレリ』用にすべて作り直されているのがポイントです。これによって『レスレリ』をプレイしている人でも、『アトリエ』シリーズ最新作として新鮮な気持ちでプレイできるタイトルになっています。
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まずは調合。本作は素材が持つ“ギフトカラー”をつなげると、素材の特性を調合アイテムに引き継ぐことができるという、視覚で判断しやすいスタイルを採用しています。
投入する素材もレシピごとに決まっていて、基本的にはランクの高い素材を指定通りに投入すればいいアイテムが調合できます。最近の『アトリエ』シリーズと比べるとややシンプルですが、自分的にはこのくらいがちょうどいいかなと。
投入する素材もレシピごとに決まっていて、基本的にはランクの高い素材を指定通りに投入すればいいアイテムが調合できます。最近の『アトリエ』シリーズと比べるとややシンプルですが、自分的にはこのくらいがちょうどいいかなと。
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ただ、うまくカラーがつながって、特性を狙い通り引き継がせることができると達成感を味わえたり、強力なアイテムを作り出して戦闘で使うと、その効果が目に見えて現れたりと、調合の楽しさはしっかり担保されている点は見事でした。
物語が進んでアイテム複製やアイテム強化が行えるようになると、さらにその楽しさが増していきます。
物語が進んでアイテム複製やアイテム強化が行えるようになると、さらにその楽しさが増していきます。
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そして個人的にハマったのがレシピ派生という要素です。特定のアイテムの調合中に、条件を満たすアイテムを投入することでレシピ変化が発生し、新しいアイテムを生み出せます。
この際、“ギフトカラーがつながった状態”で条件を満たす素材を投入しないといけないんですが、思いのほかギフトカラーをつなげるのが難しいんですよ。つながったとしても発現する特性がイマイチだったり、投入素材のランクが低くて品質が上がらなかったりするので、どうにかしようと頭をひねらせているうちに、レシピ派生に夢中になっていました。
この際、“ギフトカラーがつながった状態”で条件を満たす素材を投入しないといけないんですが、思いのほかギフトカラーをつなげるのが難しいんですよ。つながったとしても発現する特性がイマイチだったり、投入素材のランクが低くて品質が上がらなかったりするので、どうにかしようと頭をひねらせているうちに、レシピ派生に夢中になっていました。
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そんな要素もあり、錬金術に向き合う時間が、トータルのゲームプレイ時間の中でもけっこう多めかもしれません。でも、個人的には「錬金術での試行錯誤こそが『アトリエ』だよね」と、プレイしていてにやけちゃいました。
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コマンドバトルは、6人揃って前衛と後衛の枠が埋まってからおもしろさが加速する!
戦闘はキャラクターや敵の素早さ順に行動が回ってくるタイムラインコマンドバトルを採用しており、相手の弱点を確認しながらスキルやアイテムで攻撃していくのが基本です。
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オーソドックスといえばそうかもしれませんが、本作はTPというゲージが溜まっていると使える“マルチアクション”(後衛のキャラクターが連携に参加して攻撃する)が、いいアクセントになっているんですよ。
たとえば魔物をブレイク状態(動きが止まり、耐性のある属性攻撃も有効になる)にしてから、前衛と後衛で一気にダメージを狙うのもありですし、逆にブレイクを狙うためにマルチアクションを利用するのもアリです。
たとえば魔物をブレイク状態(動きが止まり、耐性のある属性攻撃も有効になる)にしてから、前衛と後衛で一気にダメージを狙うのもありですし、逆にブレイクを狙うためにマルチアクションを利用するのもアリです。
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また、TPは“インタラプト”にも使え、これを利用すると後衛の手番を割り込ませることができます。敵の厳しい攻撃の合間に割り込ませたりと、こちらもタイムラインを見極めて使うことで、大きなアドバンテージを得ることができるのです。計算通りに事が運んだときの“してやったり感”はなかなかのものですよ。
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ただ、これらのおもしろさを100%体感できるのはパーティーメンバーが6人揃ってからと、少し遅めなんですよね。まあ、物語上で壁となるであろう、第6章のボス戦の直前に6人が揃うので、あえてこのレベルデザインにした可能性もありますけど。
ちなみにこのボス戦はかなりハードルが高かった(何度か全滅した)ので、ここにたどり着くまでに戦闘システムの理解を進めておくべきだと強く推奨したいです。
ちなみにこのボス戦はかなりハードルが高かった(何度か全滅した)ので、ここにたどり着くまでに戦闘システムの理解を進めておくべきだと強く推奨したいです。
調合の素材を入手するのには、ランダム生成の亜空の道が便利
拠点となるハルフェン周辺の採取地や、ガイストコアで開く亜空の道では、調合に使うさまざまな素材を採取できます。一度到達した採取地にはファストトラベルが可能で、さらに採取地内にもいくつかファストトラベルポイントがあり、採取はかなりサクサク進められるのがいい感じでした。
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徘徊する魔物を倒すことでも素材は手に入り、またファストトラベルし直せば採取物と魔物はすぐ復活するので、素材集めで手間がかかるなと感じることはまったくありませんでした。ひとつのマップの広さも手ごろで、このくらいの手軽さが個人的には好きかも。
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さらに本作では、“亜空の道”での採取手段が用意されています。亜空の道はランダム生成されるダンジョンで、同じ名称の場所でも、“中級”、“特異”といったレベルによって魔物や採取素材が変化するという内容です。レベル上げや採取が行えるだけでなく、リアスたちのお店“ヤドリギ堂”で働いてくれる妖精さんとも出会えるなど、何度も足を運ぶことになります。
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内部には鍵を入手しないと進めない場所があったり、強敵が出現したりといろいろギミックが用意されていて、探索中も気が抜けない感じでした。また、ボスを倒すと装備品の“星珠”を入手できますが、ランクのいい星珠が手に入るまでつい通い詰めちゃったりと、ハクスラ的な楽しさも味わえますよ。
ハルフェンの町の復興&ヤドリギ堂の運営は、肩の力を抜いて挑めるバランスに!
最後は『紅白レスレリ』の大きな柱であるハルフェンの町の復興と、ヤドリギ堂の運営について。こちらは「シミュレーション的な難しさがあるのかな」と身構えていたら、復興に関しては必要な材料やお金を投資すればオーケーで、複雑な条件はなく、誰でも手を出しやすいと感じました。
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また、ヤドリギ堂の運営も、“商品棚に販売品を並べて、任意のタイミングで販売する”という形を採用しています。『ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~』のように、収支報告や在庫とにらめっこするようなスタイルではないので(それはそれで楽しいのですが)、「難しそう」と恐れなくても大丈夫です。
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基本的には妖精さんをちゃんと配置して、商品棚にオートでアイテムを並べて売れば問題はないという印象。商品棚の配置にもギフトカラーが影響し、カラーをつなげると売却価格が上がるなどのメリットが得られますよ。
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というわけで、『紅白レスレリ』のレビューをお届けしましたが、いかがだったでしょうか? 『レスレリ』とタイトルにありますが、本作はアプリ版『レスレリ』とは楽しさのベクトルがまったく違う作品になっているので、『レスレリ』をプレイ中の自分も新鮮な気持ちで遊ぶことができました。
なお、本作はパーティーメンバーの6人はリアス、スレイ、ロゼ、ウィルベル、トトリ、ソフィーで固定となります。個人的には『レスレリ』のほかのキャラクターたちとも冒険をしたかったのですが、それはダウンロードコンテンツとして楽しめるようなので(レスナ&ヴァレリア)そちらを楽しみに待ちたいと思います!
なお、本作はパーティーメンバーの6人はリアス、スレイ、ロゼ、ウィルベル、トトリ、ソフィーで固定となります。個人的には『レスレリ』のほかのキャラクターたちとも冒険をしたかったのですが、それはダウンロードコンテンツとして楽しめるようなので(レスナ&ヴァレリア)そちらを楽しみに待ちたいと思います!