『Sa・Ga2 秘宝伝説』が発売された日。大きなパッケージにワクワクした思い出……「いまのあんたが いちばん みにくいぜ!」など名セリフも思い出深い【今日は何の日?】
※本記事は、2023年12月14日にアップした記事を再編集したものです。

伊藤賢治氏の作曲デビュー作

 いまから34年前の1990年(平成2年)12月14日は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)からゲームボーイ用ソフト『Sa・Ga2 秘宝伝説』が発売された日。
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 『Sa・Ga2 秘宝伝説』は、前作『魔界塔士Sa・Ga』が発売された1989年12月15日から約1年後に発売されたソフト。パッケージがほかのソフトよりも大きく、当時はお店で目立っていました。
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 『魔界塔士Sa・Ga』は植松伸夫氏が作曲でしたが、『Sa・Ga2 秘宝伝説』はいまではシリーズの顔となっている伊藤賢治氏も作曲を担当しています(※『Sa・Ga2』は、伊藤氏と植松氏の合作)。フィールドの音楽“秘宝を求めて”やバトル曲の“必殺の一撃”、“死闘の果てに”など忘れられない曲ばかり。ちなみに、タイトル画面でスタート+セレクト+Bボタンを押すことでサウンドテストになり、気軽に楽しむことができました。

 ストーリーは主人公が行方不明になった父親を捜すという内容で、タイトルの一部にもなっている“秘宝”が物語の大きな秘密を握っています。さまざまな世界を旅することになりますが、江戸時代がモチーフになった和風の世界もあり、バラエティーに富んでいました。
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 個人的に印象深いのはビーナスが支配する第6世界。無謀にもビーナスに立ち向かうアントニーと、そんなアントニーの姿を見て本当に大事なものに気付くオリビア……。逆上するビーナスに「いまのあんたが いちばん みにくいぜ!」と返す主人公がカッコよすぎました。

 ゲームスタート時に主人公と仲間となるキャラクターの種族を決めることができ、種族によって成長するステータスに違いがあるのも特徴的でした。プレイヤーキャラクターは主人公と同級生の3人ですが、途中でNPCが加わることも。序盤にしか仲間にならない“せんせい”はとても頼れる存在でありながら姿がモンスターというギャップもあり、忘れられないキャラクターです。
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 2020年12月15日にはNintendo Switchのダウンロード専売で、本作と『魔界塔士Sa・Ga』(1989年)、そして『時空の覇者 Sa・Ga3[完結編]』(1991年)の3作を収録した『Sa・Ga COLLECTION』がリリース。2021年にはスマートフォン版とPC版(Steam)も発売されました。

 なお、
『Sa・Ga2 秘宝伝説』は、2009年にニンテンドーDSで『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』としてフルリメイクもされています。連携が加わってバトルシステムも刷新されているのが特徴です。移植などされておらず現行機ではプレイできませんが、名作なのでぜひチェックしてみてほしいです!
これまでの今日は何の日?