
サイバーパンク世界でバーテンダーとして接客、客とのやりとりの中に垣間見えるドラマが唯一無二の味わいをもたらした『VA-11 Hall-A ヴァルハラ』を手掛け、一躍インディーゲーム界の重要デベロッパーとなったSukeban Games(スケバンゲームズ)。
彼らの新作ゲーム『.45 パラベラム ブラッドハウンド』(.45 PARABELLUM BLOODHOUND)が、2024年7月19日(金)、20日(土)、21日(日)に京都・みやこめっせにて開催の“BitSummit Drift(ビットサミット ドリフト)”でプレイアブル出展されました。
彼らの新作ゲーム『.45 パラベラム ブラッドハウンド』(.45 PARABELLUM BLOODHOUND)が、2024年7月19日(金)、20日(土)、21日(日)に京都・みやこめっせにて開催の“BitSummit Drift(ビットサミット ドリフト)”でプレイアブル出展されました。
広告
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/a50942a9dfc153a79f3caf1895672d458.jpg?x=767)
これにショックを受けている人も多いかもしれません。しかし『.45 パラベラム ブラッドハウンド』を実際にプレイしてみれば、きっとこう思うはずです。「『.45 パラベラム ブラッドハウンド』の発売も、『N1RV Ann-A』と同じくらい待ち切れない!」と。
純粋なアクションゲームとは異なる戦術が楽しめる『パラサイト・イヴ』から影響を受けたバトルデザイン
かつての殺し屋・レイラが再び壮絶な死闘に身を投じていく物語を描く『.45 パラベラム ブラッドハウンド』。ジャンル名には“アクティブタイムアクション”という聞き慣れない言葉が冠されています。
これはバトル中、リアルタイムで動き回って敵の攻撃を避けつつ、“アクションバー”が溜まったらボタンひとつで時間を静止させ、行動コマンドを入力するというもの。スクウェア(当時)の『パラサイト・イヴ』から着想を得たシステムとのことです。
これはバトル中、リアルタイムで動き回って敵の攻撃を避けつつ、“アクションバー”が溜まったらボタンひとつで時間を静止させ、行動コマンドを入力するというもの。スクウェア(当時)の『パラサイト・イヴ』から着想を得たシステムとのことです。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/a33b6c8296270756bb7ca09e775426b69.jpg?x=767)
敵の行動を見極めて銃による反撃をお見舞いできるほか、アイテムを消費したり、スキルを使えば感電させる、回復するなどの効果がもたらされます。これらを時間停止中に落ち着いて判断できることで、純粋なアクションとは異なる戦術が楽しめました。
攻撃する際は敵がこちらの射程に入っている必要があり、これによるミドルレンジでの攻防が、ドライでクールな世界観とマッチしています。
攻撃する際は敵がこちらの射程に入っている必要があり、これによるミドルレンジでの攻防が、ドライでクールな世界観とマッチしています。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/abb0ee9ab83186d7bf9a34b89c6b794a8.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/aa09cf6388a58ef996c77cbb4df1da1a0.jpg?x=767)
初期装備のハンドガンのほか、探索中に見付けたアイテムボックスからは“鉄パイプ”が手に入り、十字キーで瞬時に切り替えることができました。武器種によって攻撃力や射程はもちろん、アクションバーの上昇速度も変化するということで、使える武器がさらに増えたら、状況に応じて使い分ける楽しさが増していきそうです。
映像表現やフィールド探索、登場人物との意味深な会話からは『killer7』の面影も……!
ここまで紹介してきたバトルシステムも非常に魅力的な本作なのですが、それ以上に個人的に目を見開かされたのは、作品全体の意味深な雰囲気やデモシーンの陰影の付けかたといった点からそこはかとなく漂う、“とある作品”からの強い影響でした。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/af0882d75a6b4e45f63618c92e8d5aa4a.jpg?x=767)
それは2005年に発売され、ゲームディレクター・須田剛一氏の名を世界に轟かせた怪作『killer7』(キラー7)のこと。
レイラが自宅で準備を整え、出掛けるまでの一連のシークエンス。敵に倒されたときにリスポーンする“赤い扉の部屋”で会話できる奇妙な住人たち。それらの場面では、ことあるごとに『killer7』の面影が頭をよぎります。
※須田剛一作品からの影響については、後日公開予定のインタビューで本作のディレクター・Kiririn氏からさらに詳細な言及もしていただけたので、ご期待あれ!レイラが自宅で準備を整え、出掛けるまでの一連のシークエンス。敵に倒されたときにリスポーンする“赤い扉の部屋”で会話できる奇妙な住人たち。それらの場面では、ことあるごとに『killer7』の面影が頭をよぎります。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/a0f337cf325c1b3ee8cdaa0fdfb48d6eb.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/a8ce49e196bd45529bacda6622473c453.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/af3f49cfe3dad3b10fb5fbf919196c7c5.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/a524ed4694e8d4cfd4e8cb74c32f0474a.jpg?x=767)
そもそも現時点ではアクション要素があるゲームであることが注目されている本作ですが、ゲームプレイの比重としては異国のスラム街のようなフィールドを駆け回って探索し、ときおり見掛ける登場人物との意味深な会話を楽しむような部分がけっこう多めです。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/af2b9f9c92237086105dde71952efd569.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/a4758809541497bc806ef0a7b0501530a.jpg?x=767)
作品世界に“浸る”ことの心地よさが生じるこの辺りのバランス感覚も、やっぱり“須田ゲー”的なんですよね。
それでいてSukeban Gamesだから作れる唯一無二のゲームへと換骨奪胎されている点も、『VA-11 HALL-A』からのさらなる進化を感じられました(いわゆる“スターシステム”を採用しており、登場人物の中には『VA-11 HALL-A』の“アナ”のそっくりさんも!)。
それでいてSukeban Gamesだから作れる唯一無二のゲームへと換骨奪胎されている点も、『VA-11 HALL-A』からのさらなる進化を感じられました(いわゆる“スターシステム”を採用しており、登場人物の中には『VA-11 HALL-A』の“アナ”のそっくりさんも!)。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/11473/a3c60f77cf49f747291d5de6f7d372f8b.jpg?x=767)
まだ発売時期は未定となっている『.45 パラベラム ブラッドハウンド』ですが、公式サイトによると「でも、だいぶ先、じゃなくてそこそこ近いってのは言っておきたい」とのこと。すべてを体験できる日が楽しみでなりません!