
ナンバリング最終作から20年。ぼちぼち『VI』が出てほしい
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『グラディウスV』は、KONAMIから発売された2D横スクロールシューティング。1985年にアーケード版が大ヒットした初代『グラディウス』のナンバリング最終作にあたる。家庭用ゲーム機のみのシリーズ作品は『グラディウス外伝』(プレイステーション)や『グラディウス リバース』(Wii)など多数あるが、ナンバリング作品でアーケード作品ではないのは『V』のみ。
ゲームセンターで『I』~『IV』および『沙羅曼蛇』シリーズ、『パロディウス』シリーズなどをプレイしてきた筆者は、家庭用版だけでリリースされることに若干の寂しさを感じていた。しかし、いざプレイしてみるとプラットフォームなんて関係なく、夢中になって楽しんだのをよく覚えている。
シリーズ伝統のシステムとして、カプセルによるパワーアップシステムは健在。自機の分身であるオプションや長いレーザーなど、『グラディウス』らしさを残しつつも、“オプション操作ボタン”の導入で大胆かつ新しい遊びを導入している。従来作では自機の後ろを付いてくるのが基本だったが、本作では4つのオプションタイプが存在。
ゲームセンターで『I』~『IV』および『沙羅曼蛇』シリーズ、『パロディウス』シリーズなどをプレイしてきた筆者は、家庭用版だけでリリースされることに若干の寂しさを感じていた。しかし、いざプレイしてみるとプラットフォームなんて関係なく、夢中になって楽しんだのをよく覚えている。
シリーズ伝統のシステムとして、カプセルによるパワーアップシステムは健在。自機の分身であるオプションや長いレーザーなど、『グラディウス』らしさを残しつつも、“オプション操作ボタン”の導入で大胆かつ新しい遊びを導入している。従来作では自機の後ろを付いてくるのが基本だったが、本作では4つのオプションタイプが存在。
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それぞれ“オプション操作ボタン”を押すことによってフォーメーションを固定させたり、任意の方向を攻撃できたりするので、スタート時に選んだ装備によって戦略が大きく変わってくる。このあたりが非常に楽しく、それと同時に家庭用ゲーム機(ゲームパッド操作)ならではのアイデアだと感心させられた。R1ボタンでのオプション操作が非常にしっくり来る作りだ。
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ゲームは全8ステージ構成。惑星グラディウス都市地下階層では縦にスクロールし、アステロイド前線基地では岩に埋め尽くされた地形を進んでいくなど、オプション操作ボタンがあるからこその大胆な作りになっている箇所が多く、攻略し甲斐があった。
バクテリアン増殖工場では、緑色のゲルが通路を満たしており、やはりオプション操作での攻撃を駆使して道を切り拓くギミックになっていた。このステージはファンのあいだで“バスクリ●面”と呼ばれていたと記憶している。
バクテリアン増殖工場では、緑色のゲルが通路を満たしており、やはりオプション操作での攻撃を駆使して道を切り拓くギミックになっていた。このステージはファンのあいだで“バスクリ●面”と呼ばれていたと記憶している。
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また、ストーリーに力が入っていることにも触れておきたい。ちょこっとだけネタバレすると、タイムスリップで異なる時系列の自分と共闘するシーンがあり、終盤のステージで「なるほど、こういうことだったのか!」と驚いた記憶。SF作品としても楽しめる作りになっているのもよかった。
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余談だが、当時すでにファミ通編集者だった筆者は、初回特典のDVDで模範プレイ動画を作成していた(教官役の毛利名人に解説していただいたもの)。シリーズファンとして非常に光栄なお仕事ではあったのだが、1周目の中盤ステージをふつうにクリアーする内容なのに“スーパープレイを収録!”的な感じで煽られていて、高次周ステージでの復活プレイみたいなマニア向けの内容を期待した方には申し訳なかった思いも……。
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2015年4月15日にはプレイステーション3のゲームアーカイブスにて復刻されたが、それ以降移植やリマスターなどは行われていない。また、ナンバリング作品も本作以降は発売されていないのが残念なところ。
クラシックゲームの復刻やリメイク、リマスター、シリーズ再始動などが盛んな昨今。ぼちぼち『グラディウスVI』の登場に期待したい。