『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳う『DELIVERY MUST COMPLETE』を試遊。戦闘機やドラゴン、メカなどが配達員の行く手を阻むフライトシューティング

『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳う『DELIVERY MUST COMPLETE』を試遊。戦闘機やドラゴン、メカなどが配達員の行く手を阻むフライトシューティング
 2026年9月17日~20日に開催された東京ゲームショウ2026(17日・18日はビジネスデイ。21日の現地開催は台風25号の接近により中止)。日本風の世界観やレトロテイストを取り入れた、あらゆるジャンルのゲームを世界に向けて展開するグローバルパブリッシャーのTop Hat Studiosが個性的な5タイトルをプレイアブル展示していた。
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 筆者がとくに注目したのが、PC(Steam)向けにリリースが予定されている『DELIVERY MUST COMPLETE』。本作は、個人ゲーム開発者のYoyoyollie氏が手掛けるローグライク・フライトシューティングゲームで、『デビルメイクライ』と『エースコンバット』シリーズの融合を謳うタイトル。『DELIVERY MUST COMPLETE』の頭文字が“DMC”というのもこだわりを感じさせる。

 主人公は、戦争真っ只中の空を駆けて荷物を届ける配達員で、世界中のエリート戦闘機部隊がしのぎを削る空間をかいくぐって目的地を目指す。航空機や飛行船を始め、ドラゴン、メカなどさまざまな飛行物体が行方を阻むという。
『DELIVERY MUST COMPLETE』は『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳うフライトシューティング。スコアを稼いで強化パーツを装備し、自分だけの機体で駆け抜けるローグライク要素も魅力※この記事はTop Hat Studiosの提供でお届けします。

自分だけの機体で空を戦い抜く

 会場では、そんな本作の試遊をさせていただいた。ゲームを始めると、まずは操作する機体と追加武装を選択。機体については現在開発中のため性能に変化はないが、製品版では明確に操作性を差別化する予定とのこと。追加武装については、担当者にオススメされた敵機体を自分のもとに引っ張るウィンチと、敵機体どうしで跳弾する特殊ミサイルを選択。
『DELIVERY MUST COMPLETE』は『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳うフライトシューティング。スコアを稼いで強化パーツを装備し、自分だけの機体で駆け抜けるローグライク要素も魅力

 出撃すると、戦闘機を始めとする数多くの飛行物体が行く手を阻んでくるため、それらをすべて撃破してつぎのエリアへと進む。そうして最終エリアまでたどり着くのが本作の目的だ。

 機体はブーストとブレーキを使い分けてスピードを制御しつつ、ゲームパッドのスティックで左右に旋回して移動する。ただし、ブーストではゲージを消費し、0になると失速。ここから復帰するためには、ブーストボタンを指定のタイミングで入力する必要がある。復帰した後は、一定時間ゲージを消費せずにブーストが可能だ。
『DELIVERY MUST COMPLETE』は『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳うフライトシューティング。スコアを稼いで強化パーツを装備し、自分だけの機体で駆け抜けるローグライク要素も魅力

 戦闘では、基本武装として狙いをつけて攻撃を行う機銃と、自動ロックオンのミサイルが搭載されているので、これらを中心に戦いながら追加武装を活用していくのがおもな流れ。追加武装にはクールダウンが存在しているので、強力なぶん使いどころが重要。ただ、機銃、ミサイル、追加武装ともに弾薬は無限なので、残弾数を気にせずに戦えるのはフライトシューティングに慣れていない筆者にとってありがたかった。
『DELIVERY MUST COMPLETE』は『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳うフライトシューティング。スコアを稼いで強化パーツを装備し、自分だけの機体で駆け抜けるローグライク要素も魅力

 本作で特徴的なのは、スコアシステム。敵機体の撃墜によってスコアが蓄積され、一定ランクに達するとレベルアップ。自身の機体の強化パーツが複数出現し、そのうちひとつを選んで装備できる。

 性能としては、HPが低下したときに自動でHPが回復していくパーツや、ロックオン射程や射撃速度が低下するかわりにダメージが上昇するパーツなど、その効果はさまざま。プレイスタイルに合わせて自分だけの機体を作り上げるローグライク要素を、空中戦とともに楽しめるのが本作の大きな魅力だろう。
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 加えて、マップについてはランダムで生成。そして、天候の変化、雲量の変動、地形の異常、ランダムなマップイベントなどが発生するため、同じ戦闘空間が存在しないのもおもしろいところ。マップの状況次第で、自身のプレイスタイルとは少し異なるビルドを構築して戦っていくのもまた新鮮で楽しいはずだ。
『DELIVERY MUST COMPLETE』は『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳うフライトシューティング。スコアを稼いで強化パーツを装備し、自分だけの機体で駆け抜けるローグライク要素も魅力

 なお、最後のエリアをクリアーする、もしくは撃墜されると拠点のような場所に移動でき、そこでNPCと交流できたりするとのこと。そこから本作の世界観についてより深く理解できるようだ。

 今回の試遊では戦闘のみの体験だったが、配達員として働く主人公の生い立ちや今後の活躍、そしてNPCたちとくり広げられる物語なども非常に気になる。『DELIVERY MUST COMPLETE』は発売日未定。Steamストアページでは、現時点(2026年10月6日)で“日本語はサポートされていない”となっているが、日本語には対応するとのこと。発売を心待ちにしたい。
『DELIVERY MUST COMPLETE』は『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳うフライトシューティング。スコアを稼いで強化パーツを装備し、自分だけの機体で駆け抜けるローグライク要素も魅力

ミニインタビュー:「このゲームは存在すべきだ」という開発者の強い思いが込められたタイトルを多くのユーザーに届けたい

 試遊後には、本作のパブリッシングを手掛けるTop Hat Studiosの副社長・Andy Andi Han(アンディ・アンディ・ハン)氏へのミニインタビューをお届けする。同社のパブリッシングタイトルで重要視している点などを聞いた。
『DELIVERY MUST COMPLETE』は『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳うフライトシューティング。スコアを稼いで強化パーツを装備し、自分だけの機体で駆け抜けるローグライク要素も魅力
アメリカ・ニューヨークに本社を構えるTop Hat Studios。左から、副社長・Andy Andi Han(アンディ・アンディ・ハン)氏、アシスタントのAsh Patel(アッシュ・パテル)氏、プロダクションアシスタントのBrad Lord(ブラッド・ロード)氏。
――Top Hat Studiosのこれまでの活動について教えてください。

アンディ
 Top Hat Studiosは、日本のアニメや文化、レトロテイストが好きな人たちが惹かれるゲームに特化し、これらを専門的に扱うパブリッシャーです。とくに、ほかとは明確に異なるクリエイティブ・スタイルを持ったゲームに絞って発信しています。

 ゲームでは、ユーザーそれぞれの価値観のもと、さまざまな遊びかたで楽しむことができます。ほかの芸術作品では、受動的な関わりかたしかできません。遊ぶ人によって異なる体験をできるのはゲームならではの魅力ですので、私たちはこの点を大切にした作品を手掛けたいと考えています。

――インタラクティブなゲーム性を持つタイトルを大事にされているのですね。

アンディ
 加えて、開発者の「このゲームは存在すべきだ」という誠実かつ強い思いが込められているタイトルも私たちは好みます。

 今日、利益やトレンドの追求のためだけに作られたゲームを多く目にしています。だからこそ、開発者がゲームそのものを大切に思っているタイトルは貴重です。

 そんな開発者の強い思いが込められた作品から、独自のスタイルとゲームそのものへの深い理解が感じられると、とてもうれしく思いますし、多くの方に届けてあげたいと感じています。今回遊んでいただいた『DELIVERY MUST COMPLETE』ではそのことを強く感じましたので、私たちでサポートさせていただいています。

――『DELIVERY MUST COMPLETE』を始め、Top Hat Studiosがパブリッシングを行うタイトルを楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

アンディ
 いつも我々をサポートしていただきありがとうございます。みなさんはいま、特定の意味やメッセージを持ち、そこにフォーカスした体験を求めていらっしゃると思います。

 そして、おそらく多くの人たちは、できるだけ多くの人を喜ばせようとする、あるいはサービスを長々と続けるゲームに飽き飽きしているのではないかと思います。ゲーム業界はトレンドを追うことに悲観的になっているように見受けられます。

 私たちは、デベロッパーたちが彼ら自身のアイデアを信じて作っているゲームを見つけることで、誠実に表現されたユニークなものをお届けできるのではないかと思っていますので、今後展開予定のタイトルをぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。

東京ゲームショウ2026では個性的な5タイトルを出展

 先述の通り、東京ゲームショウ2026では個性的な5タイトルをプレイアブル出展したTop Hat Studios。『DELIVERY MUST COMPLETE』以外の4タイトルは以下の通り。

『SILLY POLLY BEAST - バカなポリーは鬼となって』

 Andrei Chernyshov氏開発によるサバイバルホラーシューター。悪夢のような孤児院を脱出した少女ポリーが、迷い込んだ冥界からの脱出を目指す。銃や禁断の呪文を駆使して異形の怪物たちに立ち向かう。2025年10月29日発売。対応プラットフォームはプレイステーション5、プレイステーション4、XBOX Series X|S、PC。
『DELIVERY MUST COMPLETE』は『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳うフライトシューティング。スコアを稼いで強化パーツを装備し、自分だけの機体で駆け抜けるローグライク要素も魅力

『井戸の鳥(Well Dweller)』

 Kyle Thompson氏が開発を手掛けた、ダークなおとぎ話のような世界を舞台にしたメトロイドヴァニア。マッチ棒を武器にする小さな鳥・グリマーとなり、さらわれた家族を救うため、腐敗した王国を探索。個性的な住人たちと交流しながら、邪悪な女王に立ち向かう。2026年9月23日に発売された。対応プラットフォームは、Nintendo Switch、プレイステーション5、XBOX Series X|S、PC。
『DELIVERY MUST COMPLETE』は『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳うフライトシューティング。スコアを稼いで強化パーツを装備し、自分だけの機体で駆け抜けるローグライク要素も魅力

『MOTORSLICE モータースライス』

 荒廃した巨大建造物を舞台に、少女“P”がチェーンソーを手に駆け抜けるアクションアドベンチャー。パルクールを駆使して罠を突破し、襲い来る建設機械と戦いながら任務を遂行する。巨大な重機によじ登って戦う、ダイナミックなボス戦も見どころ。開発はRegular Studio。2026年5月5日発売。対応プラットフォームは、プレイステーション5、XBOX Series X|S、PC。
『DELIVERY MUST COMPLETE』は『デビルメイクライ』×『エースコンバット』シリーズの融合を謳うフライトシューティング。スコアを稼いで強化パーツを装備し、自分だけの機体で駆け抜けるローグライク要素も魅力

『METAMORPHOSIS (メタモルフォーゼ)』

 死に絶えた世界を舞台に、罪人の烙印を押された修道女が贖罪を求めて旅するダークアクションアドベンチャー。巨大構造物がそびえる荒廃した世界を探索し、襲い来る悪魔たちと戦いながら、最後の楽園を目指して過酷な道のりを進んでいく。開発はluxanで発売日は未定。対応プラットフォームはPC。
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