2027年に発売予定の本作は、いったいどのような進化を遂げたのか。gamescom 2026に先駆けて開催されたメディア向けの試遊会で判明した要素について紹介していこう。なお、開発中のデータのため、デザインや内容は今後の製品版と異なる場合もあるので注意していただきたい。
新作は1ボスにつき3ステージ構成


具体的に説明すると1~2ステージには中ボスがそれぞれ登場し、3ステージ目には大ボス(トゥインクルガール)と戦う、というもの。全ステージクリアーしたときは、どれも長すぎず短すぎず……といった印象で、ボスひとりに3ステージ分プレイできるようになったのはこれまでよりボリューム面も少し増したように思える。
クリアーするごとにステージの進行状況(※)が保存されるので、「今日は1ステージだけクリアーしよう」という感じで、ぶっ通しのプレイではなく自分のペースで進めやすい構成に変わったのはよいところだ。ここから先は難しいから後回しに、みたいな遊びかたもやりやすそう。

ほかにも、ステージ開始前にロックマンを補助するチップセットが選べるようになった。たとえば生存重視のセットなら、敵の攻撃を防ぐ“バリア”が使えるようになり、火力重視なら強力な“ダブルチャージショット”を使えたりと、先ほどのステージ進行も含めて人によってプレイスタイルがかなり変わるのではないだろうか。


移動手段としても使いやすそうな特殊武器

“ジェットスティンガー”の通常性能は、前方に突進し、当たった敵を画面外にふっ飛ばせる。破壊ではなく「ジャマだ。どけー!」と言わんばかりに文字通りふっ飛んでいく。空中ダッシュのような使いかたもできるので、使用感は『ロックマン11 運命の歯車!!』に登場した特殊武器“パイルドライブ”に近い。

なお、すごく便利そうに見えてちょっとした短所も。技が当たるとロックマンが反動で少しだけ後ろに跳ねてしまうのだ。足場が少ないところでもガンガン使ってしまい、反動でそのまま落下ミス……なんてことも多かった。前にすいすい進めるのもいいが、使いどころに気を付けたほうがいいかもしれない。
また、本作では△ボタンを押すとくり出せる“特殊武器パワーショット”が存在する。武器エネルギーを多く消費してしまうが、通常時より性能がパワーアップするというものだった。このときの“ジェットスティンガー”は反動なしで突進していたので、エネルギー残量に気を付けつつ使い分けるのも重要そう。


過去作の“アイツ”が登場!?
過去作に登場したアストロマンが複製ロボットになって立ちはだかるという、意外な展開である。これはさすがに予想できなかった。

クセのある動きの球体攻撃、大量の隕石が降りそそぐ大技(おそらくアストロクラッシュ)など、動きや厄介さもそのまま。たぶん新しい中ボスとかが出てくるんだろうと思っていたので、こういう歴代作品のネタを絡めたサプライズはニヤリとしてしまった。こう見せられるとほかにもどんなネタが仕込まれているのか気になる……。今回はまだ3ステージしか遊べないのがいろいろと待ち遠しい……!!

新システム“オーバーライド”はロックマンの強化形態

画面左上のアイコンが光っているときにL1ボタンを押すと発動。時間制限付きの強化状態となり、バスターが強化され、最大までチャージを溜めると大ダメージの“ファイナルチャージショット”が撃てる。まさに限界を超えたような姿で、ロックマンの手足やヘッドパーツにズームし、ガシンガシンと装甲が開かれていく演出がカッコよすぎる。






ファイナルチャージショットは切り札にふさわしい強力な技で、試しにアストロマンRに撃ってみたところ、「こんなに減っていいんですか!?」と思うくらいの大ダメージだった。ただ、撃ったあとにしばらくチャージができなかったり、チップセットのサポート能力が使えなかったりと、しっかりデメリットも存在する奥の手といったところだろう。

いよいよ最終ステージに待ち受けていたのは、元気いっぱいに振る舞う新ボスの“トゥインクルガール”。ナンバリング作品で女性型ボスが登場するのは『ロックマン9 野望の復活!!』のスプラッシュウーマン以来だろうか。

なかなか見られない女性型ボスが新鮮というのもあり、くるくるっと回る姿もキャッチーな印象を受けてかわいい。ただし、花火のように拡散していく弾を連発してくるので、「かわいい~」と思っていたら厄介な攻撃が襲ってきておそろしい。何回か挑戦してどうにか倒せたものの、2ステージ目のアストロマンRも含めてボコボコにされてしまった。


しっかり攻撃を見切れば、チップセットのサポートやオーバーライドがなくても倒せそうな絶妙な調整だと感じる。プレイヤーを強化する強力なシステムを揃えつつも、敵やステージの気の抜けなさもしっかり残されているバランス感は、前作の『ロックマン11』からそのまま続いている。
試遊会の体験範囲でも、これまでのシリーズらしいアクション部分の難しさは感じるものの、プレイヤーへ攻略の選択肢を増やした3分割のステージ、オーバーライドのようなわかりやすい強化要素など、操作感をあまり大きく変えずに、シリーズファンやこれまで遊んだことがない人の両方に楽しんでほしいという手ごたえを感じている。ロックマン誕生40周年を迎える2027年発売予定の製品版では、どんな作品に仕上がるのか楽しみだ。

















