本稿では、モンスターと暮らす拠点作りを軸に、本作のゲームシステムとプレイした感想を紹介していく。

モンスターとの共存生活。ペットではなく仲間としていっしょに生きる
麻酔アイテムを使って眠らせ、その後なでてあげることでモンスターを仲間にできるのだが、本作において仲間にしたモンスターは、ただの道具・労働力ではない。もちろん、ほかのゲームにも見られる、背に乗って移動したり、ともに戦ったり、特定のアイテムを生み出してくれたりといったことも可能だ。ただ、モンスターとの向き合いかたに大きな違いがある。
仲間にする方法が暴力的でない点が、まず挙げられる大きな特異性だろう。こうしたゲームでよく見られるのが、モンスターを攻撃して弱らせ、それから鎮静化させて手なずけるというもの。これは暴力による“わからせ”と言うこともできる。しかし本作では前述の通り、ただ眠らせ、なでてあげることで仲間にできるのだ。やさしい世界。野生ではプレイヤーを襲う危険な存在も、こちらがまず優しさを見せることで仲間になるという設定は、心が温かくなる。
仲間にした後も定期的なエサやりは欠かせない。多少手はかかるが、世話を続けているとただの便利な存在ではなく、いっしょに暮らす仲間として自然と愛着も湧いてくる。むしろ、手がかかるからこそ大事な“相棒”として絆が深まっていくのだろう。今後、ほかにお世話要素が加わるのかも気になるところだ。
出会えるモンスターの顔ぶれもじつに多彩。ニワトリ、ブタ、スライムのようなかわいらしいモンスターから、ドラゴン、恐竜のようなカッコいいモンスターまで、豊富な種類が登場する。


モンスターと作る自分だけの拠点。建築の自由度もかなり高い
とくにありがたかったのが、自動で位置を合わせて配置できる“スナップモード”と、自分で細かな位置を調整できる“フリーモード”を自由に切り替えられること。均等に並べたい場所ではスナップ、配置にこだわりたい場所ではフリーと使い分けられるので、建てやすさと配置の自由度を両立している。

モンスターにはそれぞれ能力があり、その力を拠点内で活かせる場合がある。たとえば水スライムは畑に水をやり、炎スライムは炉の燃料として活躍。ブタは肥料を、ニワトリはタマゴを生み出してくれる。
こうした能力と拠点内の設備をうまく組み合わせれば、一種の自動化ラインまで構築できるという。自動化が進めば、そのぶんプレイヤーは拠点を離れて探索する時間を確保できる。そして新天地で新たなモンスターと出会い、仲間にすれば、できることが増えて拠点もさらに発展。仲間が増えるほど、拠点作りの幅も広がっていく。探索→モンスターとの出会い→拠点の発展→さらなる探索というサイクルが自然と生まれるようにできているのだ。

探索しがいのある広大なマップ



余談。死にゲーみたいな遊びかたもアリ?
本来は仲間にしたモンスターとともに戦うのが基本となるが、巨大なワニ、ドラゴン、恐竜などの凶暴なモンスターを前にすると、アクションゲーマーとしては、ひとりで挑みたくもなってしまう。



コンテンツ豊富な時間泥棒の予感
広大な世界を探索して新たなモンスターと出会い、仲間にする。彼らの力を借りて拠点を発展させ、できることが増えたらさらなる探索へ出かけられる。自由度の高い建築、モンスター収集など、単体でも楽しめる各要素がひとつのゲームサイクルとして自然につながっていた。
もちろん、建築に没頭してもいいし、珍しいモンスターを探して各地を巡ってもいい。ときには強敵へ単身で挑み、アクションゲームさながらの戦いを楽しむのもアリだろう。とにかく遊びの幅が広く、懐の深いゲームにものよう思える。どれだけ遊んでも足りない、時間泥棒なタイトルになりそう。アーリーアクセスが待ちきれない!
製品概要
- タイトル名:Wild Wild Eden
- ジャンル:オープンワールド・サバイバル・クラフトゲーム
- プレイ人数:オフライン 1人/オンライン 1〜25人
- プラットフォーム:PC(Steam)
- アーリーアクセス版リリース予定時期:2027年春
- 価格:未定
- 開発:MAGNUS GAMES STUDIO SDN BHD
- 販売元:集英社ゲームズ















