『ディスオナード』シリーズなどを手掛けたハーヴェイ・スミス氏の新スタジオ“Black Pony Immersive”が発表。イマーシブシム型ゲームにこだわって開発

『ディスオナード』シリーズなどを手掛けたハーヴェイ・スミス氏の新スタジオ“Black Pony Immersive”が発表。イマーシブシム型ゲームにこだわって開発
 名作『Deus Ex』でリードゲームデザイナーを務め、後にArkane Austinで『ディスオナード』シリーズを生み出したゲームデザイナー、ハーヴェイ・スミス氏。同氏の新スタジオとなるBlack Pony Immersiveの設立が公表された。
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 同スタジオには『Deus Ex』時代からの盟友であるリカルド・ベア氏も参加。その名の通り、『Deus Ex』や『ディスオナード』シリーズに代表される“イマーシブシム”と呼ばれるタイプの一人称視点アクションRPGを手掛ける予定とのこと。

 業界紙
The Game Businessのインタビュー記事によると、スタジオの設立からは1年が経過しており、現在のスタッフ数は26人。すでに非公表のパブリッシャーから資金提供も受けているようだ。

イマーシブシムの名門の系譜を継ぐ新スタジオ

 イマーシブシムとは、『Thief』や『Deus Ex』シリーズによって確立された没入型シミュレーションゲームのこと。見た目上は一人称視点アクションやFPSの形を取ることが多い。

 たとえばある部屋にあるものを盗み出すのに、敵を倒して鍵を奪う、後ろから鍵を盗む、警備を脅迫する情報を入手して説得する、ハッキングで扉を開ける、通風口から侵入する、窓から室内の開扉ボタンを撃って開ける、あるいは壁そのものを破壊する……といったように、プレイヤーの発想次第でさまざまな問題解決策が可能な、創発的なプレイを刺激する作りを特徴とする。
 特に欧米で根強いカルト的人気のあるサブジャンルだが、Arkane Austinの閉鎖によって名門Looking Glass StudiosやIon Stormから受け継がれてきた系譜が途切れてしまうことが危惧されていた中で、今回ハーヴェイ・スミス氏による新スタジオが判明したというわけだ。

 イマーシブシムは決して万人向けの作りではないかもしれないが、「こんな手はどう?」と何度も試してみたくなる独特な魅力があるし、その影響はしばしばイマーシブシムとして売られているわけではない超大作などにも見てとれる。

 Arkaneの2トップの片割れであったラファエル・コラントニオ氏のWolfeyeと並び、Black Pony Immersiveが新作を通じてイマーシブシムの新たな可能性を見せてくれることを期待したい。
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