『ペルソナ5X』初音ミク実装で感じるバトル演出のすばらしさを語りたい。そして『P3』で真田先輩に憧れた当時の少年は『P3ポータブル』コラボにも期待するのであった【P5X】

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 『ペルソナ5: The Phantom X』(P5X)が『ペルソナ3 リロード』(P3R)とコラボを実施。2026年6月26日に1周年を迎えたスマートフォン・PC向けRPG『P5X』は、私に衝撃をもたらした。
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 小学生の頃、型落ちとなったPSPの2000型を父親から譲り受けた私は、年上の知人から『ペルソナ3 ポータブル』を勧められた。それは、劇薬であった。
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 初めて浴びるジュブナイル。未知の高校生活というものに憧れを抱き、このとき出会った真田先輩は、小学生の自分にとって完全無欠のヒーローだった。当時の記憶はいまも鮮明だ。

 大人になってからプレイした『
ペルソナ3 リロード』(P3R)では“無欠”ということは決してないと再認識し、その克己した姿により惹かれたもの。月日が経って年齢を飛び超えても、先輩は“先輩”のままだ。

 そして現在。永遠に真田先輩に憧れる少年心が、ビリビリと雷を受けたように焼かれた脳が、『P5X』において
『P3R』コラボを享受している。
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 『
ペルソナ3』の主人公(結城くん)に続き、ゆかりッチ、真田先輩と立て続けにガチャを引いて、その演出を見て小躍りしていた。原作を踏襲しながらも、独自要素を備えた本作のバトル演出は、やはりいくら見ていても飽きない。

 イベントストーリーの内容も、『P3R』をプレイした後なので鮮明な記憶として小ネタを楽しめた。この素晴らしいコラボが今後も見られると思うと、わくわくが止まらない。
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第三者視点で眺める特別課外活動部(S.E.E.S.)とのやりとりは新鮮で不思議な感覚。
 そして、続いてやってきたのがバーチャルシンガー・初音ミクとのコラボである。また別の衝撃をもって迎えられ、インターネット上ではさまざまな反応が見られたものの、私個人の感情としては「ありがとう……」だった。
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 初音ミクとの出会いもPSP。2010年に発売された『
初音ミク -Project DIVA 2nd-』は渾身のMVとリズムゲームがその魅力を伝播させ、VOCALOIDを知らなかった自分をボカロ沼の入り口まで案内してくれた。本当にありがとう、セガとPSP。

 なんでも携帯ゲーム機でソフトが出ていたあの時代。私の音楽ライフは瞬く間にペルソナサウンドとボーカロイドに彩られた。だからこそ、『
ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』で両者がコラボした際の喜びを再び感じられたのがうれしいのである。
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 『ペルソナ3』も初音ミクも好きな私は、5月下旬~7月にかけてのコラボ期間にうれしい悲鳴を上げつつ、QOPL(※)の爆上がりを感じた。
※QOPL:クオリティ・オブ・ペルソナライフ。いま考えた。
 さらに、『ペルソナ3 ポータブル』とのコラボも発表された。ここに来て隠し玉である。初音ミク実装は広い層へのアピールだと思うが、1周年施策のラストを飾るのは『ペルソナ』ファンが喜ぶキャラクター。ユーザーの声を聞き入れる姿勢を見せた運営の動きに、2年目への期待が高まる。
 また、これまで育成アイテムの入手がメインだったコンテンツ“星盤の試練”の一部報酬に自在結晶(ガチャ石)が追加されるなど、より石を配る改修を行っているのはシンプルにうれしい。

電子の歌姫、ライブオンステージ!

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 『P3R』と『P5X』の相性は間違いなくいいとして、気になるのは初音ミクの方である。ここからはおもに彼女について語っていきたい。

 改めて実装された初音ミクに目を向けると、『P5X』の世界観に違和感なく溶け込んだデザインや、そのバトル演出のよさに見惚れるばかり。“ブチッ”な表情を拝めるのは『P5X』ならでは。
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初音ミクのこういう顔はあまり見たことがない。
 初音ミクは、楽曲を切り替えてバフの種類を変えながら味方を強化する解明ロールのキャラクター。ナビ(佐倉双葉)やウィンド(多祢村理子)と同タイプだ。パーティを支えるサポート要員として、ステージ上でその存在感を発揮してくれる。そして一挙手一投足がかわいい。
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編成すると特別なライブステージ演出が発生

 バトル自体には直接関与しない要素として、初音ミクを編成してバトルに挑むと、ライブステージ仕様の特別演出が発生。専用の戦闘BGMへと切り替わり、選択した楽曲に応じて、ライトなどの演出も変化する。
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背景やステージがミク仕様に!
 『ペルソナ4』屈指の名曲“Heaven”をATOLS氏がリミックスした“Heaven feat.Hatsune Miku(ATOLS Remix)”に加え、人気ボカロ曲の“春嵐”、“ヒアソビ”がバトル中のセットリストに。スキル3を発動したクライマックスには、“ゴーストルール”がバトルを盛り上げる。
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 なお、ミク関係の演出はオン・オフの切り替え可能。そのため「いまはペルソナの戦闘曲で戦いたいな」という気分のときでも、初音ミクを編成しながら本来のBGMで遊ぶことが可能だ。
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怪盗メニューから演出のオン・オフを切り替えることができる。

後半ターンで一方的な殲滅が可能な全体バッファー

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 戦闘中の性能も特徴的だ。ターン開始時に選んだ楽曲によって、スキル1とスキル2の追加効果が変化する。

 3種の楽曲を切り替えた後に発動できるスキル3は、敵全体を行動不能にし、味方は2回ずつ行動可能。シンプルに強力な効果である。パーティ全体にバフをしながら敵の行動を止め、2ターンの追加行動で一方的にダメージを畳み掛ける。そんな戦い方が可能だ。行動順に味方のアイコンがズラリと並ぶ様は圧巻である。
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シャドウが気の毒になってしまうレベル。
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スキル1と2をくり返し、4~6ターン目でスキル3を発動!

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 実際のバトルでは、

曲を選ぶ(各キャラのターン開始時に変更可能)

スキル1“ビートサウンド”かスキル2“クリアサウンド”を使ってピース獲得

3種類のピースが集まったらスキル3“バーチャルラウンド”を使う

 というのが基本の流れ。アタッカーが火力を出せるターンにあわせてスキル3を使えばより強力だ。スキルを順に使うだけでも相応の強さは発揮するが、できればピンポイントで大ダメージを狙いたい。
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 ミクが付与できるバフは汎用性も高い。アタッカーが必要としているバフを柔軟に選べるからだ。

 貫通力UP効果がある“Heaven”とスキル1の組み合わせや、弱点与ダメUPを付与できる“春嵐”とスキル2の組み合わせはとくにおすすめで、ほとんどの場面で有効に働いてくれる。

育成はまず攻撃力を優先

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 初音ミク、いやミクさんの能力を最大限に引き出したい。そこで、最初はステータス目標としてバフ量が最大になる攻撃力4400を目指すことにした。啓示は解明ロール定番の【作業】に、貫通UPが見込める【希望】の組み合わせが有効だ。

 攻撃力を確保すれば十分な力を発揮できるので、さらに十二分の活躍を期待してクリティカル発生率・倍率を盛っていく。
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2凸の効果が強い。武器も優秀

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 専用の星5武器は、高いサポート能力をさらに補助してくれる優秀な性能なので、できるだけセットで手に入れておきたい(筆者ももちろんがんばって手に入れた)。攻撃力が4400まで到達しやすくなり、パーティのクリティカルダメージを大きく伸ばすことができる。

武器の効果
  • 攻撃力が30.0%上昇。
  • 味方全体のクリティカルダメージが18.1%上昇。
  • “ピース”獲得時に3ターンの間、味方全体のクリティカルダメージが追加で3%上昇。
  • “バーチャルライブ”(スキル3発動)状態中、10.0%のスキル成長効果上昇を獲得。
 もしも石に余裕があるのなら、非常に強力な意識レベル2(2凸)を狙うのも一考の余地あり。2凸することによって、スキル3の発動時にスキル1・2の効果のすべてが付与されるようになる。さらに、“バーチャルライブ”中に味方全体が与える最終ダメージが8%上昇するため、かなりのダメージアップにつながる。

まとめ:汎用性ばっちりなサポートキャラクター

 初音ミクは貴重な解明ロールのキャラクター。本作は複数パーティを編成することも少なくないので、強い解明キャラクターが複数いて困ることはない。どのパーティにも入る汎用性から、かなり先の“未来”まで怪盗団を支えてくれること間違いなしなので、始めたばかりのプレイヤーには無凸でも引くことをおすすめしたい。
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イベントではボスバトルとリズムゲームが遊べる

 コラボイベントではイントロダクションとして短いカットシーンとオープニングが挿入。コンテンツとしてはアメノウズメと戦う“ボスバトル”が用意されている。

 また、ボカロ楽曲のリズムゲーム“奏でる『
未来』の音”がミニゲームとして用意されている。リズムゲームでは、バトル中の4曲に加えて、“マリオネットダンサー”などもプレイ可能だ。
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 ミッションをクリアする事で自在結晶2500個や喚喜のメダル1200個(主人公用の星5武器などと交換可)が獲得できる。ミクポイントプラチナミリコイン(武器ガチャチケット)や各種育成素材と交換可能。

実装曲一覧
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  • 春嵐 作詞/作曲/編曲: john
  • SAN値直葬 作詞/作曲/編曲: STEAKA
  • ヒアソビ 作詞/作曲/編曲: かめりあ
  • マリオネットダンサー 作詞/作曲/編曲: ひらぎ
  • ゴーストルール 作詞/作曲: DECO*27 編曲: Naoki Itai (MUSIC FOR MUSIC)
  • Heaven feat. Hatsune Miku (ATOLS Remix) 作詞: 田中怜子 作曲: 目黒将司 編曲: ATOLS
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 惜しむらくは、初音ミクコラボに関するイベントストーリーがほぼ展開されなかったことだ。本作ならではの“認知訶学(にんちかがく)”といった設定、そして偶像(アイドル)たる初音ミクの存在が起こす化学反応を物語として読んでみたい、という欲望を強く持った。
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青(緑)髪でツインテールのキャラクター。この少ない条件だけで、“初音ミク”という認知になる人は多いはず。これだけデザインの幅があってもキャラクターの同一性が保たれているのは、希少な現象なのではなかろうか。
 ともあれ、『P5X』は私のノスタルジックなところを刺激してくれている。今後は『P3P』から登場する予定の女性主人公(汐見琴音)が、現代基準の頭身で、どのような活躍を見せてくれるのか……実装が待ち遠しい!

 もちろんコラボだけでなく、『P5X』の世界に活きるキャラクターひとりひとりの魅力も抜群。去年に引き続き、水着怪ドルの実装も控える2年目の展開からは目が離せない。
 1周年のお祭り期間は残すところわずか。ログインするだけで限定キャラクターを含む星5キャラクターがひとりもらえる“1周年記念星5怪盗選択券”などのアイテム配布にはまだ間に合う。興味のある方にはこの機会に始めてほしくて、筆を執った次第である。
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