単なるHDリマスターではなかった

本作は『デビルサマナー』シリーズの3作目で、大正二十年という架空の時代を舞台にした『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』のHDリマスター版。根幹となる物語やゲームジャンルは変わらないものの、キャラクターのセリフの変化やシステム面の大幅な強化など、ほとんどのものに手を加えられており、リメイクといっても差し支えのない内容に進化しています。
メインストーリーはフルボイス化され、中田譲治さんが演じる相棒の黒猫・ゴウトや子安武人さんが演じる鳴海探偵社の所長・鳴海といった主要キャラクターたちはもちろん、そのほかのキャラクターも人気声優陣が役を熱演しており、物語を鮮やかに彩っています。
キャラクターのセリフは大筋の意味は変わらないまま、より意図が伝わりやすい形でリライトされています。とくに鳴海の言葉はポジティブに置き換えられているので、彼のことが好きになる人は多いのではないかと思います。逆に原作の『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』をプレイした人は、「あのやる気がなかった鳴海がどうした!?」と驚くハズ(笑)。



ゲームの流れ自体はオリジナル版と同じ。悪魔召喚師(デビルサマナー)の十四代目である葛葉ライドウとなり、さまざまな怪奇事件に挑んでいきます。目的地表示のサポート機能も追加されており、迷うことが減ったのはありがたいポイント。さらにファストトラベル機能も追加されているのでサクサクと進めることができます。
バトル部分はアクションで、続編『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王』のシステムをベースに生まれ変わっています。戦闘中に召喚できる仲魔も最大2体になり、さらに同一悪魔の複数召喚もできるようになりました。
新システムの“MAGドレイン”も導入され、弱攻撃で敵からMAGを吸収し、強攻撃で大ダメージを与えるという駆け引きが生まれています。敵の弱点属性を突くことで“弱点硬直”が発生し、ダメージや奪えるMAGが増えるため、戦略性もさらにアップ。
ライドウにも“神剣特技”というアクションが追加されており、手軽に弱点を突いて戦うことが可能になりました。オリジナル版では消費アイテムの属性付きの銃弾で弱点を突く必要があったので、かなり快適です。また、ジャスト回避から発動させる“殺魔一閃”も。タイミングがシビアで使うのは難しいものの、慣れてくるとより爽快なバトルが楽しめるようになります。



難易度は複数用意されており、魔道、王道、正道、求道のほか、ストーリーをクリアーするといちばん難しい“超・葛葉ライドウ”が選べるように。難易度はゲーム中にいつでも変更可能で、アクションが苦手な人でも楽しめます。ぜひこの機会にプレイしてみてください。
また、発売1周年を記念したポップアップストア“『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』1周年記念商店”が、2026年6月13日から28日までアニメイト秋葉原ANNEX(東京)、7月4日~19日までアニメイト名古屋(愛知)、7月25日~8月9日までアニメイト大阪日本橋(大阪)にて開催されています。こちらもチェックを!















