2025年12月。コナミアーケードゲームスのアーケードゲーム『麻雀ファイトガール』、『ボンバーガール レインボー』(以下、ボンバーガール)、『クイズマジックアカデミー 緋のアルカディア』(以下、QMA)という3タイトルでお母さんキャラによる連動イベントが開かれた。 その名も“マザーウォーズ シロヱ対ミツモト・ダイア”と言う。

でかい画像をどーん。
説明すると、『麻雀ファイトガール』の現役魔法少女お母さん“ミツモト・ダイア”が『ボンバーガール』と『QMA』に参戦(『QMA』では先生枠)。『ボンバーガール』からはごく普通のボンバー主婦“シロヱ”が『麻雀ファイトガール』にやってくるという、ゲームの垣根を飛び越えたコラボイベントである。
ダイアとシロヱはどちらも2025年に登場。同じ年に同じ会社からママキャラがふたりも出て、しかも早々に大暴れ。どうかしている気がするので、ミツモト・ダイアの件に引き続き、コナミアーケードゲームスに改めて取材を申し込むことにした(※)。
※もともとはコナミアミューズメント名義で展開されていたが、新たに設立されたコナミアーケードゲームスが2025年10月1日より事業を引き継いでいる。 それとは別に、2025年の『麻雀ファイトガール』参戦キャラ全般についても訊きたいことがあった。お母さん、ふくよかな堕天使シスター、メカクレ漫画家、再度のお母さんという布陣。まとめて事情聴取と相なった次第である。
なお、事情聴取は2月に行ったのだが、母の日に公開したかったのでここまで寝かせておいた。





コナミアーケードゲームスの会議室に集まるスタッフたち。


聞き手はミツモト・ダイア取材時と同じくライターのトニオ國崎(左写真、文中は國崎)、編集者のミス・ユースケ(右写真の左側、文中はユースケ)。
ケイ壱
デザイナー。『ボンバーガール レインボー』や『麻雀ファイトガール』担当
別々で動いていたお母さん企画ががっちゃんこ
國崎
何があってマザーウォーズなんてことになったんですか?
ケイ壱
ふざけました。
ユースケ
あれは本当にどうかと思いましたよ。
ケイ壱
何と言うか、すみません(笑)。

國崎
改めて流れを確認すると、2025年の『麻雀ファイトガール』の参戦キャラが、ダイア、ダブリエル、イッパツ、シロヱ。お母さんキャラがふたりいるじゃないですか。「もしかして年末にマザーウォーズをやるためにずっと準備していたのでは?」と勘繰っていたんですけど、どうなんでしょう。
ライター
もともと計画していたわけではなくて、何となくです。
國崎
何となく。
ケイ壱
偶発的なんですよね。最初、ダイアがバズったから『ボンバーガール』にダイアを出そう! というアイデアがあったんです。
ライター
そうそう。それぞれ別で動いていて、ダイアを出すならいろいろ音声収録もできるよねって。
ケイ壱
『QMA』と『ボンバーガール』でやんちゃな企画できないかな~と言ってました。
國崎
『ボンバーガール』にシロヱが追加されたのは2025年7月ですが、それより前から話が進んでいたと?
ケイ壱
そうです。自分が『ボンバーガール』と『麻雀ファイトガール』のキャラクターデザインをしているんですけど、流れを見て「ダイアは絶対入れるべきでしょ」とボンバーチームに言ってました。勝手に。
ライター
そこから『ボンバーガール』にシロヱが実装されて……『麻雀ファイトガール』の年末追加キャラクターはどうしようか考えていたところ、『ボンバーガール』はダイア追加がもう決まったそうで、向こうでシロヱがウケてるから「お母さんコラボ構成を仕掛けるのはアリじゃない?」という話に。
ユースケ
ごく普通のボンバー主婦ですもんね。それはウケるでしょう。
國崎
ごく普通だから。
ごく普通と言い張る勇気。
ライター
もともと『QMA』の年末施策としてダイアを出す予定だったんですよ。でも、ここまで来たら合わせてもいいんじゃないかと。別々で進んでいたお母さんたちがちょっとずつ集結して最終的にマザーウォーズになりました。当初のアイデアとして、『QMA』から嫁キャラ、お母さん系つながりでミランダやセイメイを呼ぶかどうか、みたいな話も。
ディレクター
マザーウォーズ自体はかなり後付けなので、どうまとめるか悩みました。でも、動き出してからは楽しかった。
國崎
そういえばあのタイトルはどう決まったんですか。“マザーウォーズ”というワードセンスはすごいと思います。
ライター
会議でものすごくアイデアを出し合いました。
ケイ壱
タイトルが決まるまで楽しかったですねー。
ライター
最初の頃は扱いにくい案もたくさん出ました。“暮れの元気なママ祭り”とか“紅白ママ合戦”なんて。

メモには当時の苦労が残っていた。
ディレクター
そう。危うく紅白ママ合戦になるところでした。「赤と白でいいじゃん」と盛り上がったんですけど、いま思うとやめといてよかった(笑)。
ケイ壱
ちょうどいいラインを模索してたら、誰かが「シロヱvsミツモト・ダイア」と言い出して、そのラインだ! って。
ユースケ
その会議、おもしろすぎる。僕も参加させてほしい。
ケイ壱
じゃあ怪獣映画みたいなイメージですね~って、さらさらっとラフ描きました。
國崎
ああ、じゃあこの絵は完成前のイメージですか。

マザーウォーズのメインビジュアルのラフ。
ケイ壱
これが決まってからは早かったですね。
ライター
その日の午後くらいにデザインが決まってたと思う。
ケイ壱
ビジュアルが完成してからは世界観をみんなに共有できました。
國崎
そこまでは納得するとして……、

「会社にはどうやって説明を?」(※)
※以前の取材時、ミツモト・ダイア実装時は会社側への説明がたいへんだったという話が盛り上がった。でしょうねとしか言えない。プロデューサー
マザーウォーズは、立てつけ自体はちゃんとしていましたから。「お母さんキャラ同士の戦いをベースにタイトルを盛り上げます」と説明したらすぐに納得してもらえましたよ。
國崎
お母さん同士は争っちゃいけないでしょう。
ユースケ
その説明を受けた偉い人が不憫でならない。
プロデューサー
“各作品がいっしょにひとつのパッケージとして盛り上げる”。企画自体はかなり真っ当じゃないですか。名前はともかく。
ユースケ
自覚はあるんですね。
ディレクター
相乗効果もあって、狙い通りにいろいろ反応をいただけたと思います。会社としても、アミューズメント施設を盛り上げよう、みんなでがんばろうという想いがありますから。綺麗事ではなくて、本気でそう思ってやっています。
國崎
『QMA』も巻き込んだのはおもしろかったですね。イベントの中だと『QMA』がいちばん手ごわかったです。ダイアを解禁するために挑戦したんですけど(※)、検定クイズの“ガール”がなんでもアリじゃないですか。あらゆるテーマの女性のクイズ全般が飛んできたり、スティーブン・セ“ガール”ネタが出てきたりとか。
※『QMA』でのミツモト・ダイアは、下記のいずれかの条件を満たすとマイルームでガイドとして設定できる。
(1)検定クイズ『麻雀』『ガール』の両方でS以上達成。
(2)100問チャレンジの難易度『甘口』または『激辛』で100問達成する。ユースケ
セガールもガール枠なんだ。
ライター
いろんなガールが問題になっていました。難しかったですね。
國崎
検定クイズの壁紙を見て、『ボンバーガール』と『麻雀ファイトガール』あたりを覚えておけば大丈夫だろうと思っていたので面食らってしまい。個人的には1月から100問チャレンジのテーマが“アニメ&ゲーム”になったことに助けられました。
いろいろなところに出張ダイアさん
國崎
ダイアが『麻雀ファイトガール』にやってきてしばらく経ちますけど、『麻雀格闘倶楽部Sp』や『GASHAAAAN』(※)に出たり、フィギュア化もあったり、露出することが多いですよね。ダイアを動かそうみたいなお話が社内であるんでしょうか。
※『GASHAAAAN』:コナミアーケードゲームスが展開している、ボールで遊ぶパーティーバラエティーゲーム。2026年3月より順次稼働開始。
プロデューサー
『GASHAAAAN』にダイアを出したいというより、広く目に留めてもらうにはどうすればいいだろうと考えたんです。いまのゲーム市場は新しいお客さんを取り込むのがどうしても難しい。アミューズメント施設にいるお客さん皆さんにうちの作品に遊んでほしいので、ダイアやポップ君(『ポップンミュージック』)たちも加わったモードを入れてみようかという。
國崎
なるほど。ダイアもポップ君も、目を引くビジュアルですもんね。色味ですとか。
ライター
話を聞かされたときにはもうゲーム画面に出ていました。
ディレクター
仕事のできるお母さんだ。
ライター
『ボンバーガール』と『QMA』の収録のときに、皆川純子さん(ダイアのCV担当)にお会いして、ダイアが出てから『麻雀ファイトガール』のステータスが上がりましたと伝えたらすごい喜んでくれました。
プロデューサー
だいぶ広告塔キャラクターになってくれたかなと思います。
ディレクター
ほかにも、プレゼントキャンペーンでダイアがメダルゲームとコラボしたり。
國崎
それも追加で訊こうと思ってたんですよ。どうしてダイアがメダルゲームに?
ケイ壱
僕も驚きました。僕が描いたんですけどね。メダルゲームのチームから「メダルのキャラとダイアを」というオーダーがあって。うれしい限りですよ。
國崎
さらっと混ざってるので、思わず2度見しちゃいましたよあれ。
ケイ壱
ダイアのパワーがメダルチームにも届いていたという。ありがとうございます。
ディレクター
じつはゲーム内で絞るとダイアさんってそんなに人気を超独走してるわけではなくて、そこのバランス感はおもしろいんですよね。ただ、やっぱり注目度は倍違う。
ケイ壱
『ボンバーガール』だとパインがそんな感じです。
國崎
わかります。麻雀の方でも段位が新人ランクのパイン使いとか定期的に見るので、引っ張ってくる力があるんだろうなって。
ユースケ
ゲーム内での人気とSNS上での人気は異なる。何かわかるなー。インターネットの人はダイアが大好き。
ちなみにKONAMIが就活イベントなどで配布しているグッズに、大きく描かれた『SOUND VOLTEX』(ボルテ)シリーズのニア&ノアをはじめ、ダイアの姿もあった。こういうところにも出張しており、お母さん大忙しである。
没落魔王系からぽっちゃり堕天使シスターになったダブリエル
國崎
ダイアのつぎに参戦したキャラも話題になりました。ダブリエル。これまた業が深い。
ユースケ
もはや恐ろしい。
ケイ壱
最初はどういう流れだったっけ。
ぷへゃ~
そもそもモチーフ役が決まってなかったです。いったん海底摸月からスタートして、ケイ壱さんが持ってきたモチーフに“没落魔王”みたいなお題があって、そこを掘り下げました。別のモチーフ役も検討したところ、ライターからダブルリーチの案が出てきて。
ライター
「ダブルリーチはリーチの上位役じゃなくて天和のなり損ないだよね」って。
ぷへゃ~
なり損ないなので、堕落した天使に。
國崎
流れるような理論展開。たしかに理にかなってる気がします。
ケイ壱
横で見ていて「お見事」と思いました。
ぷへゃ~
堕天使と言えば……で出したデザインがこんな感じです。

國崎
この絵、見たことないんですが……。
ぷへゃ~
どこにも出していませんので。
ユースケ
急に剛速球を投げ込まないで。
ライター
裏話をすると、ダイアの同世代を出したいというリクエストもあったんです。ケイ壱から。
ケイ壱
当時ダイアを出してウケたので、つぎはおっとり系のお母さんを『麻雀ファイトガール』に入れましょうって言ったら「ないです」と。
國崎
バッサリですね。
ライター
『麻雀ファイトガール』に連続で出してしまうと、もうそれしか望まれなくなって、ターゲットが狭くなっちゃうかなという危惧があったので。
ユースケ
たしかに、それはさすがに挑戦的すぎると思います。
ケイ壱
そうか、さすがに2連続は……と納得して。それじゃあ『ボンバーガール』でやればいいかって。
ユースケ
法の抜け穴みたいな話ですね。
ディレクター
それがシロヱになり、マザーウォーズにつながったので、結果としてはよかったですよ。
ユースケ
でも、ミツモト・ダイアのつぎにこれを描くって、めちゃくちゃプレッシャーあったでしょう。少なくとも同じくらい人気キャラにしないといけないですし。
ぷへゃ~
やばかったですよ。「超えられるよね?」って圧がすごかったです。
ケイ壱
ダイアを過去にするくらい超えてほしかったんですよ。がんばりもあって、だいぶ健闘してくれたと思います。
ぷへゃ~
ほんとですか? うれしい……。
國崎
デザイン案をよく見せてもらえますか。……いまのダブリエルになるまでの苦悩を感じますね。
ぷへゃ~
インドアな性格を外見にそのまま持っていくと重たい印象を与えるので、明るい色を使ったり、令和っぽいカラーでかわいらしくしたり検証してます。最終的にふくよかな体型にはなったけど、世の中を俯瞰して、そういう属性がウケているのは感じるからこの原石を深掘りしてもっと広めようと。
ライター
最初は禍々しい天使の輪もありました。もうちょっとポップでいいよねとか言ってたかな。
プロデューサー
めちゃくちゃ大人気な属性じゃないかもしれないけど、「こういうキャラが好きな人は確実にいる」と、コアなトレンドをちゃんと押さえた形になっていると思っています。
國崎
デザインを検証しつつ、だんだんお肉も付いて。サンダルも履いてる。
ぷへゃ~
途中の段階で、いわゆるお母さん(ダイア)に続く強い属性を入れないとインパクトが弱く感じるだろうという話になったんです。お客様の好みを調べてSNSの反応を想定していくうちに、

ぷへゃ~
こうなりました。
ライター
わかりやすく堕落シスター要素とかも取り入れて、シスター服とふくよか体型の両立のために前を開けさせるとか。
ユースケ
本来のシスター服は露出度が低いけど、おなかも見せたい。だったら前を開ければいい。天才の発想だ。こういう人が人類の未来を切り拓くんですよ。

國崎「すみません。いったん目に焼き付けておいていいですか」
ケイ壱
たくさん描いてたよね。
ぷへゃ~
これの5倍くらいは(アイデアを)バーッと出してます。


ギャル漫画家案もあったイッパツ
國崎
ダブリエルのつぎの追加キャラはタテナオリ・イッパツですよね。漫画家妹キャラ。しかもメカクレ。
ユースケ
この娘もいいところを突いてくるんですよねー。
ライター
壱高(ネリマ壱役高等学校)のメンバーが少ないので、あの3人の中に混ぜるならどうする? ってところから始まったと思います。
ぷへゃ~
親族の例はダイアさんがあって、お母さん続きはさすがにもうお腹いっぱいだから、妹キャラで。
ケイ壱
お母さんはお腹いっぱいか……。
ユースケ
悲しい顔をしないで。
國崎
悲しみを乗り越えるとして、妹キャラは定番と言えば定番ですね。そこからスタートしたと。
ぷへゃ~
人見知りな姉に対して、小悪魔的な妹はやっぱり萌えますから。
國崎
あ、これも知らないイラストだ。ギャルだ。ギャル。

ぷへゃ~
最初はギャルにしたかったんですよ。でもギャルは普遍的というか、そこに味付けするのが難しいんですよね。何を付け足しても“ギャル”になっちゃう。それに、シンプルなギャルがいちばんウケるように思いますし。
國崎
そう言われると、ギャル属性単体の強さを感じますね。どうやって個性を付けてるんだろう。
ライター
ギャルたくさん描いてたよね。
ぷへゃ~
で、漫画家ギャルにしたんですけど、ギャルに漫画家を足してもギャル要素を使いこなせないんです。
國崎
イッパツちゃん、昔はこんな姿だったのか……。

ぷへゃ~
そこからギャルを抜いて漫画家を残しました。でもインパクトを出すにはどうしたらいいんだろう、残りの一押しが足りないね~と思ったときに出たのが「メカクレじゃね!?」。これこれ! これだよ! と落ち着きました。
ユースケ
最後の1パーツがハマった瞬間は、やっぱりすごい気持ちがいいものですか?
ぷへゃ~
え、いやもう、く、苦しい……。
一同 苦しい?
ぷへゃ~
果たしてこれは最適解なんだろうか? まだまだよくできるんじゃないか?って。
ユースケ
答えが見えないまま荒野をさまようような。
國崎
イッパツは自分の漫画キャラのコスプレをしていましたけど、悪魔っぽい衣装もこの時点から考えてたんですか?

ぷへゃ~
かわいい女の子が出てくる漫画を描く天才漫画家なので、その中のキャラクターのコスプレ姿をデビュー衣装にしようというアイデアです。
國崎
デビュー衣装に使うのはなかなかぶっ飛んでませんか(※)。
※デビュー:衣装チェンジができるようになり、好感度とファン数の上限値が解放されるシステムのこと。お決まりの流れとして、ファイトガールには初期設定の見た目とは違うデビュー衣装がそれぞれ用意されている。ケイ壱
漫画家キャラがこういうことしてるの好きな人いるよね、というラインなんです。
ユースケ
わかります。実際にはそういう漫画家はたぶん少ないんだけど、いてほしい。夢がある。
ライター
ただ、デビュー衣装にしたら変身っぽいというか魔族の子だと勘違いされそうだったので、やりたいけどちょっと後にしましょうと。
國崎
実際にコスプレ衣装のカットインは後から実装されてますもんね。
ディレクター
その衣装を1月に出したらすごい人気でした。
ユースケ
いい……。
國崎
泣いてる?
ユースケ
一見、大人しそう。だけどこういう衣装を着る。人はこの感情を“感謝”と呼ぶのでしょう。
ケイ壱
耳にめっちゃピアスを付けてる設定は僕からは出ない発想ですね。若いアイデアだなと思います。
ぷへゃ~
そうなんですか?
ケイ壱
この手のキャラで耳にピアス。あまりないと思いますよ。そっか~耳に刺しまくってるのええやんって感心しましたもん。
ディレクター
いいギャップですよね。
ライター
企画段階のときに「こういうのどうですか?」と意見を聞かれるんですよ。ケイ壱とぷへゃ~が10ラリーぐらいやり終えた成果を見るので、びっくりするんですよね。初弾からすごいですよ。「センちゃんの妹を出したいんですけど」、「妹ォ!?」って。
ケイ壱
そんなこともありました。
ライター
「妹いるの⁉ 聞いたことないんだけど」って(笑)。
ケイ壱
後から妹を足すパターン。「いや、大丈夫ですから。いけますから」と説得して。
ライター
しばらくして呼ばれて見に行ったら、メカクレになってて「どうですか」と。そんなこと言われましても。
國崎
ギャル→メカクレはステージが変わりすぎていて、別の新キャラ制作が始まったかと思いますよ。

盛り上がってしまい、立ったまま話を訊くトニオ國崎。落ち着きなさい。
ケイ壱
名前も“イッパツ”で行くかちょっと迷ってましたよね。
ディレクター
真面目に“ハジメ”案もありました。けっこうギリギリまで。


2025年末最後は『ボンバーガール』からのゲストキャラ(お母さん)
國崎
イッパツの後は『ボンバーガール』からのゲスト枠としてシロヱ実装でした。『ボンバーガール』に出たころの話から訊きたいです。
ケイ壱
当時はぷへゃ~がダブリエルを描いている横で「よし、もう1回お母さんや」と、いっぱい描いてました。
ユースケ
さっきからお母さんに対する熱意がすごいんだよな。
國崎
シロヱのイメージはその時点である程度固まってたんですか?
ケイ壱
するっと出ました。
國崎
するっと出てしまったんですね。
ライター
エプロン付けて買い物袋と爆弾を持っている。デザインを見たときに、どうかと思いました。
ケイ壱
エプロンかけたお母さんが爆弾を持ってたら、それだけでおもしろいなと思って。見た人は大喜利みたいに盛り上がれるでしょうし。シロのお母さんにした場合、『ボンバーマン』系タイトルのどれに類するキャラにするのか、そっちの組み合わせパズルのほうがたいへんでした。
ユースケ
ボンバークイーンの呼び名を見たときは興奮しましたよ。『ボンバーキング』を知ってる世代なので、30数年ぶりのアンサーソングがここで来たかと。
ケイ壱
ボンバーマンのお母さんキャラクターで、ボンバーキングならぬボンバークイーン。これだ! みたいな。
國崎
性格やキャラ属性などはミツモト・ダイアと被らないように意識していたんですか?
ケイ壱
そうですね。表裏一体、ダイアの反対側のイメージです。ダイアは家庭教師系というか、きれいなお金持ちのとこのお母さんみたいな感じ。シロヱはみんなが思い浮かべる一般的なお母さんを美少女にする方向性です。
ディレクター
『麻雀ファイトガール』で並んでいるところを見ても全然かぶりを感じないですね。ちゃんと差別化されていて。
國崎
『麻雀ファイトガール』の衣装もいいですよね。
ケイ壱
縦セタ+チャイナドレスにしたのは、我ながら大発明だと思っています。エプロンは悩みましたが、付けたらシロヱ感がしっかり出て、これも成功。
國崎
バニーガール姿のシロヱを見て思ったんですけど、二の腕がちょっと太いような。
もうたいへんだ。
ぷへゃ~
ダブリエルのときにぽっちゃりを描きすぎて癖みたいになっちゃって、知らず知らずのうちに盛ってしまうという。
國崎
業の深い話だ……。
取材後、2月26日に新キャラ“シゴロヌキ・ジュン”が発表された。ボイスは和多田美咲さん。所属校はイッシキ・カオスと同じのカワサキ参役塾高等学校(参塾)。純情鬼ツヨ番長ガールという見出しとそのビジュアルに対して、夢は“ステキなお嫁さん”。かわいい。
ケイ壱
チームの味をどんどん出していきます。今後の展開もお楽しみに。
ライター
『QMA』の方からは「グリム・アロエはうちの子です」と、主張させていただきたいです。
最後にスタッフさんのご厚意で『麻雀ファイトガール』のプライズフィギュアを見せてもらえることに。ミツモト・ダイアとココアのサキュバスチアコス、グリム・アロエのバニー衣装である(2026年2月下旬から登場中)。
パーツが分かれていたので、みんなで手分けして組み立て作業。最後にフィギュア撮影会を行って本取材は幕を閉じた。






國崎
僕の写真、いります?
ユースケ
楽しそうでいい写真だなと思って。