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『龍が如く 極3 / 3外伝 DarkTies』胸アツなストーリーとギャグが両立し、過去最高レベルで感情がグチャグチャに!【先行プレイリポート】

『龍が如く 極3 / 3外伝 DarkTies』胸アツなストーリーとギャグが両立し、過去最高レベルで感情がグチャグチャに!【先行プレイリポート】
 2026年2月12日に発売される『龍が如く』シリーズ最新作、『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 DarkTies』(以下、『極3 / 3外伝』)。そんな『極3 / 3外伝』について、先日メディア向け体験会が実施され、とくに本作ならではの新要素についてピンポイントでいち早くプレイすることができた。ここではその3時間あまりのプレイの中で筆者が感じた手触り、そして忖度なしの感想をお届けしていく。
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 シリーズファンに対しては釈迦に説法だが、『龍が如く』シリーズのことをフンワリしか知らない方に対する本作の説明はちょっとややこしくて、メインストーリーのベースはオリジナル版を継承しつつも、
  1. 過去のナンバリング作である『龍が如く3』を現代の技術で生まれ変わらせ
  2. 追加のストーリーや遊びの要素をふんだんに追加し
  3. さらに『龍が如く3』の重要キャラクターである峯義孝を主人公に据えた完全新規の外伝もまるっと追加されている
 ……といった作品になっている。もっと言えば一部キャスティングが変更されているなど、いろいろあるのだが、いったんそれらは置いておき、今回のプレイ取材を終えて筆者が持った総括的な感想は「どれだけツッコミどころ満載なんだよ!」というもの。もちろん、いい意味で。おかげで、感情の置き場所が行方不明になっている。

 というわけで、ここからは筆者が皆さんに伝えたい、“どこで胸アツを感じ、どこでツッコみたくなったのか”を体験した要素ごとに解説していきたいと思う。なお、今回のプレイの模様は以下の動画にもまとめてあるので、記事と併せてチェックしてほしい。

メインストーリーは基本的にシリアスだが……

 本作は『龍が如く』シリーズらしく、盛り上げるための部分的な誇張(戦闘ヘリが神室町を飛んで機関銃をぶっ放すとか、1秒で着衣から上半身裸になるとか、そういうヤツ)は含まれているものの、メインストーリーは基本的に胸アツ展開。今回の『極3』の試遊ではあくまでも冒頭に触れただけだが、映像が綺麗になったほか、キャスト変更による演技の違いなどはあれど、その主軸は変わっていなさそうだった。ということは、泣けるあのシーンだとか、心震えるあのシーンだとかは、きっと今回も味わえるのだろう。
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物語の最後まで『龍が如く3』の物語を踏襲していくのか、それとも何かしらの変更が加わるのかは気になるところ。キャッチコピーの“変わる伝説”をどう解釈すればいいのか……!
 また、桐生の世間知らずな部分を描くパート(=ツッコみたくなる部分)が少々増えつつ、養護施設アサガオの子どもたちと桐生との交流は、大幅にボリュームアップしている様子。がっつり遊んで子どもたちとの絆を深めれば、感動にいたるであろう気配がムンムンに漂っている。
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(おもに家事全般について)桐生に対する遥の信頼度が著しく低い気配を感じさせるシーン。この後もやんわり桐生をディスり続ける遥やアサガオの子どもたちが個人的にはツボだった。
 一方の『3外伝』は、本来の性格が真面目そうな峯が主人公。しかも、そんな彼がある種“闇堕ち”していくという物語になるであろうということで、ストーリーはダークヒーロー系のシリアス路線なものになる気配が濃厚だった。

 た(↓)だぁ(↑)~~!(©粗品) そんな峯と、“カネ&女&暴力“という欲望の権化である神田強との絆が作中で描かれるということもあり、神田に対してめちゃくちゃツッコみたくなる場面が冒頭から頻発(※神田を演じているのは宮迫博之氏)。というか、作中でも峯が心の声としてめちゃめちゃツッコんでいた。今回のプレイでは本当に序盤だけしか物語に触れていないが、このやりとりは劇中でたびたびくり返されることだろう。そしてたぶん、ふたりが絆を深める胸アツ展開もありつつ、物語本編との緩急で笑わせられるに違いない。
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欲望に忠実に生きる神田の生態がとにかくヤバい。短絡的でアホなところも素晴らしいキャラクターで、きっと『3外伝』の笑いの部分を支えてくれる気配。

バトルはこれまでと手触りが大きく変化!

 ナンバリング作は『龍が如く7 光と闇の行方』と『龍が如く8』こそRPGになったが、それまでの『龍が如く』は“敵とのアクションバトルで気分爽快になれるタイトルの代表”と言っても過言ではないものだった。当然本作も同様で“適当にボタンを連打しているだけで楽しい”のだが、さらに手触りがこれまでの『龍が如く』シリーズにはない新鮮なものになっている気がするのだ。

 まず桐生。“堂島の龍・極”と“琉球スタイル”を切り替えて戦えるという部分は、最近の『龍が如く』シリーズ作のテイストを踏襲。前者はパワフルな肉弾戦のほか、街にあるものを武器にして戦える“タイマン上等のTHE喧嘩ファイト”で、後者は“状況に応じて琉球武器を自在に操れれば強い”という印象。きっと大勢を相手にしたときは琉球スタイルのほうが強いのだろうが、短いプレイ時間ではどんな感じで戦うのがいいかを探し出すことはできなかった。
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シリーズ作を遊んでいれば、すんなりと手に馴染むバトルスタイルの堂島の龍・極。パワフル系の攻撃が多め。
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攻撃時に押すボタンで武器が切り換わる琉球スタイル。印象としては堂島の龍・極よりテクニカル。
 もう一方の峯は、プレイヤブルキャラクターとして登場するのはシリーズ初。基本的にスピード重視のコンボキャラクターのような味付けになっており、とにかくボタンを連打しているだけでガンガン打撃を叩き込んでくれる。真空飛び膝蹴り(伝わるかなあ?)のような動きで敵に飛びかかり、その敵を蹴って方向転換するという、これまでの『龍が如く』シリーズにはないアクションも導入されている。
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峯の戦いかたは極道の戦いかたというより、“格闘技感”がけっこう強い。スピーディーではあるものの、他のシリーズ作で味わえる真島吾朗のようなトリッキーさとは異なる。
 さらに、バトルで溜めたゲージを消費して“闇覚醒”することで、一時的にパワフル&残忍なアクションへ移行するということも可能。この闇覚醒によるスタイルチェンジという新しい試みは、いつでも切り替えられるバトルスタイルとはまた違って、とても新鮮で楽しく戦えた。
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闇覚醒時は攻撃力がけっこうアップするかも? 筆者のようなエリクサー症候群(効果的だが貴重なアイテムを最後まで使わずに終わらせるタイプ)の人は、ずっとゲージを最大まで溜めっぱなしで戦いそうだが、きっとガンガン使ったほうがいいはず。
 なお桐生と峯、どちらのバトルにも共通して言えるのは、攻撃を叩き込んでいるときによろけやバウンドになる機会が増え、「さあ、ここがコンボの起点ですよ」的な瞬間があること。また、ガードやスウェーなどを行う際にタイミングよくボタンを押すと有利になれるシステムが組み込まれているという点も相まって、“雑にプレイもできるけれど、テクニックがあればより優位性を保てる”バトルシステムに変貌した気がした。これまで以上に。

 冒頭で述べた“シリアスとギャグ”的な論で言うなら、バトル全体としてはシリアス寄りの調整と言っていいかもしれない。とは言え、先行プレイでは見つけられなかったがバカバカしさ全開のヒートアクション(必殺技)が収録されている可能性は高く、シリアス一辺倒なのかと言えばそうではない気もする。……むりやり二元論に持って行かなくてもいいですよね、スミマセン。

こっち見るな桐生! 笑いのセオリーを踏襲した“さいほう”と、イカれた“アレ”も収録したプレイスポット

 そもそも『龍が如く』シリーズは、20年という歴史のなかで“メインストーリーは真面目だけれど、プレイスポットなどには笑える要素が数多くある”というスタイルを確立してきたタイトルだ。そして本作では「その流れに拍車をかけたのでは?」と思えるほどユニークなプレイスポットとサイドコンテンツが目白押しとなっている。

 まず、筆者的にめちゃくちゃハマったのが、“さいほう”という遊び。端的に言えばアサガオで遊べる家事系のミニゲームで、速度を調整しながら制限時間内にガイドに沿って布を縫っていく、レースゲーム的なニュアンスの強い遊びなのだが……。
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この画面構成よ!
 ヤバ過ぎでしょ? 基本は針の部分とそのわずか上のコースを見ながら縫っていけばいいだけのシンプルな(レース的ミニ)ゲームなのに、油断すると桐生と目が合い、笑っちゃって集中力をかき乱されるという……。桐生がいることで、たぶんこの“さいほう”のおもしろさは100倍くらいになっている気がする。真顔なのがズルいよ、桐生……。
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コースを外れ続けると流血し、布に血しぶきが飛ぶ。さらにリザルト画面で流血したポイントを教えてくれる。なんなの? このコダワリ。
 手法としては、カラオケでコンボを重ねると笑えるムービーが流れたり、過去のシリーズ作で言えば、ゲームの脇でセクシーなお姉さんが出てきたりという、ある種王道のネタ。同じ手法にまたもやヤられ、若干悔しさも感じてしまった。
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もちろん本作のカラオケの映像も、いい意味でイカれています。
 これ以外にもアサガオでは、これまでのシリーズ作にあった料理や魚捕り、クイズ(宿題の手伝い)、菜園での作物作りなどで遊べるし、新規ミニゲームとしてドラゴンリバーシ(独自ルールでも遊べるリバーシ)や、虫取りといった遊びも追加。さらに街にもバッティングセンターや、復活したボウリング、クラシックゲームが遊べるゲームギア、ユニークな写真を撮ることが目的のプリサークルなど“真っ当なプレイスポット”もたくさん収録されている。「となると、“さいほう”以外で様子がおかしいのはサイドコンテンツくらいかな?」なんて思っていたら……ゲームセンターでコイツを見つけてしまった。

 『救急車』じゃないかっ!
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デンデンッ!
 何を言っているかわかりませんよね? サクッと説明すると、この『救急車』は過去にアーケードゲームとしてふつうにリリースされた作品。基本はレースゲームなのだがコンセプトがとんでもなく、“救急車をドライブし、制限時間内に病人や怪我人を病院にかつぎ込まないと、患者が死ぬ”というゲーム。
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ピーーーー! ご臨終です。
 昨今のきびしいコンプライアンス事情のなか、「フィクションだし、クラシックゲームなので」という理由でかいくぐったとしか思えないタイトル。コイツがほかのイカれたミニゲームと並んで『龍が如く』の遊びとして収録されると、ちょっと意味合いが変わってくるのよ……(※筆者の感想です)。まさか、こんな形でブラックジョークをカマしてくる(※筆者の感想です)とは思いもしなかった。

サイドコンテンツはギャグなのか? アツい物語なのか? 

 本作には大型サイドコンテンツとして、『極3』で楽しめる“最強列伝 ツッパリの龍”と、先述の“さいほう”も含んだ“アサガオライフ”、『3外伝』で楽しめるサイドコンテンツとして“神田カリスマプロジェクト”と、“地下ファイトクラブ ヘルズ・アリーナ”が用意されている。

 明らかに様子がおかしいのは、“最強列伝 ツッパリの龍”。「桐生が沖縄のレディースチームの会長になり、仲間を集め、チームを育てて」という前段の時点で、
『疾風伝説 特攻の拓』くらい大量の「!?」が頭の中を駆け巡ってしまう。おかげで「街の平和を乱すライバルチームを倒していく」という後半部分が置いてきぼりになってしまうが、要はそんな設定とストーリーが展開していく過程で、集団戦が楽しめるコンテンツだ。
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男とか女とかではなくっ!「沖縄の街、そしてレディースチームを救うため」とは言え、41歳の桐生が10代そこそこのメンバーが構成するチームの会長に就任するなんて……。ついついふつうに受け入れがちだが、冷静に考えると、どうかしてるぜ!
 物語的には、いわゆるヤンキーものの映画やマンガをイメージ? オマージュ? したアツいエピソードが楽しめる(であろう)バトルコンテンツとなっている。もちろんバトル自体は、楽しく集団戦を楽しめる内容だ。ただ、仲間になるキャラクターでも笑かしにきている。さらに作中で描かれているわけではないものの、チームの特攻服やバイクをカスタムする桐生を想像すると、もうそれはギャグなんですよ……。
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似合うか似合わないかで言えば、クソ似合うんですけどね。
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誰かを連想させるような仲間たちもいっぱい!
  また、“ツッパリの龍”のバトル中には“ツッパリ兵器”という必殺技(このネーミングセンスよ)を使えるのだが、この兵器のラインナップもなかなかクレイジー。一事が万事、様子がおかしいので、逆に“ツッパリの龍”のストーリーはけっこうシリアスなんじゃないかと想像している。緊張と緩和というヤツですね。
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ライバルチームの面々をツッパリ兵器のクルマで轢いてやろう!
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よっしゃ追撃! と思って近付いたら、バック時に桐生も轢かれた!
 他方で『3外伝』。こちらの主人公である峯は真面目な男なので、きっと桐生ほどぶっ飛んだことにはならないと思われる。地下ファイトクラブであるヘルズ・アリーナなどは、傭兵として仲間にするキャラクターや対戦相手にちょっとおもしろいヤツがいる、みたいな感じになるのであろうと推察。
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ダンジョンを探索しつつ戦うサバイバル・ヘルでは、仲間として雇える傭兵とともに集団戦が楽しめる。戦いに参加できる仲間の数は“ツッパリの龍”と違って少なめで、最大4人。
 ただし、“神田カリスマプロジェクト”は別。内容としては、いろいろなミッションや“善行クエスト”をクリアーし、神田の評価を上げるためのポイントを稼ぐというもの。善行クエストの内容によっては、笑いのエッセンスが紛れている気配もありそうだが、本命はやはり神田自身の言動だ。メインストーリー同様、随所に神田がネタを放り込んでくる様子。とくに、神田の評価を上げると見られる絆ドラマはその最たる例。公開中の動画にもその一部を収録しているので、ぜひご覧いただきたい。
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神田はネタキャラとして優秀すぎる。
 というわけで、本作はシーンごとに“マジ”や“シリアス”と“ギャグ”が入り乱れ、感情の落差がすさまじくある作品となっている。それが、いいか悪いかで言えば、「とてもいい」と感じたのが、筆者の率直な感想。感情をあっちこっちに振り回されるものの、ゲームを終えた後には「あー、おもしろかった」に着地するのではないかと思っているからだ。

 もちろん、ギャグのテイストには個々で好き嫌いがあるだろうし、それはシリアスなパートであるドラマも同様。それが自身に合うかどうかで、本作の評価も変わるのではないかと思う。近日中に本作の体験版が配信されるということなので、まずはそれをプレイして、ぜひご自身の手で確認していただきたい。
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