あの『学プリ』、『ドキサバ』が令和に帰ってくる
2025年12月20日~21日に幕張メッセにて開催された“ジャンプフェスタ2026”。会場内コナミデジタルエンタテインメントブースにて、『テニスの王子様 も~っと 学園祭の王子様 ♡-40 and more...』と『テニスの王子様 ぎゅ~っと! ドキドキサバイバル Tie break ♡ game』の試遊が実施された。
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大盛況でブースには人だかりが。
本作は、『テニスの王子様』を題材にした恋愛アドベンチャーゲーム。 作中で登場する“王子様”たちと恋愛やコミュニケーション、サバイバルを楽しめるタイトルだ。
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2005年12月22日に『テニスの王子様 学園祭の王子様』がプレイステーション2で発売、2010年2月11日には追加要素を加えたニンテンドーDS版『テニスの王子様 もっと学園祭の王子様 ~More Sweet Edition~』 が発売された。
そして『テニスの王子様 ドキドキサバイバル』は2006年12月21日に『山麓のMystic』、2007年1月25日に『海辺のSecret』が連続発売。2011年6月23日にはニンテンドーDS版『テニスの王子様 ぎゅっと!ドキドキサバイバル海と山のLove Passion』が発売されている。これらは一度リメイクがされているのにもかかわらず、ファンの中で復刻を非常に待ち望まれていた作品だ。
恋愛アドベンチャーゲームということもあり、原作内ではなかなか見られない表情や仕草、セリフが楽しめるタイトルになっている。『テニスの王子様』は作中での活躍の多さに関わらず、それぞれの好みや生い立ちなどがファンブックに細かく記載されていることもあり、作中での様子以上に彼らのパーソナルな部分を知ることができるのだが、両タイトルともそれを活かしたような王子様ごとのエピソードが楽しめるのだ。
※一部キャラはファンブックでの情報よりゲームが先に発売されているので、反映されていないこともある
そして攻略対象人数が『学プリ』は38名、『ドキサバ』が44名(ニンテンドーDS版)と非常に多かったことも特筆すべき点だろう。恋愛アドベンチャーゲームのジャンルで見ても、かなり多い部類になるのではないだろうか。キャラクターの人となりを知っているという前提があるからこそ、前提を省いて仲よくなる過程を濃縮して、この人数分のエピソードを詰め込めるのではないかと思う。それにしてもボリュームたっぷりではあるが 。
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そんな本作は『テニスの王子様』を楽しむうえで、(必要であれば)ぜひプレイしておきたい作品のひとつでもあるのだが、過去ハードでのリリースで、さらに一部ソフトも購入がしづらい関係上、最近新たに『テニスの王子様』と出会った人に、なかなか勧めづらいものとなっていた。
しかし、『テニスの王子様 学園祭の王子様』の発売から20年。なんと令和のこの世にNintendo Switch、Nintendo Switch 2、Steamでリマスターされるのだ! 希望を持ってはいても「きっと難しいのだろう」と諦めている人が多い中の吉報であった。ありがとうございます、KONAMIさん。
綺麗な王子様たちとも~っとドキドキ!
『テニスの王子様 も~っと 学園祭の王子様 ♡-40 and more...』、『テニスの王子様 ぎゅ~っと! ドキドキサバイバル Tie break ♡ game』では、本来の魅力や想い出はそのままに、HD画質対応、新規描き下ろしスチルなど現代向けにアップデートされている。
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HD画質、大画面で王子様たちの魅力を堪能。
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一部スチルには動きがつくように。
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新規描き下ろしスチルは新旧選択可能。
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UIデザインが最適化。
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全画面モードで王子様たちのお気に入りの瞬間をスクショもできる。
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マップが見やすく、選びやすく。
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ゲーム中で発言されたセリフや立ち絵のポーズ、SEなどを使用して、オリジナルのミニドラマが作れる。王子様たちの掛け合いを楽しむのもよし、自分と王子様だけの世界を作るのもよし。Nintendo Switch 2 Editionではおすそわけ通信でミニドラマを視聴してもらうこともできる。
さて、前置きが長くなりすぎたのだが、今回“ジャンプフェスタ2026”では『学プリ』、『ドキサバ』それぞれ15分ずつの試遊ができたので、ブースの様子とともにお届けする。
※試遊している画像は全て開発中のものです。 『テニスの王子様 も~っと 学園祭の王子様 ♡-40 and more...』
ブースでは、メインビジュアルに登場した越前リョーマくん、忍足侑士さん、幸村精市さん、遠山金太郎くん、神尾アキラくん、佐伯虎次郎さん、観月はじめさんがスーツ姿でお出迎え。等身大サイズでまるでそこにいるかのよう。
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(リポート中は文末表現がとつぜん敬体になります)
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王子様たちのビジュアルが額縁に入って掲示。
本作は、地域振興や各校のメンバーとの交流を目的として大々的に催される “合同学園祭”にて、運営委員として学園祭の準備を進める、という内容です。所属する学校の中で模擬店などを実施することで、王子様たちとの距離が近づきます。
今回は山吹中の運営委員として生きることにしました。山吹は千石清純さん、亜久津仁さん、壇太一くんが所属している学校です 。また、ニンテンドーDS版からは攻略対象として四天宝寺中が追加されるのですが、山吹中には白石蔵ノ介さんが参加することになります。
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登場シーンはニンテンドーDS版をもとに、本作用に描き直されていそうですね。
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山吹中テニス部部長の南健太郎さんの姿も。
恋愛アドベンチャーゲームっぽさを求めるなら、やはり千石さんのところへ行くのがよいかと思い、最初に足を運んだ次第です。初対面からそれらしい言葉をたくさんかけてくれます。
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ありがとうございます。
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この学園祭には、跡部景吾さんの実家・跡部グループと、氷帝学園テニス部の顧問・榊監督の榊グループがともに出資しているとのこと。
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SDイラストがかなりかわいい。これは全部新しくなっていそうですね。
試遊時間は15分なので冒頭のみのプレイでした。やはり大画面で、線なども綺麗ですし動きも滑らかで、これだけでかなり没入度が高まると思います。ハードの都合上当時のデータは解像度も低いものになるかと思うので、当時と変わらないように見えても結構細かく描き直されているのではないかなぁと思いました。さて、最後にかわいらしい壇くんの練習をお手伝いしたところでサバイバルへ。
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そんなシチュエーションがあってしまうんだなぁ。
『テニスの王子様 ぎゅ~っと! ドキドキサバイバル Tie break ♡ game』
ブースでは、メインビジュアルに登場した越前リョーマくん、手塚国光さん、跡部景吾さん、丸井ブン太さん、木手永四郎さん、白石蔵ノ介さん、亜久津仁さんが涼しげなスタイルでお出迎え。
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サバイバルの想い出が現像されていました。
海に浮かぶ絶海の孤島で中学テニス全国大会前の強化合宿を行う予定だった、選抜選手たち。その島に向かう船で嵐に巻き込まれてしまい、無人島に座礁。たまたま船に居合わせた主人公とその友人は、王子様たちとともに無人島の脱出を目指します。
学園生活とは打って変わり、今度はサバイバルです。このテニスプレイヤーを応援するコンテンツにおいてなかなかないような経験をできるのも、『テニスの王子様』のおもしろいところですよね。
本来『山麓のMystic』、『海辺のSecret』の2バージョンだったものが合体しているので、本作では山へ行くか、海へ行くかを自分で選べます(ニンテンドーDS版も同様)。山か海かで、主人公の見た目と設定、友人の見た目と設定、攻略対象の王子様が変わります。たとえば、越前リョーマくんとサバイバルしたければ山へ、跡部景吾さんとサバイバルしたければ海へ、といった感じです。
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今回は山を選び、リョーマ様と探索をしました。テニスが好きなリョーマ様が好き。
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かわいいSDイラスト
『ドキドキサバイバル』では『学園祭の王子様』からさらに、立海のジャッカル桑原さん、比嘉の木手永四郎さん、平古場凛さん、甲斐裕次郎さんと、四天宝寺の忍足謙也さん、六角の葵剣太郎くんが攻略対象として追加されています(※四天宝寺はニンテンドーDS版以降)。
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そして、今回のリマスター版ではなんと、DLC追加攻略キャラとして、四天宝寺の次代を担う天才・財前光くんが登場します。どのような形で追加されるのか、同じ中学校のチームメイトやほかの王子様との掛け合いはあるのかなど、期待が膨らみますね。
『学園祭の王子様』では越前リョーマくんの兄・越前リョーガさんが追加されますが、時系列的にどのような登場の仕方をするのか、立ち位置はどうなっているのか、気になるところです。
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試遊をするともらえるオリジナルステッカー&ポストカード。ぜひビックサイズで商品化してほしい。
現在、鋭意制作中という『テニスの王子様 も~っと 学園祭の王子様 ♡-40 and more...』、『テニスの王子様 ぎゅ~っと! ドキドキサバイバル Tie break ♡ game』ですが、今後もファミ通として注目していきたいと思います! これからの展開も楽しみですね。
本作の詳細は、KONAMI:『学プリ』『ドキサバ』公式Xアカウントで順次公開予定。