【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第57回

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第57回
シーズン2 第57話 “ 天使の舞う日(10)”
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マッサージ事件

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 これは本作の取材中に被害者から直接聞いてしまった話を元に作られたエピソードであることを告白しておきます。

 「こんなにも恐ろしいことが本当にあったのか?」と、取材時に私自身も驚愕しつつ怒りで震えが止まりませんでした。

 手口は基本的に同じです。

 合宿中の夜になって「マッサージをしてほしい」と、言いつつ「部屋に来てほしい」から「仕事上のアドバイスがある」といった内容を連投するという姑息なやり方です。

 仕事上での立場が弱い相手に対して、そこに付け込んだ人間の屑の悪魔的凶行ですし、犯罪です。

 なぜこんなことを平然とやってのける屑であり糞のような人間が生きているのでしょう?

 絶対に然るべき報いを食らわせてやらねばなりません。

ほら、こないだの『チェイサーゲーム』でも描かれてたでしょ?

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 じつはこれまでも本作のいくつかのエピソードで割とエグ味が強いタイプのものは、いろんな場所で引用されているということを聞きました。

 とくにシーズン1の時の更木のキャバクラ編などはよく話題に登るようです。

「マンガの『チェイサーゲーム』の中でもそういう表現があったと思うけど、絶対にやっちゃダメだよ」

 横領などもそうですが、本当に犯罪者が多い業界なんです。

 だからこそ、こういった出来事を明るみにして全員の身を引き締めていかなければならないんです。

 本作がどれくらいの犯罪抑止力を持ってくれるかはわかりませんが、ひとりでも多くの人の目に触れて犯罪行為が未然に防げることを祈っています。ぜひ拡散協力をお願いしますね。

ここまでが単行本14巻の区切り

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 正確に言うと、次回の外伝までが14巻に収録される予定ですが、本編の区切りとしてはここまでになります。

 非常に気になるところで終わっていて恐縮ではあるのですが、まぁぜひ次巻(次エピソード)を楽しみにしていてください。

 外伝は5ページで新沢が若いころの映画業界の話をやる予定です(というか作画中です)。

 作中で新沢が口にしていた『三つのリンゴ』の話です。

 ホントはもっと彼の若いころのエピソードを掘り下げて描きたいという気持ちはあるんですよね。

 けど、それやると本編が進まなくなってしまいますので5ページ分の外伝ということでご了承ください。

 映画業界や脚本家の話もいっぱいエピソードをがあるので、どこかでしっかりまとめたいと思ってはいますので。

松島先生の次回予告カット

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 次回はまさかの新沢回。第57話では、がむしゃらになる蓮美を、自分の若いころを重ねるように懐かしんでいましたが、まさかその新沢の若かりしころが描かれます!

 
気になる次回『チェイサーゲーム』は2025年10月20日(月)に掲載予定です。
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