コーエーテクモゲームスより、DMM GAMESとSteamにて配信中のバカンス&コミュニケーションゲーム『デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション』(以下、『DOAXVV』)。
本作は南国の楽園・ヴィーナス諸島が舞台。プレイヤーであるオーナーが、対戦格闘ゲーム『デッド オア アライブ』シリーズの女の子や、本作オリジナルキャラクターたちとバカンスを楽しむゲームです。
2022年より順次追加されているコンテンツ“トゥルーカラーアップデート”(以下、TC)。これは登場している女の子が不定期に選ばれていき、その女の子の人間性が深掘りされて魅力が大きくアップグレードされるもの。専用水着やセリフ、ポーズが実装されるほか、より恋愛感の増した新エピソードが楽しめるのも特徴です。
今回アップデート対象に選ばれたのは、2019年8月より登場し、カジノコンテンツの顔として活躍しているカジノディーラー見習いの女の子・モニカ。本記事では、『DOAXVV』のプロデューサーを務める作⽥泰紀⽒に、モニカのTCアップデートについて詳しくお聞きしました。
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作田泰紀 氏(さくだ やすのり)
『DOAXVV』プロデューサー。2021年6月までは本作のディレクターを務めた。『DOA3』の開発からキャリアをスタートし、約20年以上にわたって『DOA』シリーズに携わる。(文中は作田)
新女神や対人イベントについて直撃!
――モニカのTCアップデートの前に、前回のインタビュー(7.5周年)から直近までのアップデート内容についてお聞かせください。2025年6月末には、新女神となる“あずさ”が登場しました。公式放送でも語られていましたが、改めて“あずさ”のコンセプトを教えてください。
作田
以前から不良風、いわゆるヤンキー風の女の子のアイデアは挙がっていましたが、近寄りにがたい雰囲気を緩和するためにはどういう形がいいのか、なかなか決まらずに苦戦していました。その答えとして“つくし”というヴィーナスとの関係性を盛り込みつつ、“つくし”をひとりのオーナーとして愛していただけている声優のブリドカット セーラ 恵美さんに“あずさ”役をお願いすることでした。
ブリドカット セーラ 恵美さんは熟慮されましたが、引き受けてくださったことも相まって“あずさ”らしい魅力にまとめることができました。一見コワモテな風貌なのですが、ふとしたときに見せるかわいい表情や仕草が大きなポイントになっています。
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あずさ
――登場後の反響は、どう受け止めているのでしょうか?
作田
オーナー(※本作のプレイヤーの総称)の皆さんからの評判もよく、SNSを通してみなさんが投稿した写真もたくさん楽しませていただきました。もしかしたら最初の印象から怖がられてしまわないか心配な部分もありましたが、しっかりあずさの魅力をお届けできたのかな、と感じています。
――あずさと言えば、愛車のバイクとともに登場した点も驚きました。バイクは現状、エピソードなど一部シーンのみに登場するものですよね。おそらくオーナーのみなさんはポーズカード、またはオーナールームの家具として、バイクとともに撮影を楽しみたいと期待していると思いますが……。
作田
みなさんが期待されているのはよくわかります。今後のアップデートにぜひご期待ください。
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エピソード中に登場するあずさのバイク
――お待ちしています! 水着についてですが、6月にはサバイバルゲームをモチーフにした水着“ステルス・サバイバー”が登場しました。小道具“エアガン”と合わせて、いままでにない形を楽しめたと思いますが、どのようなコンセプトで登場させたのでしょうか?
作田
これまでもミリタリー風水着の案はありましたが、ストレートすぎると物騒と言いますか、あまりよくない見えかたになってしまう可能性もありますよね。水着らしさは忘れずに、インカムなども付けていますが、テーマとしてはサバイバルゲームとして魅せるのがいいのではないかと考えまして。そこから、サバイバルゲームとして必要なものは何かを考えて、エアガンなどを小道具として用意しました。
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“ステルス・サバイバー”
――なるほど。また、7月には夏にぴったりかつ、音楽フェスをテーマにした水着“サマー・アンコール”が登場しました。どのような狙いで制作していったのでしょうか?
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“サマー・アンコール”
作田
夏に配信する水着ということで、“夏の音楽フェス”をテーマにデザインしました。また、着くずれ時にタオルを活用するアイデアは以前からあったのですが、そのままタオルを首に掛けるだけだとお風呂上がりのワンシーンみたいになってしまって、あまりかわいさを出せないなと開発チームは苦労していました。
どうすれば水着としてかわいく魅せられるのかが課題だったのですが、“音楽フェス”テーマの水着デザインが挙がってきたときに、腰に音楽ライブのようなタオルが付いていたんですね。だったら、タイミング的にもかわいく魅せられそうだと考え、今回の着くずれデザインに取り入れました。みなさんの予想を裏切るような、いままでにない着くずれにできたんじゃないでしょうか(笑)。
――個人的には、タオルがワープしてて笑いました(笑)。ちなみに、音楽フェスだからタオルを回すようなポーズカードかと思いきや、登場したのはペンライト(サイリウム)を振る小道具のポーズカードでしたね。
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腰に付いているタオルが……。
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着くずれした瞬間、首の位置へ! 着くずれは無限の可能性。
作田
ペンライトの小道具は以前から制作していたのですが、登場させるのにピッタリなタイミングがなかなかありませんでした。今回、“サマー・アンコール”と合わせて、音楽フェスを盛り上げるシーンならばペンライトもマッチするのではと考えて、今回ようやく登場させることができました。
――同じく7月末には、いわゆるPvPコンテンツである“ヴィーナスアリーナ”が新登場しました。こちらは、国内版とは別に運営されている、国際版のほうで先に登場したものですよね。2022年当時にお聞きした際には「対人コンテンツはあまり好まれないので実装予定はないですが、要望が多ければ検討する」という回答でした。要望が多く集まったため実装することにしたのでしょうか?
作田
ユーザーアンケートでも多くはないですが「対戦コンテンツをやってほしい」といった声はありましたし、「新しい女の子を迎え入れても、育てる意味があまりない」といった意見もお聞きしています。そういった部分を踏まえて、女の子を育成した意味を持たせつつ、その成果を実感できる場は必要だろうと、今回“ヴィーナスアリーナ”を開催しました。
国際版は週替わりで競う常設コンテンツですが、国内版は不定期開催のイベントに変更しました。国際版のままのルールで持ってくると恒常的にプレイしなければならなくなり手間が増えてしまうため、国内版では期間限定イベント形式にアレンジしたシステム・ルールで開催しました。
――いままで開催されていた累計ポイントランキング形式、いわゆるマラソン型のような対戦イベントは、やはり育成よりも短期間に掛けた時間が重要でした。そこは育成する意味、を重視したからハイスコア形式にしたのでしょうか。
作田
それもありますが、キャッシュ機能の実装によってオーナーのみなさんそれぞれの環境によって、ロード時間が大幅に変わりました。その影響として、試合をくり返す速度の部分で、有利不利があります。そこをどうにかしたい、と考えてハイスコア形式にした側面もあります。ちなみに、国際版の仕様もハイスコア方式です。
――実際、開催してみての反響はいかがでしたか?
作田
やはり対戦コンテンツ、ランキング形式のコンテンツである、といった部分で開催当日は戸惑うオーナーさんも多かったのかなと見ています。ただ、開催期間中はどんな構成にすればいいのか、どうハイスコアを狙うのかといった試行錯誤をしながら楽しまれている方々もいらっしゃったので、対戦もそれなりに楽しんでもらえたのかなと。
ですが、やはり反省点もあります。たとえば編成など遊びにくい部分ですとか、育成がまだ不十分な新規のオーナーさんが遊びづらいなどです。そういった意見も踏まえて今後改善していきたいです。
――遊びにくい部分というのは、たとえばUI(ユーザーインターフェイス)まわりですとか、編成や試行錯誤のリトライがたいへんな部分でしょうか?
作田
そうですね。とくにハイスコアを厳選するのが面倒といった意見が少なからずありました。いろいろな意見を踏まえてより遊びやすい形でお届けしたいです。
――なるほど。とくに気になったのは、突然開催されたことです。ファミ通.comのインタビューでは、2022年にお聞きしたのが最後で、もし開催されるのであれば公式告知があったりするんだろうと思っていました。もちろん、イベントとしてのサプライズ性も理解はできるのですが、コンテンツとして準備がかなり必要なものですし、準備したかったオーナーも多いのではと。
作田
そこは申しわけございません。まず、ファミ通.comさんではないですが、他誌にて6.5周年や7周年の際に今後の展開として、「国際版のヴィーナスアリーナに調整を加えて実施予定」であることをお伝えしておりました。ある程度みなさんにもお伝えできているだろうと考えておりましたが、やはりすべての方が読まれているわけではないですから、突然の開催と感じられた方もいたかもしれません。事前に何らかの手段でお伝えできれば、より良かったなと思います。
――不定期開催とのことでしたが、今後はそこまで頻繁に開催するタイプのイベントではないのでしょうか?
作田
次回については、すぐ来月に開催というような間隔にはならない予定です。今回オーナーのみなさまからいただいた意見などを取り入れて改修を行ってまいりますので、その準備ができてからの開催になります。その後の開催ペースについても、毎月のように開催されるイベントとはならない想定です。ある程度スパンを置きながらの開催になるかと思います。
――そして、8月には『ユミアのアトリエ ~追憶の錬金術士と幻創の地~』とのコラボコンテンツが登場しました。これまでも『アトリエ』シリーズとのコラボコンテンツは多数配信されてきましたが、今回はどのような狙いでコラボすることにしたのでしょうか?
作田
これまで『アトリエ』シリーズの発売に合わせて、コラボコンテンツを実施させていただきました。いずれも好評でしたし、『ユミアのアトリエ』の発売後は、『DOAXVV』とのコラボを期待される声もありました。だったら開催しない理由はないだろうと、ガストチームにも了承を得て『ユミアのアトリエ』とコラボすることにしました。
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“ユミア・錬金術士の調査服”
――『アトリエ』シリーズコラボはこれまでもかなり豪華でしたが、ユミアの衣装をもとにした水着“ユミア・錬金術士の調査服”は、ユミアの通常衣装・軽装衣装・さらには水着衣装までモチーフに取り入れているなど、かなりてんこ盛りで驚きました。
作田
そこはやはり、ユミアの魅力を女の子を通してみなさんにしっかりとお届けしたいと考えて、こだわるべきところはこだわって力を入れました。とくに“ユミア・錬金術士の調査服”は、言っていただけたようにカスタマイズ性が高さも好評だったように感じています。
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『ユミアのアトリエ』では軽装衣装として用意されていた見た目が、水着カスタマイズのモチーフに。
――また、ポーズもこれまでにないものばかりで、とくに“ユミア・宙返り”は空高くジャンプする、ほかのポーズカードでも作れないようなシチュエーションにできて、とても楽しかったです。やはりメインビジュアルなどから着想を得て、取り入れたのでしょうか?
作田
メインビジュアルであることもそうですし、ユミアは華麗な足技が特徴です。そのあたりをしっかり取り入れたものを実現したいと、宙返りポーズを作成しました。そういったいままでにない写真の構図なども含めて、楽しんでいただけたように見ています。
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――家具のパネルにもある足を高く挙げるポーズは、採用候補にあったのでしょうか?
作田
できれば登場させたかったのですが、ゲームまたはシステムの性質上と言いますか、あそこまで高く足を上げるポーズを女の子たちにさせると3Dモデルが破綻してしまうので、残念ながら断念しました。
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着くずれ版“ユミア・錬金術士の調査服”は、原作のダウンロードコンテンツである水着コスチューム“水辺のアルケミスト”がモチーフに。
――残念ですが、それは仕方ないですね。では、“ぶいぶいフォトイベント 2025 Summer”としてフォトイベントが開催されました(※現在は応募終了)。いままでもフォトイベントが開催されていましたがコンテストでした。今回は、コンテストではないんですよね。
作田
はい。いままではコンテストとして、優劣を競う形で賞を贈るものでした。今回のフォトイベントは、シンプルに応募された作品の中から、当選した方に賞品をお送りするイベントです。これまでコンテスト形式で多くのフォトイベントを開催しましたが、まだ始めたばかりで水着やポーズカードが少ないオーナーさんですとか、撮影自体が苦手なオーナーさん、ユニークだけど公式コンテストには選ばれづらいようなアイデアを持ったオーナーさんなどには、参加しにくい敷居の高さがあると感じていました。
今回はコンテストではないですから、規定さえ守っていただければどんな写真でもかまいません。写真撮影そのものをより気軽に楽しんでほしいという思いから今回のような形式のフォトイベントを開催しました。
――撮影機能が充実すればするほど、審査や検証なども難しくなるので今回はそうしてみたのかなと勝手に推測していました。
作田
そこはあまり関係ないですね。新しいフォトコンテストの形式になってから数回開催を重ねたこともあり、ある程度審査や検証方法もまとまっていますし、もちろん今後もフォトコンテストは開催したいと考えています。その中で、たとえばX(旧Twitter)を通じて応募するコンテストでは参加しにくい部分があることや、オーナーさんたちのテクニックが洗練されて年々コンテストのレベルも高くなっていますので、そこに敷居の高さを感じていらっしゃる方がいることは課題として感じていました。
今回はコンテストではないですし、当選された方の作品も我々が公開することはありません。もちろん、当選された方が公開するのは自由です。ですので労力がどうこうよりも、新米からベテランまで幅広いオーナーさんが気軽に参加して楽しんでいただける形のフォトイベントを模索して今回のような仕組みになりました。もちろん参加規定を満たしているのかといったチェックはしますが「いい作品だから選んだ」みたいなことはなく、抽選式で当選者を決めています。
前提の印象が産んだ、モニカの課題
――では、本題となるモニカのTCアップデートについてお聞かせください。毎回のことですが、アイデアがまとまった順にTCアップデートが実施される女の子が決まるとお聞きしています。今回は、どのような経緯で“モニカ”のアイデアがまとまったのでしょうか?
作田
以前からふんわりとしたアイデアがあったのですが、“モニカ”のTCアップデートのアイデアをまとめ始めたのは、たしか“ほのか”のTCアップデートをリリースする前後の時期だったかと思います。もともとあった考えをより具体的な形に落とし込むタイミングがようやく取れたといった感じだったので、課題としてはかなり前から感じていたことです。
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モニカのTCコーデ“オール・イン・ザ・ワン”(ガーリーモード)
――きっと、その後ろでは多数の女の子のTCアップデート案がふんわりと同時進行したりしているんですよね?
作田
持っている課題をどう解決してあげればいいのか、見えやすい女の子とそうではない女の子がいるのは事実です。見えやすい女の子がこれまでのTCアップデートで多く選ばれています。そういった中で、モニカにもわかりやすい課題があったので、課題を受けた方向性自体はかなり早めから考えていました。ちなみに、見えていなかった女の子でも考え続けることでTCアップデートにつながった女の子もいます。前回の“たまき”がそれに該当します。
――具体的に、モニカの“課題”とは何だったのでしょうか。
作田
これはルナのTCアップデートの際にも同じようなことをお伝えしましたが、モニカも運営のせい、つまりはわたしのせいで不憫な思いをさせてしまった女の子です。わかりやすい部分ですと、モニカと言えばカジノです。そのカジノ要素がモニカを好きになれない要因となっていることは認識していました。
純粋にモニカをかわいいと思っていただけても、負けず嫌いな性格と勝負を楽しむという性格をもとにしたカジノでの挑発的な言動ですとか、そういった部分で好きになってもらえないのではと。女の子エピソードを見ていただけるとモニカが本当はどんな女の子かわかるようにはなっていますが、その前段階としてカジノでの彼女が好きになれずに、そもそも女の子エピソードも見てもらえないような方もいらっしゃるのではないかとも思っていました。
――女の子エピソードの終盤など、ですよね。
作田
はい。ですからモニカについては新たな魅力を引き出す、魅力をより深掘りするというよりは、すでにモニカが持っている魅力を、オーナーのみなさんによりしっかりお届けすることにしました。そこを具体化しつつ、オーナーとの関係性を発展させることを描いています。
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“オール・イン・ザ・ワン”(セクシーモード)
――ではより具体的な、モニカのTCアップデートのコンセプトを教えてください。
作田
モニカはパフォーマーの役割を持つディーラーとしての振る舞いを、自分で意図的に意識している女の子です。カジノのディーラーに憧れつつ島に訪れているので、ディーラーとして華やかに、カジノの場を盛り上げるためのパフォーマー的な存在であると、意識して立ち振る舞っています。また、カジノは大人の社交場ですから、モニカは19歳ながらに、自分の年齢感よりも大人っぽく見てもらえるように心掛けています。
モニカ自身は、自分は大人の女性であると思って振舞っていますが、じつのところ内面の部分は等身大の19歳の、もしかしたら18歳ぐらいのほうが近いイメージかもしれません。内面を深堀りすると、ふつうの女の子が持っているようなかわいさ・魅力を持っていることに気づいてもらいたく、モニカの女の子エピソードをつくりました。それを踏まえて見ると、カジノでの挑発的な振る舞いもむしろかわいいと思ってもらえるんじゃないかと思って制作していました。
ですから前段階の部分で拒絶されてしまうと、そこの彼女の魅力に出会うところまでにいたらない設計になってしまっていて。そこの部分をもう一度みなさんにしっかりとお届けするのが、今回のコンセプトになります。
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――もちろんキャラクター性やゲームの進めかたを考えると、エピソードを深く見ていくと新たな魅力を知れる、というのはあって当然のことだと思います。ただ、その奥にオーナー、つまりプレイヤーを誘導するのはなかなかたいへんな部分ですよね。
作田
個人的な考えですが、運営型のゲームですから女の子が登場したタイミングが、オーナーさんたちの“好き”の最大値ではダメだと思っています。より長く、女の子たちを愛してもらえるような仕掛けやポイントは絶対に必要だと思っています。
とくに初期のころは、最初にパッと見てかわいいと思ってもらえるポイントと、その奥でより好きになってもらえる要素を置くバランスは、すごく意識していました。そこのバランスがうまくいった、いかなかったというのは女の子によってバラバラだったりします。そこはモニカも含めて反省点のひとつです。
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――ではTCコーデ“オール・イン・ザ・ワン”の、名前の由来を教えてください。
作田
カジノ用語の全ベットする“オール・イン”を用いて、すべてを賭けるといった意味を込めています。その対象をどこにするのか考えたときに“ユー”といった案もあったのですが、それだとただオーナーさんだけに届けるようなイメージになってしまって。もっと深みを出したい、と考えて“ザ・ワン”としました。
――オーナーだけに絞ってもよさそうにも見えますが、なぜあえてそうしたのでしょうか?
作田
もちろんオーナーさんに想いを届けることが目的ですが、その水着に対するモニカの想いや水着の魅力も感じてもらいたいと思っています。“オール・イン・ザ・ワン”は、セクシーモードとガーリーモードの2種類が1着に含まれています。ふたつのデザインが1着に含まれていること、そしてオーナーさんに対して全身全霊の勝負を仕掛ける、といった意味を持たせました。
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――なるほど。1着にまさにオールイン、2種類の水着が入っていることにはとても驚きました。そのデザインコンセプトを教えてください。
作田
セクシーモードは、スターコーデ1着目の“ロイヤルフラッシュ”を、より大胆にカッティングしたようなイメージのデザインコンセプトになっています。“ロイヤルフラッシュ”をよりセクシーにアピールすることで、モニカがオーナーにより振り向いてもらえるのではと意識してアレンジしたというTCのエピソードのプロローグでも描いている水着です。女の子エピソードの終盤のシーンを意識しつつ、よりセクシーにしている彼女の想いも感じてもらいたいです。
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一方、ガーリーモードはいままでのモニカではあまり見たことがないような、いい意味で“ふつうの女の子”がオシャレに着飾ったようなイメージです。オーナーを魅了するためにその姿をする、というよりはモニカ自身がかわいいと思って着ている水着をコンセプトにしています。それに合わせて新しい髪型も用意させていただきました。
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――だからこそ、新髪型“ハーフアップツイン”はこれまでとは違って、シンプルな髪型なんですね。
作田
いままでのモニカの髪型は、ディーラーとして立ち振る舞うために選んでいた髪型です。新髪型も、モニカが自分でしたい、自分がかわいいと思って選んだ髪型になっています。そう考えるともっとシンプルな形になるのではと思い、今回の髪型を選びました。とはいえシンプルすぎるとさすがに味気ないですから、少しオシャレに見えるポイントも入れています。いつもは少し背伸びをして見せている彼女ではなく、等身大の彼女を見せることが素顔の彼女の真の魅力を感じてもらえるのではないかと考えたので、こういう設計としました。
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――これまでもカスタムで見た目が変わるTCコーデは多数ありましたが、2着含まれてるのはかなり豪華ですよね。
作田
この案を出したときに「まったく違うデザインの水着を1着でふたつ作るってことですか!?」と、CGチームから怒られました(苦笑)。今回のカスタムはアクセサリー類の有無のみで申し訳ないのですが、理由としてはこれまでのTCコーデとは異なり1着に2着の水着が含まれているためです。
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新髪型“ハーフアップツイン”と、カスタム要素。これまでのTCコーデと比べると大きな変化があるわけではありませんが、アクセサリ類をオン・オフ可能です。
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――着くずれで結果2着含まれている、みたいなパターンはごくたまにありましたが、そうではないんですよね?
作田
はい。セクシーモードもガーリーモードも、どちらも別々の着くずれ表現になっています。
――つまり、内部的には実質4着作ってるわけですよね(笑)。
作田
ですので、エピソードとモニカに絡めて、特別なTCコーデの仕様となっているのであって、今後のTCコーデで同じ仕様の水着が、当たり前のように登場するとは思わないでください(苦笑)。彼女の魅力をお届けするためには、このふたつのデザインがどうしても必要だったのです。
――また、TCアップデートでは特別な呼び名でオーナーを呼んでくれる要素が恒例となりましたが、今回は奇をてらわずにと言いますか、“ダーリン”なんですね。
作田
チーム内でも、いろいろと議論はありました。モニカらしい個性を強めるべきなのではといった方向性もありましたが、今回“等身大の女の子らしさ”を持つモニカとのカップル感を描くとなったら、そこにいちばん似合う呼び名がいいだろうと。“フィオナ”のTCアップデートでも登場したダーリンではありますが、今回のモニカにいちばん似合うと思って選びました。
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ダーリンの呼び名とともに、特別なポーズも楽しめます。
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また、モニカ専用の表情カード“特別な笑顔”も用意されています。
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既存の髪型を使用した撮影もオススメ!
――さらに、今回カジノがフォトスポットに追加されます。オーナーさんたちからの要望も多かったと思いますが、モニカのTCアップデートだからこそいまのタイミングで追加したのでしょうか?
作田
2022年に実施した『アリス・ギア・アイギス』さんとの2回目のコラボイベントの際、カジノを使った撮影スポットを入手できるエピソードをご用意しました。当時のコラボのコンセプトに合わせた水着に絡めた報酬要素だったんですね。
そのために当時水着を手に入れてくださった方々に申し訳ないので、これまでカジノをフォトスポットとして登場させにくかったんです。それから3年とだいぶ期間も空きましたし、モニカもTCアップデートも実施されるのであれば、みなさんにも納得していただけるだろうと思って今回追加しました。
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カジノのフォトスポットは、おなじみの場所と、ステージ前の2種類を選択可能。
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――ちなみに、ミニゲームとしてのカジノも改善点があるんですよね?
作田
細かな部分ですと、ゲームのテンポアップやUIの改善などで遊びやすくなっています。その他にも、TCのコンセプトをもとに考えて、モニカが“やさしく”なります。カジノのディーラーとしてゲームがやさしくなるわけではなく、言動や振る舞いがやさしくなるんです。モニカはオーナーが負けたときも、煽られているように感じられそうな演出を抑えるようにしました。
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オーナールーム家具としてモニカの部屋をイメージした家具も登場します。
――それでは最後に、読者の方々にメッセージをお願いします。
作田
モニカの持っている魅力をオーナーさんたちにもう一度ぜひ向き合ってもらうために、彼女といっしょに居たいと思ってもらうことをいちばんに考えて制作しました。
プロローグやPVなどを通してモニカのことを少しでも深く知りたいと思っていただけたら、ぜひガチャ10連だけでも回してください。10連だけでTCエピソードはすべて楽しめますし、女の子エピソードをまだ全部見ていない人は、TCエピソードと合わせて解放していただけると幸いです。
最後に強調しておきたいのですが、今回のTCコーデは“1着に2着”ととても特別な仕様です(笑)。かなり力の入った水着ですから、ぜひゲットしていただけるとうれしいです。
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KT Appでアフターインタビュー
本記事はコーエーテクモゲームスの公式アプリ“KT App”との連動企画。KT Appにて後日にアフターインタビュー記事が掲載されます。今回のインタビューを読むことでより深掘りした開発秘話などが楽しめるので、気になる方はぜひダウンロードして読んでみてください!
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