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『ヴイアライヴ』定点観測-92:誕生日記念配信では初のフル3D! 自身の成長を振り返りつつ、すべての人への感謝を詰め込んだ愛夏さんのミュージカルステージ

by東響希

『ヴイアライヴ』定点観測-92:誕生日記念配信では初のフル3D! 自身の成長を振り返りつつ、すべての人への感謝を詰め込んだ愛夏さんのミュージカルステージ
 『ヴイアライヴ』定点観測では、『アイドルマスター』シリーズ発のライバーアイドルプロジェクト、『ヴイアライヴ』に所属する灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)の活動を記録していきます。
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オリジナルからカバーまで、ストーリー性のあるセットリストに、楽しいバラエティ企画も

 2025年6月23日にアイドルデビューから1周年を迎え、6月26日の1周年記念配信ではつぎの大型ライブの開催も決定。勢いに乗る2年目の活動をさらに盛り上げる配信となったのが、愛夏さんの19歳の誕生日を記念したイベント“灯里愛夏 BIRTHDAY ONLINE LIVE 2025”だ。今回は本格的な3Dライブで、愛夏さんの魅力がたっぷり詰まった本イベントの模様をリポートしていきたい。
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 オープニングでは、これまでの活動を振り返るダイジェスト映像に続いて、“第1章 バレエとの出会い、始まり”というタイトルの映像付きモノローグがスタート。愛夏さんが小さいころから習っていたバレエとの出会いや、どのような思いで打ち込んでいたのかが語られる。
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 そして、1曲目は
『虹の王国の物語~エトワールを目指して~』を披露。開演前の挨拶で、今回のライブがミュージカルショーであると語っていたが、まさにそれを体現したようなナンバーである。優雅なダンスに歌、“まな王子”と言われるイケメンボイスと、かわいらしいボイスを巧みに切り換えるセリフパートなど、表現力の高い1曲でライブがスタートした。
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 MCになるかと思いきや、両親に語り掛けるようなセリフや、無理な練習を続けて体を壊してしまったシーンを演じたり、先程と同じくイラストを添えたモノローグで進行していく。“第2章 ときめき”では、バレリーナの夢をあきらめ、失意の中でアイドルの存在を知り、新しいステージへの夢が生まれてく様子が語られる。そして、オーディションを再現したようなセリフに続いて歌うのは、『
アイドルマスター シンデレラガールズ』(以下、『シンデレラガールズ』)から『恋のHamburg♪』だ。
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 愛夏さんが憧れる先輩として挙げた“五十嵐響子”のソロ曲を、本家に負けないかわいらしさで歌い上げ、王道のアイドルステージを表現した。
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 “第3章 ヴイアライヴ、始動”では、ほかのメンバーとの出会いのシーンを、宇宙さんとレトラさんも加わって再現。芸能経験があるふたりに圧倒された当時の様子を振り返る。
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 3曲目は3人でのステージとなり、『
アイドルマスター ミリオンライブ!』(以下、『ミリオンライブ!』)から、『夢にかけるRainbow』。3人のアイドルにかける思いとも重なる熱い歌詞と、心地よいハーモニーに魅了された。
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 ここまでモノローグだったMCは一区切りとなり、改めて愛夏さん、宇宙さん、レトラさんが自己紹介。3人のいつもの和気あいあいとしたやりとりに微笑ましくなったところで、ライブ前半が終了した。なお、ここまでは無料パートとして愛夏さんのチャンネルで配信されているので、ぜひチェックしていただきたい。

 また、ここでは3人で歌った
『夢にかけるRainbow』についての裏話が語られ、愛夏さんから3人でこの曲が歌いたいという強い要望があったことや、振付とフォーメーションに込められた意味についても触れられる。
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 続いて、宇宙さんとレトラさんが用意したバラエティ企画“誕生日プレゼントボックス5ぶんの1”が行われる。こちらは用意された5個のプレゼントボックスの中にある1個のアタリを選ぶと、アイス1万円分のチケットがもらえるというもの。ただ、5個の中からひとつを選ぶのはきびしいとして、課題に挑戦してクリアーするとハズレのボックスがひとつずつ減っていき、最終的には2分の1まで絞れるというルールだ。
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 まずは犬の鳴きまねだけを使ってお題を表現し、ふたりのどちらかが当てることができればクリアーという課題。“浦島太郎”というお題で、「わんわん!」と連呼しながら、冒頭のカメがいじめられているシーンを再現しようとしたところ、宇宙さんが即座に回答して、ハズレのボックスがひとつ削除される。
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 続いては、愛夏さんの地元・福岡県の難読地名“目尾(しゃかのお)”を当てるクイズ。「地元愛はあるけど知力に自信がない」と語り、直感で「めのお」と答えて失敗となる。
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 最後は30秒間で腹筋を行い、アイドル候補生時代に挑戦した記録18回を超えられるかというチャレンジ。キリよく「20回でクリアー」という目標だったが、運営が19回でもOKとハードルを下げると、これを聞いた宇宙さんとレトラさんが「(運営さんは)やさしいね」と少々煽るような前振りを愛夏さんに向ける。

 これに奮起し、「20回やるぞ!」と挑戦を開始したが、残念ながら19回でタイムアップ。失敗かと思われたが、「(19回でも)“プロデューサー”がOKなら」ということで、愛夏さんも画面に向かって「お願い!」と頼み込み、なんとか成功となった。
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 結果、ふたつの課題クリアーでボックスの選択肢が3つにまで絞られた状態となり、ふたりのリアクションを参考にしつつ、愛夏さんが見事にアタリを引き当てて大成功。バラエティ企画が終了し、ライブは後半戦へと突入する。
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 再び、映像付きのモノローグから始まり、“第4章 私のラブレター、受け取って!”では、アイドル候補生時代を思い出しつつ、全員揃ってデビューできた喜びと“プロデューサー”への感謝が語られ、『シンデレラガールズ』から
『ラブレター』のカバーへ。
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 軽やかなダンスとキュートな歌声で紡がれる、愛夏さんから“プロデューサー”への愛が詰まった
『ラブレター』に、思わず目頭が熱くなる。
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 “第5章 かわちいアイドル!”では、“プロデューサー”の言葉によって自己肯定することができるように、好きなものを好きと正直に言えるようになったと語る。かつては心ない言葉によって周りに合わせることばかり考えていたというシーンでは、当時言われた刺々しい言葉をさまざまな声色で演じており、愛夏さんの表現力の高さも感じられるところだ。
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 「世界でいちばん、“かわちい”アイドルは、プロデューサーさんが“かわいい”と言ってくれる私、灯里愛夏です!!!」の言葉が涙腺に追い打ちをかけ、ソロ曲
『あっちこっちプリンセス』へ。タイトル通りのプリンセスのようなかわいらしさと、元気いっぱいのパフォーマンスで、“かわちい”アイドルを見事に体現する。
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 “第六章 灯したい!いつだって予測不能の成長期!”では、かわいいいアイドルを目指していたはずが、いつの間にか『ヴイアライヴ』のマスコットやバラエティ枠になっていたと振り返る。「こんなはずじゃなかった!」と笑いを取りつつ、「みんなが笑ってくれるなら」、「世界中の人を笑顔にする!」と語る姿に、観ているこちらも胸が熱くなった。
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 そんな愛夏さんの思いを詰め込んだソロデビュー曲
『ともすれば、(中略)アイドル』は、バラエティ感たっぷりながら、ここまでのストーリーがあるからこそ感動が込み上げる1曲となった。
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 “終章 幕が上がったその瞬間、私はアイドル!”では、相変わらず自分に自信はないと語りながらも、自分が自分でいられるステージが好きだと語り、“プロデューサー”やみんないっしょに歩んできた「“灯里愛夏”が大好き!」と宣言。「目指すは登録者数10万人、いや100万人ばい!」と叫ぶと、『ミリオンライブ!』から
『Flyers!!!』のカバーを披露。
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 登録者100万(ミリオン)への挑戦にふさわしい1曲を、これまでの歩みを噛みしめるように歌い上げた。途中、涙をこらえるような場面もあり、再び胸を打たれた。
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 バースデー記念グッズの紹介を挟んで、最後は事前に告知されていた4thソロ曲
『Berry Berry Lady』の初披露。ブラスサウンドがジャジーな雰囲気を醸しつつ、おしゃれさも感じさせるシティポップ調のナンバーだ。ウィスパーな歌唱や、ゆったりとしたかわいいダンスで表現されたラストステージには、愛夏さんの表現力の広がりが存分に詰まっていた。
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 誤解を恐れずに言えば、昨年までの誕生日記念配信は、特別感はありつつも、いつもの生配信の延長という印象があった。しかし今回は、オリジナル曲からアイマスブランドのカバー、さらにはバラエティ企画まで、すべてフル3Dによるステージでの開催ということで、非常に完成度の高いイベントが楽しめた。

 とくにストーリー仕立てのライブパートは、愛夏さんの真っすぐな熱い思いと、真面目さやひたむきさも感じられ、後半に向けてどんどん涙腺を崩壊させてくる感動のイベントだった。

 なお、こちらのイベントは、現在アーカイブが配信中。視聴チケットは7月31日18時まで販売中となっており、同日の23時59分まで視聴可能となっている。

 さらに、ライブ後のアフタートークも愛夏さんの個人チャンネルで配信されている。こちらもライブと合わせてチェックしてみるといいだろう。

【“灯里愛夏 BIRTHDAY ONLINE LIVE 2025”セットリスト】
  1. 虹の王国の物語〜エトワールを目指して〜
  2. 恋のHamburg♪
  3. 夢にかけるRainbow
  4. ラブレター
  5. あっちこっちプリンセス
  6. ともすれば、(中略)アイドル
  7. Flyers!!!
  8. Berry Berry Lady
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