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『トトリのアトリエ』15周年。アーランドシリーズの2作目でロロナの弟子のトトリが主人公。岸田メル氏が描くキャラと前作より快適に遊べるシステムが魅力【今日は何の日?】

byウワーマン

『トトリのアトリエ』15周年。アーランドシリーズの2作目でロロナの弟子のトトリが主人公。岸田メル氏が描くキャラと前作より快適に遊べるシステムが魅力【今日は何の日?】

前作からシステムを大きく改修

 2010年(平成22年)6月24日は、プレイステーション3(PS3)用『トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~』が発売された日。本日で発売から15周年を迎えたことになる。
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 『トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~』は、ガスト(現コーエーテクモゲームス)から発売されたRPG。前作『ロロナのアトリエ~アーランドの錬金術士~』から始まった“アーランド”シリーズの2作目に当たる作品だ。

 キャラクターデザインは前作に引き続き、イラストレーターの岸田メル氏が担当。魅力的なキャラクターたちが織りなす心温まるストーリーに感動を覚えた人も多かったのではないかな。ゲーム中の操作キャラクターがデフォルメではなく、岸田メル氏の描くイラストに忠実な等身で再現されるようになったのも驚きだったはず。

 ゲームの舞台は『
ロロナのアトリエ』から5年後の世界。本作ではロロナの弟子であるトトゥーリア・ヘルモルト(愛称は“トトリ”)が主人公となっている。トトリは行方不明となった母親の軌跡を辿るため、調合・探索・戦闘をこなしながら“アーランド”の世界を冒険していく。

 母親探しの旅のなかでさまざまな人と出会い、困難を乗り越えながらたくましく成長していくトトリの姿に胸を打たれたプレイヤーも多かったと思う。
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 シリーズの醍醐味である“調合”はさらにパワーアップ。単にアイテムを作るだけでなく、プレイヤーが工夫を凝らす楽しさが増していた。

 前作ではランダムで引き継いでいたアイテムの特性(品質+や効果+など)が任意に選んで行えるようになり、特定の特性を組み合わせではより強力なものへと進化するようになっていた。パズルをするような思考も要求されるようになり、より強力なアイテムを生み出せることがまさに錬金術といった感じでおもしろかった。前作を上回る奥深さと自由度にどっぷりハマってしまったプレイヤーもいたはずだ。

 ユーザーインターフェースもわかりやすく改善され、シリーズ初心者にもわかりやすくなっていた。

 冒険パートでは冒険者ランクを上げるごとに行ける場所がどんどん広がっていく。新たな採取地やダンジョンなどが解放されるごとに、当然ながら新たな材料にも巡り会えるため、どんな秘密があるのか発見の楽しみがあった。

 戦闘はターン制のバトルシステム。最大3人のパーティで挑むことが可能で、それぞれのスキルを活かして戦っていく。

 冒険者免許に有効期限があり、限られた期間内に効率よく冒険者ポイントを稼ぐなど、しっかりと計画を立てる必要もあった。最初はちょっときびしかった気もするが、これがある種の緊張感を生んで楽しくなったと思う。
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 2012年11月29日には、追加要素を加えたプレイステーション Vita用の『トトリのアトリエPlus ~アーランドの錬金術士2~』が発売。PS3版のダウンロードコンテンツだった要素が最初から収録されていたり、新規のイベントイラストが追加されていたりするなど、多数の新要素が楽しめた。

 いま本作で遊びたい場合は、2018年9月20日に発売された『
アトリエ ~アーランドの錬金術士1・2・3~ DX』がおすすめ。アーランドシリーズ3部作がセットになったうえ、ダウンロードコンテンツなどを収録した豪華版だ。対応プラットフォームはNintendo Switch、プレイステーション4(PS4)、PC(Steam)となっている。
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