2025年6月7日に開催された“Summer game fest 2025”で、バンダイナムコエンターテインメントは『CODE VEIN II』(『コードヴェイン2』)を発表した。本作は、全世界累計販売本数(※)400万本を突破した『CODE VEIN』の新作となる、ドラマティック探索アクションRPG。対応機種はプレイステーション5、Xbox Series X|S、PC(Steam)で2026年に発売予定。
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“Summer game fest 2025”での発表に先駆けて、ファミ通.com編集部では、飯塚啓太プロデューサーに本作のプレゼンを実施していただいた。作品の概要や特徴を飯塚氏のコメントと併せて紹介するほか、前作のキャラクターは登場するのかなどの気になった点をうかがったので、ぜひ最後までチェックしてほしい。
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コンセプトは“チャレンジングな探索アクション×歴史改変ドラマ”
『コードヴェイン2』は、崩壊した近未来世界を舞台に、滅びの運命に抗い生きる吸血鬼たちのドラマを描くドラマティック探索アクションRPG。
“チャレンジングな探索アクション×歴史改変ドラマ”をコンセプトに掲げており、強敵や難所にバディとともに何度も挑んで乗り越える探索アクションと、プレイヤーの手で世界とキャラクターの運命を変えていく歴史改変ドラマで、難関を乗り越えたときの達成感とその先に待つ変化への驚きと感動を提供するという。
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本作でも重要なバディとの共闘は、「前作でとくにチャレンジしたところだった」と振り返り、飯塚氏はつぎのように続けた。
「キャラクターといっしょに探索するというのは、高難易度の探索アクションとは相反する要素もありますが、前作でチャレンジした大きな要素でもありました。内容としては難しかったところがありつつも、体験価値としてはおもしろいものをユーザーの皆様に提供できたと感じています」
「前作を遊んでくれた方の中には、お気に入りのキャラクターといっしょに手強いボスを倒せたといった思い出をずっと大事にしてくれている方もいるので、本作でもやりごたえのある共闘体験を継承しています」
『コードヴェイン2』の世界観
“リンネ”と呼ばれる変質現象により文明が崩壊した未来の世界。人類は不死の存在である吸血鬼の力によってかろうじて滅びを免れていた。
しかし突如現れた“渇望の月”の力により、吸血鬼は自我を喪いバケモノへと変貌。世界は再び滅びの一途を辿っていた。
主人公は吸血鬼ハンターのひとりとして世界の崩壊を止める使命を託され、時間を越える力を持つ少女とともに100年前の過去に飛ぶことになる。
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100年前……。そこはかつてみずからの身を犠牲にして世界を救い、英雄として語り継がれている吸血鬼たちが生きている時代。
主人公は過去の世界で吸血鬼たちと行動をともにしながら、世界を崩壊から救うためのカギを探していく。
現在と過去のふたつの世界
現在の世界は、渇望の月の影響で吸血鬼がバケモノへと変貌。吸血鬼によって保たれていた秩序もすでに失われ、世界は再び滅びの一途を辿っている。
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現在の世界
一方、100年前の世界は、リンネによる世界崩壊後、バケモノに対抗できる力を持つ吸血鬼たちが統治することで、人間社会の秩序が保たれている。
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100年前の世界
時を超えた壮大な物語
強い情念を辿り、過去へと跳躍する特別な力。歴史をも変えるその力で、主人公たちは世界を滅びから救うことができるのか。時間を超えた絆の物語が幕を開ける。
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飯塚氏よると、「時間を超える壮大なストーリーと、対峙する敵とのドラマ」が見どころになっているとのこと。
「ストーリーは現在と過去を行き来しながら進行していきます。ふたつの世界はフィールドの風景もガラリと変わるので、違いを楽しんでもらいたいですね。なぜ過去の世界は滅んでしまったのか、ストーリーを進めて解き明かすのも見どころになっています」
ちなみに、ストーリーに前作とのつながりはないそうで、舞台も新しくしたことで本作からでも楽しめる展開になっている。
キャラクターのカスタマイズがパワーアップ
主人公の分身となるのは、吸血鬼ハンター。本作でも主人公のキャラクターメイクを堪能できるが、飯塚氏は「カスタマイズは前作以上のパーツを用意しています」と自信を見せる。
「キャラクターメイクは、アニメ的なデザインも踏襲していて、パーツや設定項目が増えたことでより細かな調整が可能になりました。目鼻立ちのバランスを調整したり、髪にウェーブをかけられるようになったり、アクセサリーの装着数も増えていたりします。開発スタッフの間でも好評です」
吸血鬼とは
太古の昔より、人類の歴史の裏に潜んできた存在。リンネによる人間社会の崩壊を機に、表舞台に姿を現した。不老不死とも言える高い再生能力と長い寿命を持つ。
吸血鬼たちは皆、生まれる際に体が破損し金色の傷跡が残っている。力の強い吸血鬼ほど破損は大きく、中には肉体の一部が欠けている者もいる。
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主人公/吸血鬼ハンター
崩壊以前から、歴史の陰で人類に仇なす吸血鬼と戦ってきた存在。世界の崩壊後は吸血鬼とともに、バケモノの脅威から人々を護るために戦っている。
主人公は吸血鬼ハンターの任務中に命を落とすが、吸血鬼の少女から心臓の半分を分け与えられ、世界を救うために行動をともにする。
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吸血鬼ハンターの力
吸血鬼ハンターは背中に格納された心臓から、吸血鬼の力を引き出し戦うことができる。もとは吸血鬼に対抗するための力であったが、現在ではバケモノに対して人間が持つ唯一の対抗手段となっている。
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ともに使命を背負う吸血鬼の少女
吸血鬼ハンターとしての任務中に命を落とした主人公に、自身の心臓を分け与えて蘇生させた吸血鬼の少女“ルゥ・マグメル”。世界を救う使命を背負い、主人公とともに過去の世界へ旅立つ。
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ルゥ・マグメル
崩壊した世界を治める吸血鬼たち
過去の世界で生きる吸血鬼“ヴァレンティン・ヴォーダ”。吸血鬼の中でも有数の力を持つヴォーダ家の跡取りで、生き残った人間たちのために術式の研究を行っている。主人公の力を認め、調査への協力を依頼する。
過去の世界で出会った吸血鬼たちに手を貸すことで歴史が変わり、現在に影響を与える要素もあるそうだ。
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ヴァレンティン・ヴォーダ
戦略性が増したアクションと強敵が待ち構える広大なダンジョン
吸血鬼の少女から心臓の半分を分け与えられた主人公は、吸血鬼の力を操る新装備“ジェイル”が使える。主人公は、ジェイルによって吸血鬼が持つ超常的な力をその身に宿すことで、高い戦闘能力を発揮。吸血攻撃で大ダメージを与えられるほか、鉄壁の防御を誇るなど攻守にわたって活躍できる。
さらに、ジェイルの機能によって多彩な術式や伝承術式が使用可能。術式の発動には、敵を倒すと得られる“イコル”を消費する。このイコルは防御の発動時も消費するので、術に使うか、それとも防御に使うのか、戦闘では管理が重要になりそうだ。ほかにもビルドシステムやボスもパワーアップしており、前作以上に奥深いバトルが堪能できるのも本作のポイント。
「要所で戦うことになる強大なボスは特に力を入れて作り込んでいます。デザイン面では敵として対峙した時の畏怖や脅威感がしっかり感じられるように、さらにアクション面でも攻撃パターンを豊富に入れていますので、前作以上に歯ごたえのあるボス戦になりました。初見で倒すのは難しいかもしれませんが、何度も挑むうちに攻撃パターンを覚えて攻略していけますので、バディとともに挑んでほしいです。」
強敵のボスが立ちはだかるダンジョンのフィールドは、シームレスに展開される。寄り道して新しい武器を発見したり、手強い敵に挑んだりといった探索要素も用意されている。バイクにまたがり、フィールドをドライブできるのも大きな魅力。
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バディとともに死地を探索
リンネの変質現象や、渇望の月の影響で生まれた異形のバケモノが跋扈する世界。主人公は世界を崩壊から救うため、同じ使命を背負う吸血鬼とともに危険が待ち受ける死地を探索する。
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バケモノと化した吸血鬼
自我を失い、バケモノと化した吸血鬼も敵として立ちはだかる。強大な力の前に、何度も挑み倒されることになるだろう。
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吸血鬼ハンターの装備“ジェイル”
吸血鬼の心臓を背中に格納し、その力を引き出す吸血鬼ハンターの装備。強靭な防御力や大ダメージを与える吸血攻撃など、吸血鬼が持つ超常的な力をその身に宿すことで高い戦闘能力を発揮する。
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吸血鬼が持つ超常的な力“術式”
古来より吸血鬼がもつ超常的な力。吸血鬼ハンターはジェイルの機能により、疑似的に術式を発動できる。武器攻撃を強力な技に変化させたり、遠距離からの攻撃や状態異常を付与したりするなど、戦闘における様々な運用を可能とする。
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強力な“伝承術式”
強力な吸血鬼の力が形となって残った術式。現在の技術では再現できない、特殊な武装を生成して攻撃する。扱いは難しいが、使いこなすことができれば強力な助けとなるだろう。
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危険が待ち受けるダンジョン
文明が残る近代的な施設も、いまはバケモノの巣窟と化している。ダンジョンでは物陰からの奇襲や足場からの落下などつねに死の危険がつきまとう。
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地下に隠すように造られた古の建築物。異形のオブジェが吊るされたこの場所には何が潜んでいるのだろうか。
現時点で気になるあれこれをプロデューサーの飯塚氏に直撃
プレゼン終了後、気になった点を飯塚氏に直撃した。現時点では公開できない情報もあったので、今後の続報にも乞うご期待!
飯塚啓太氏(いいづかけいた)
バンダイナムコエンターテインメント所属。前作に引き続き、本作でもプロデューサーを担当。文中は飯塚。
――対応機種がプレイステーション5やXbox Series X|Sになったことで実現できたことはありますか?
飯塚
世界の表現力はかなり上がったかなと思います。今回はフィールドで時間の経過と天候の変化を表現できているのですが、それによって我々が作る独自の世界の広がりや、世界への没入感を高めることができました。
――ちなみに、プレゼンで見せてもらった水没した都市のフィールドの広さはどれくらいでしょうか?
飯塚
具体的な広さをお伝えするのは難しいのですが(苦笑)、けっこう広いです。今回ご覧いただいたのは“水没都市”という本作のメインフィールドのひとつですが、都市自体がひとつのダンジョンのようになっています。街中の通路や建物の内部も含めて探索していくことになります。本作では、攻略するダンジョンの周囲にも探索できるフィールドが続いてます。そういった周辺の探索も含めて、攻略を楽しんでもらえればと思います。
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かつて繁栄していたであろう大都市は、水没し瓦礫と化している。徘徊するバケモノはそこで生活していた吸血鬼の成れの果てだろうか。
――そういったフィールドをバイクで探索できると。
飯塚
はい。バイクはストーリーを進めていくと使えるようになります。
――ストーリーは前作とつながりがないそうですが、前作のキャラクターがゲスト出演するなどのファン向けの要素はありますか?
飯塚
本作は前作とは異なる世界で、新たなキャラクターたちのドラマが描かれていきます。もちろん、本作でも個性的で魅力的な吸血鬼キャラクターたちが登場します。
バディになるキャラクターの数も前作以上に用意していますので、好きなキャラクターを見つけてそのキャラクターとの探索体験をぜひ楽しんでいただきたいです。
――現在と100年前の世界が舞台ということで、たとえば100年前の世界で扉を開けておくと、現在に戻ったときに入れるようになる場所があるといった、探索に影響を与えることはあるのでしょうか?
飯塚
本作の改変はおもにストーリー面での変化が大きいです。過去の世界で生きる吸血鬼たちの身に起きた出来事に介入することで、そのキャラクターとの関係性や、ときにはキャラクターに関係する場所にも変化が起こります。
100年前の世界での結果が現在の世界に影響を与える要素は、ところどころ用意しています。たとえば過去の世界で、あるキャラクターの研究を手伝ったりすると現在の世界でそのキャラクター自身やもしくはその研究を受け継いだ誰かからその成果をもらえたり、といった変化が起こります。
もちろん、もっと大きな、キャラクター自身の運命を左右するような出来事に介入する、という場面もあると思います。そういった形で歴史への介入やその結果起こる変化を楽しんでいただければと思います。