Studio Waterzooiは、実物の絵画をテーマに取り込んだユニークなゲーム『Please, Touch The Artwork』シリーズを手掛けてきたベルギーのインディースタジオ。その最新作『Please, Watch The Artwork』が発表された。
本作のテーマは、“夜の美術館で名画に起きる異変”。プレイヤーは夜間警備員となって、アメリカを代表する実在の画家エドワード・ホッパーの作品を集めた架空の美術館“MaMA”(ニューヨーク近代美術館/MoMAが元ネタ)での朝6時までの夜勤シフトに挑む。絵画に異変が起きたらその内容を報告するのだ。
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ホッパーの代表作、ナイトホークス。……あれ、なんかおかしいような?(※左右が逆)
つまりまぁ、言ってみれば夜警をやる『Five Nights at Freddy's』(FNaF)と異変を察知する『8番出口』をマッシュアップしたかのようなアイデアというわけ。ゲームには40枚の作品を収録し、間違い探しの対象となる異変は400種類以上用意されているそう。
ちなみに異変の中にジャンプスケア(突然ドッキリさせられる効果)やモンスターが出てくるような演出はないとのこと。都市生活者の孤独感が伝わってくるホッパーの絵画のように、静かな夜警業務の中で不気味な異変と対峙することになるようだ。
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こちらも有名な“Automat”。これはまぁわかるね。どうもこの美術館、悲しいピエロに取り憑かれているみたいだ。
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”Rooms by the Sea”は光が差し込んだ海辺の部屋の壁を描いたもののはずなんだけど、もうコレ原型とどめてねぇな。報告が忙しすぎる。
なお本作は日本語にも対応予定となっており、Nintendo SwitchとSteam(PC)のほか、モバイル向けにもリリース予定。参考までに価格はモバイル版が4.99ドル、PC/MAC/Switch版が7.99ドルで、発売時期はひとまずPC版をハロウィンシーズンに出すことを目指しているという。