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『ヴァレット/VARLET』鈴木みのりさん(有坂或花役)インタビュー。キラキラした青春体験と魅力的なキャラクターたちが注目ポイント。OPテーマやキャラソンの収録エピソードも

『ヴァレット/VARLET』鈴木みのりさん(有坂或花役)インタビュー。キラキラした青春体験と魅力的なキャラクターたちが注目ポイント。OPテーマやキャラソンの収録エピソードも
 学園RPG『ヴァレット/VARLET』(以下、『ヴァレット』)は、2025年8月28日に、Nintendo Switch、プレイステーション5(PS5)、PC(Steam、Epic Games Store)向けにフリューよりリリースされる完全新規タイトル。

 伊藤龍太郎氏や鈴木一也氏、増子津可燦氏らが手掛けた学園RPG『
モナーク/Monark』の魂を継いだ作品。学園生活が強化され、キャラクターの魅力的がより増しているほか、バトルシステムが見直されて遊びやすくなっている。

 物語の舞台は、不気味な都市伝説が語られる輝星学園。“異界《グリッチ》”の存在を目の当たりにした主人公は、仲間を導く“先導者”、あるいは力ですべてを解決する“支配者”として、自分だけの学園生活を謳歌しながら怪物との戦いをくり広げる。

 そんな本作で、主人公の仲間のひとりである有坂或花を演じる声優の鈴木みのりさんにインタビューを実施。鈴木さんは本作のオープニングテーマソング『栞』や或花のキャラクターソングも担当しているということで、或花を演じるうえで意識したことや、楽曲収録時のエピソード、さらに作品の魅力などを訊いた。
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鈴木みのりさんすずき みのり

10月1日生まれ。愛知県出身。『マクロスΔ』のフレイア・ヴィオン役で声優デビュー。作中の音楽ユニット“ワルキューレ”の一員として音楽活動も行う。 近年は、『ポケットモンスター』シリーズの新作で主人公のひとり・リコを演じているほか、『魔王様、リトライ!R』(ミンク役)、『全修。』(メメルン役)などに出演。文中は鈴木。

見た目はクールだけど、意外と天然でお茶目な一面も?

――鈴木さんが演じる有坂或花はどのようなキャラクターなのかを教えてください。

鈴木
 或花は、一本芯が通った真っ直ぐな性格の女の子です。アイドルグループに所属していて、アイドル活動でも持ち前の性格を活かして活躍しています。

――或花の第一印象はどうでしたか?

鈴木
 私がいままで出会ってきたキャラクターの中でもかなり冷静で、ちょっと冷たさもあるような女の子だなと思いました。猫のような、ツンツンとした印象を感じましたね。
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鈴木さんが演じる有坂或花
――或花を演じていくうちに、彼女の印象で変化したところがあれば教えてください。

鈴木
 ストーリーが進むにつれて仲間思いのところが見えてきて、じつは胸の内は熱い女の子なんだなと気づきました。あと、主人公と親しくなったときの雰囲気が、年相応の高校生らしくてとてもかわいくて魅力的なんですよ。猫のようにツンツンしているなと感じたところも、自分に正直に生きているからこそ、そのような態度を取っていることがわかってからは、改めて真っ直ぐな女の子だなと思いました。

――裏表のないキャラクターなんですね。

鈴木
 そうですね。裏表がないからこそ、しっかり言うことは言うところもあって。男気があるというか、とてもたくましいのでついていきたくなると思いました。

――或花のキャッチコピーが“清楚という偶像になりきるアイドル”だったので、てっきり裏があるのかなと思いました。

鈴木
 私が受けた印象では、たしかにアイドルの顔も持ってはいるのですが、そこはプロ根性でアイドルをやりきっているイメージがありました。それもやらされているわけではなくて、自分の仕事やグループの人気をちゃんと理解して仕事に取り組んでいるのかなって。私自身は、人に見られるほうのプロ意識があまり長けていないので、台本を読んだときに或花はかっこいいなと思いながら演じていました。

――演じるうえでとくに意識したことは?

鈴木
 収録のときに、「もっとやっちゃっていいよ」というようなディレクションをいただきました。或花は、ふだん感情をあまり表に出さないのですが、言うときはズバッと言うことがあって。たとえば、いじられキャラに対して強くあたるときに、私は言い過ぎたかなと思っても、「もっとズバッと言っていい」みたいな感じで。考えていた以上に感情の振り幅がある子だなと思いながら演じましたね。

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――ゲームを通して、いろいろな或花を見ることができそうですね。
 
鈴木
 そうですね。ズバッと言うときも、悪気ないこともあれば、意図的にやっていることもあるので、意外と天然でお茶目なところもありました。
 
――演じるうえで苦労したことはありますか?

鈴木
 意識したところとかぶってしまいますが、どこまで演じていいのか、シーンごとにいい塩梅を見つけるのが難しかったです。私は或花のように、ふだんは淡々としていて一見何を考えているのかわからないキャラクターを演じることはあまりなかったので。しっかり考えて、行動する或花を演じることができたのは、新鮮で楽しかったですし、新しい演技の引き出しができたなと思います。

――とくに印象に残っているセリフやシーンを教えてください。

鈴木
 とくに印象的だったのは、ふとした瞬間に或花の内側が見られるシーンです。たとえば、アイドルグループのメンバーと向き合うシーンでは、メンバーに対する気持ちを打ち明けるシーンが印象に残っています。

 あとは、主人公たちに自分のアイドルという職業に対する想いを伝えるシーンでは、或花の強さを感じられて好きでしたね。高校生なので幼いところもありますが、言動が大人っぽく見えるのは、仕事を通していろいろな経験を積んでいたからなんだなとわかってうれしかったです。

――演じていて楽しかったシーンは?

鈴木
 楽しかったのは放課後のパートです。学校帰りに遊びに行ったり、デートしたりできるのですが、そのときに見せる姿があまりにもふつうの学生だったので、微笑ましいなと思いました。飲食店でアレ食べる、コレ食べると悩んでいる姿もかわいかったです(笑)。

――本作は学園生活を通して青春が体験できるのも特徴のひとつです。収録を通して、青春だなと感じることはありましたか?

鈴木
 青春要素が強すぎて私には眩しかったです(苦笑)。これまで男女の学園モノの作品に出た経験があまりなかったですし、私自身、学生時代に男女の青春を体験できなかったので。私の青春時代はここまで青くなかったですし、大人になったいまはソワソワしちゃうなと思いましたが、或花を通して体験すると、「青春っていいな、楽しいな」って気持ちになりました。それにストーリーを収録した後、放課後のパートを収録したので、或花の乙女のようなかわいい姿を見ることができたのも新鮮で楽しかったですね。

――或花のかわいい姿を演じるときに意識したことはありますか?

鈴木
 かわいらしく演じるように心がけました。たとえば、主人公にやきもちを焼くシーンでは、最初はちょっとトゲがある感じになってしまったんですね。熟練夫婦がケンカしたみたいな感じで……。そこで「もっとかわいらしく怒ってください」とディレクションされてからは、怒っているんだけど、かわいいなと感じてもらえるように意識しました。

――主人公とのやり取りで、ほかに印象に残っているシーンはありますか?

鈴木
 キャラクターたちと放課後にカラオケやカフェに行けるのですが、そのたびに印象的だったのは、私が想像していたよりも、ふたりの距離感が近いことでした。もちろん、ある程度仲よくなってからではあるのですが、グイグイ近づいていく感じで。放課後のやり取りは、ボリュームが多かったのも記憶に残っていますね。デートへの誘いかたも複数のパターンがあって、或花から誘うこともありました。ひとりのキャラクターとのやり取りを楽しむだけも、じっくり遊べると思います。

――ちなみに、鈴木さんが放課後にデートしたいキャラクターはいますか?

鈴木
 私はやっぱり或花です(笑)。ほかのキャラクターは、実際にプレイしてみて気になる子をみつけたいですね。ストーリーではどんなキャラクターなのか知っていますが、個別のエピソードは知らないので、親しくなったときにどんな一面を見せてくれるのか楽しみです。
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オープニングテーマソングと或花のキャラクターソングを担当

――ここからは楽曲についていろいろうかがいたいと思います。鈴木さんはオープニングテーマソング『栞』と或花のキャラクターソングの歌唱を担当されているそうですが、それぞれ第一印象を教えてください。

鈴木
 オープニングテーマソングは、バンドサウンドですごく爽やかだと思いました。疾走感があって、これから始まる物語や冒険にワクワクする楽曲になっていますが、こんな爽やかな曲になるとは考えていなくて。企画を聞いたときはダークな作品だと思っていましたし、オープニングテーマソングの作曲を担当したwotakuさん(ボカロPとして知られる作曲家)もダークな楽曲を作られるイメージがあったこともあり。


――意外だったんですね。

鈴木
 意外性がありつつも、台本などを読んでストーリーがわかると、青春感も感じられてピッタリだと思いました。それに最初のAメロ、Bメロは、語りかけているように感じられて印象的でしたね。曲を聴いてくれるプレイヤーだけではなく、自分自身にも言っているような感じがして、とてもいい歌詞だなと思います。

――キャラクターソングの第一印象は?

鈴木
 大人っぽいなという印象でしたね。本当に高校生なのって感じがして。私はいろいろなキャラクターソングを歌わせていただいていますが、或花に新しい扉を開けてもらえたと感謝しています。

――或花はアイドルなので、キャラクターソングもアイドルっぽいポップな曲になるのかなと想像していたので、大人っぽいというのは意外でした。

鈴木
 そうですよね。キャラクターソングはアイドルの或花ではなく、ふだんの或花のイメージで作られているのかなと思いました。

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――楽曲の収録でとくに印象に残っているエピソードはありますか?
 
鈴木
 どちらの楽曲もとてもキャッチーで、歌っていて本当に楽しかったです。ただ、キャラクターソングは少しだけジャジーな感じ(※ジャズの要素や雰囲気を持ち合わせた曲)でリズムが難しくて。ディレクションのときに指導してもらって収録に臨みました。
 
――鈴木さんは、『ヴァレット』のどんなところが魅力だと思いますか?

鈴木
 私自身、完成を楽しみにしているファンのひとりではあるのですが、キャラクターデザインがステキですよね。どのキャラクターもかっこいいし、かわいくて。外見だけではなく、中身も魅力的なので、ストーリーを読み進めて新しいキャラクターと出会うたびに、誰もが推しキャラができる作品だなと強く感じました。

 あとは、先ほどお話した青春を堪能できるのも作品の魅力だと思います。こんなにキラキラした学園モノはこれまで体験したことがなかったので、私と同じように新鮮に感じてもらえるのではないでしょうか。

 まだ体験できていないバトルも楽しみです。バトルでは或花たちの戦闘服を見ることができますし、キャラクターソングは一部の戦闘で流れると聞いているので、目でも耳でも堪能したいですね。

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――鈴木さんと同じく、本作の発売を楽しみにしているファンや読者に向けてメッセージをお願いします。
 
鈴木
 『ヴァレット』は、開発スタッフやキャストの熱量が高い作品だと感じています。ほかの作品も関係者の熱量は高いのですが、『ヴァレット』ほど熱のこもったタイトルはなかなかないので、多くの方に遊んでもらえるとうれしいです。
 
 或花やキャラクターソング、オープニング楽曲に注目してもらいたいですが、ほかにも魅力的なキャラクターがたくさん登場しますし、ステキな楽曲が収録されているので、興味のる方はぜひプレイしてください!
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