2025年6月5日にカプコンから発売されるNintendo Switch 2のローンチソフト『ストリートファイター6 Years 1-2ファイターズエディション』。
全世界で大ヒット中の対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』がいよいよNintendo Switch 2に登場。Year 1とYear 2に追加されたキャラクターやステージを含むダウンロードコンテンツのほか、Nintendo Switch 2ならではのモードなども搭載されている。
本稿では、メディア体験会で試遊した感触をお伝えしよう。Switch2版ならではの要素に注目してほしい。
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単なる移植ではなかった! ひと味違った『スト6』を楽しむ
今回試遊したのはベガまでの追加キャラクターが使用できる体験版のもの。製品版ではDay 1パッチを適用することで、Year 1-2の追加キャラクター8名が使用できるとのこと。
ゲームの基本は『ストリートファイター6』と同じ。白熱のオンライン対戦、オンライン上でアバターを使い、ゲームセンターのような楽しみ方ができる“バトルハブ”、ひとり用のアクションRPG的なモード“ワールドツアー”などがひと通り楽しめる。
最大の特徴は、先述した通りSwitch2専用のモードが遊べること。Joy-Con 2のジャイロ機能を利用してモーション操作で戦う、独自のバトルが楽しめる。今回はふたつのSwitch2専用モードを試遊した。
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ジャイロ操作で戦える新モード
“ジャイロバトル”は、その名の通りジャイロ機能による操作でバトルをくり広げるというもの。本体とソフトがあれば、おすそわけ機能によってすぐに対戦が可能だ。このモードではJoy-Con 2(L)とJoy-Con 2(R)をそれぞれプレイヤーが持つことでプレイする。操作方法は以下の通り。
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■操作方法
- 移動:Joy-Con 2を左右に傾ける
- 攻撃:Joy-Con 2を振る
- スーパーアーツ:Joy-Con 2を回す
- ドライブインパクト:方向ボタン(Joy-Con 2(L))、またはABXYボタン(Joy-Con 2(R))のいずれか
- ドライブパリイ:SLボタン、またはSRボタン
覚える必要がある要素はほとんどなく、攻撃したければJoy-Con 2を振ればいいだけ。相手の攻撃を受け止めながら攻撃できる“ドライブインパクト”や、ほとんどの攻撃をガードする“ドライブパリィ”といった戦略要素が少しあるものの、難しいことは考えなくていい。基本的にはJoy-Con 2を振ってくり出されるオート攻撃を楽しめばいいのだ。AIが自動で最適な攻撃をくり出してくれる、“ダイナミック”タイプ操作に近い感じだった。
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静止画では伝わらないかもしれないが、Joy-Con 2を振るだけでジャンプ攻撃を仕掛けてくれる。お手軽。
攻撃では振るたびにJoy-Con 2がブルっと震えながらコンボを決めてくれるので、これだけで対戦格闘ゲームがうまくなったような感覚が味わえてとても気持ちがいい。勝敗の決め手になりやすいドライブインパクトを決めたらJoy-Con 2をグルっと円を描くように振る。すると、溜まったゲージをすべて使って、いわゆる超必殺技の“スーパーアーツ”を決めてくれる。手軽なプレイ感覚&カジュアルなバトルが楽しめた。
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ドライブインパクトから……。
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コントローラーをぐるりと回してスーパーアーツ!
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自分で狙えるコンボはこれくらいの印象だった。
対戦格闘ゲームファン的な目線で見ると、オートでくり出される攻撃がキャラクターによってまちまちで、Joy-Con 2を振ったらステップし始める、ジャンプで移動して攻撃など、相手との距離によって思いもよらぬ攻撃がくり出されることもあるので、少しもどかしくも「ここでこれ出すんだ!?」と驚きもあった。
ガチ対戦めに見ると、おそらくキャラクターごとに戦いやすさがかなり違うかも。いろいろと試した結果、強力な投げ技が特徴のザンギエフはオート攻撃でくり出される連携が強いほか、ジャイロバトルはジャンプ操作が任意でできないので投げが避けられにくく、とても強そう。コントローラーを“回す”動作も、ザンギエフに似合う!
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コントローラーを回せば……。
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ザンギエフも回るのだ!
なんて対戦格闘ゲーマーの目線で考えてしまったが、ジャイロバトルは手に汗握る真剣勝負を楽しむバトルというよりも、ガチャガチャとコントローラーを振るだけで本格的な対戦っぽくなるような、ワイワイとみんなで盛り上がるようなモードになっている。親戚一同で集まって、親戚の子どもたちといきなり対戦……みたいな、誰でもパーティー感覚で楽しめるのが本モードの醍醐味と言えるだろう。
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コンボだけでなく実戦で使える連携などもくり出してくれた。
カロリーも試合も燃える特殊バトル!
もうひとつのモードが“カロリーコンテスト”。基本的にはジャイロバトルと同じ操作だが、ドライブパリィだけ使用しないモードだ。また、バトルのルールが特殊なものに。具体的には、1ラウンド対戦し、制限時間内に相手よりカロリーゲージを多く稼いだほうの勝利となる内容だ。
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カロリーゲージは、相手に攻撃を当てると溜まっていき、相手に攻撃を当てられたりすると減ってしまう。いかに相手に攻撃を当て続けるかが重要となるため、とにかくJoy-Con 2を振りまくるバトルになりがち! まさにカロリーを互いに消費する試合が楽しめた。
また、スーパーアーツ中はJoy-Con 2を振り続けることで威力が上がる(消費カロリーが高くなる)といった要素も存在するそうで、演出中だろうとJoy-Con 2を振り振りするのがバトルのコツ!
前半は自分のカロリーゲージが体力バーのように表示されるが、試合のタイマーが残り15カウントになると“クランチタイム” に突入し、カロリーゲージの状態が見えなくなるが、スーパーアーツのゲージが一気に満タンとなる! 自分が勝っているのか、負けているのかわからないまま試合することになるので、身も心もドキドキハラハラの闘いがくり広げられる。
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勝敗が決まると、最後には総カロリー数とともに、そのカロリーに沿った料理(ワールドツアーでおなじみの料理アイテム)が表示されるのもおもしろい。これくらい簡単に2000カロリー消費できないかな…‥。
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ジャイロバトルよりもさらにカジュアルな闘いと、ちょっとしたフィットネスが楽しめるのがカロリーコンテストの特徴だ。Joy-Con 2を振れば振るほど有利な対戦となるので、息が上がるくらいのほどよい運動感も味わえた。
『スト6』がまた盛り上がりそう!
いずれも「Joy-Con 2を回したのにスーパーアーツが出ない!」みたいな誤操作は発生せず、とても快適に対戦をくり広げることができた。とはいえ、やはりジリジリとした攻防を楽しむのではなく、パーティー感覚で遊べるモードを用意したといった感じ。逆に言えば、ふだん格ゲーをやらない人とも楽しく遊べる。
ようやく任天堂ハードで『ストリートファイター6』が遊べる環境となり、より界隈がどう盛り上がるのか、発売後の反応がいちファンとしても楽しみだ。
[2025年5月30日16時30分修正]
一部文章を変更いたしました。