2025年3月10日に11周年を迎えた『グランブルーファンタジー』(以下、『グラブル』)で、ホルスを演じる石井未紗さんのインタビューをお届け。10周年記念シナリオイベント“HEART OF THE SUN”で本格的に登場して以来、人気が急上昇している卜者。その一員であるホルスを演じたときのエピソードや、ひとりの騎空士として感じる『グラブル』の魅力について余すことなく語っていただいた。
石井未紗(いしい みさ)
『グラブル』にてホルス役を務める。代表作は、ゲーム『VALORANT』(アストラ役)、『Apex Legends』(ランパート役)など。ホルス役での出演をきっかけに2024年春ごろから『グラブル』をプレイし始め、現在はレヴァンスシリーズのマルチバトルもこなす凄腕騎空士に成長。
――まずは石井さんが『グラブル』と出会った経緯を教えてください。
石井
2018年4月に開催されたコラボレーションイベントでダニエラという役をお仕事でいただきまして。そのときからすでに『グラブル』は大人気でしたし、コラボイベントの重要な役と知ったときはうれしさと驚きでいっぱいになったことを覚えています。そのときに『グラブル』も始めてみたのですが、最初はちゃんと進めることができなくて諦めてしまいました。
――えっ、一度挫折されていたんですか!?
石井
はい、じつは……。その後、2022年にマルチバトルでホルスが実装される際にオファーをいただいたときも「えっ、 マルチバトル? エニアドシリーズって何!?」という感想しか出てこないくらい無知な状態で。
――マルチバトルのボイスを収録したときは、どのようなイメージで演じられましたか?
石井
ゲームのマルチバトルの雰囲気がどんなものなのかは理解していましたし、皆さんにボコボコにされる役割というのもわかっていたので(笑)、それならボスとして威厳のある雰囲気で演じようと思ったんです。収録現場では同格のエニアドシリーズのボスがほかに5体いるということをうかがったのですが、詳しいキャラクターの情報はありませんでした。あとで全員が出揃った姿を見たときは「ああ、 こういうメンバーなんだ」とほっこりしました(笑)。
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――ホルスがイベントで登場するようになったのは、10周年記念シナリオイベント“HEART OF THE SUN”からになります。このシナリオイベントではホルスも含む6体の星晶獣“卜者”の活躍が描かれました。
石井
見せ場がたくさんあってうれしかったです。“HEART OF THE SUN”のときはフェニックスという存在に対して、6人の方向性もまとまっていましたが、2025年の“謹賀新年!”エピソードで卜者が再登場したときはまったく印象が違っていて(笑)。シリアスとコミカルで大きく違うんだなと思いつつ、ふだんはそれぞれがバラバラの方向を向いて好き勝手に動いていることがわかって微笑ましくなりました。でも最終的には、 当たり前のように6人でいっしょにいるところもかわいくて。
――確かに不思議な関係性です(笑)。
石井
それは主人公との関係性もそうですね。“HEART OF THE SUN”でははっきり命を狙っていたのに、しれっとグランサイファーに遊びに来ているのもちょっとおもしろくて(笑)。星晶獣ならではの感性なのかなとも思いつつ、一方で人間味溢れる部分があるのも6人の魅力だと思います。
“HEART OF THE SUN”のクライマックスシーンでアブラメリンを見送ったときも、とてつもなく長い歳月をかけて戦い続けてきた敵ではあるけれど、いなくなったら寂しいというか、 心に穴が開いてしまったというか。そんな卜者たちの想いがこちらにも伝わってきて「ああ、卜者もそういう気持ちになるんだ」って感慨深くなりました。
――6名の人間くさい部分は、さまざまなイベントを通じて少しずつ描かれていますよね。
石井
そうなんです! 最近とくにおもしろかったのは、“三道楽と死神”のオシリス(笑)。 あそこまでおもしろいお姉さんだとは思っていませんでしたし、イメージが180度変わったので、まだ掘り下げが少ない卜者のメンバーがどうなるのか楽しみになりました。
――いまのところ、卜者は二面性のあるキャラクターが多い気も。
石井
言われてみれば確かに……。“HEART OF THE SUN”ではホルスがブチ切れるシーンが印象的ですけど、水着バージョンのホルスのフェイトエピソードを読むと本来は内向的な性格だということがわかるんですよね。卜者の中でいちばんミステリアスな空気をまとっているのがアトゥムだと思うんですけど、もしかしたら掘り下げていくと彼にもギャップのようなものがあるのかなって……。いつも怠惰な感じを出しているけれど、何か熱くなる瞬間とか対象とかあったらぜひ知りたいです。
――6人の中には怠惰なメンバーがふたりいるのもアンバランスでユニークですよね。
石井
アトゥムだけじゃなくてテフヌトも動かないですからね(笑)! ベンヌはひたすら戦いを求めているし、ラーちゃんもあんな感じなので、本当は目立ちたくないはずのホルスが調整役をやらざるをえないという。
――卜者と関連性が深いキャラクターといえば、“HEART OF THE SUN”に登場したハウヘトが挙げられるかと思います。彼女の印象はどんなものでしたか?
石井
まず“HEART OF THE SUN”の台本を読んだときに、「えっ、ハウヘトって誰!? 」と私も混乱したんですよ(笑)。イベント内でその真相も明らかになりましたが、演じる側としても“仲間だと思い込まされる心境”がどういう感じなのか、じっくり考えさせられました。
ただ、それはそれとして、ハウヘト自体はすごく魅力的なキャラクターなので、再登場してかき乱してほしいという気持ちが強いです。
――確かに。
石井
そんなシナリオのおもしろさもプレイするモチベーションを高めてくれている気がします。正直、始めたてのころは自分より10年早くから遊んでいる人がいるのに、どう戦っていけばいいのか不安になったりしたんですけど、定期的に更新されるイベントやSIDE STORYを気になるところから触ってみたところ、ものすごく心を動かされたんです……。 それこそ「私、なんで携帯端末を触りながらこんなに泣いているんだろう」ということもありましたし、同時に「こんなにおもしろいお話を10年分も読めちゃっていいの!?」とも思いました。
さらに気になるキャラクターを見つけるたびに、バトルで使ってみたくなったり、フェイトエピソードを読んでみたくなったり、動機自体もドンドン枝分かれしていった気がします。
――シナリオをきっかけに没頭していったと。
石井
はい。そして、そんな進捗をSNSで報告すると「楽しんでもらえてうれしい」と言ってくださる先輩の騎空士さんがいっぱいいたことも励みになりました。
あと、『グラブル』にハマったきっかけとして忘れてはならないのがグラフィックの訴求力。コラボイベントをきっかけに『グラブル』を始める人も多いと思いますが、コラボ先の世界観の再現度がメチャメチャ高くてそのままハマっちゃうパターンもあるということがよくわかります。私もコラボイベントに出演させてもらったときに、「こんなに違和感なくふたつの世界観を融合させられるものなの!?」と驚きましたし。
現在の目標は天元やルシゼロ! 高みを目指すのが楽しくなった
――一度は『グラブル』で挫折したという石井さんですが、現在ではレヴァンスシリーズのマルチバトルに挑むほどの騎空士になったとか。RPGはもともとお好きなのでしょうか?
石井
じつはそこまでコアなゲーマーというわけではなくて……。FPSを遊ぶこともありますが、それも自分の出演している作品だったからというのが大きな理由でした。ただ、『グラブル』に関しては自分が強くなっていく実感がはっきりあったこともハマったきっかけのひとつだと思います。システムを少し理解できたときに「あれ? 複雑そうに見えていたけど、じつはそんなに難しくないな」と。
――最初は武器の編成も難しく感じますよね。
石井
そもそも最初は武器と召喚石の違いもわかりませんでした。あとはガチャを引いたときに「仲間が加入する武器と、誰も仲間にならない武器の2種類あるのはなんで!?」って(笑)。いま考えると10年間積み上げられてきたゲームシステムが一気に押し寄せてきたような状況でしたし、どこから手をつけていいのかわからなかったというのが本音ですね。
――実際どこから手をつけ始めたんですか?
石井
ちょうど“シェロカルテの特別訓練”が実装されたタイミングだったことと初心者向けの応援キャンペーンがあったので、ゲーム内の説明に合わせて少しずつ覚えていきました。
あと、動画サイトに解説をあげてくださっている配信者さんがたくさんいたので、わからないことはすぐに検索して調べていました。
――なるほど。
石井
“シェロカルテの特別訓練”をこなせばマグナ編成用の武器もたくさんもらえますし、その点を考慮した編成を紹介している動画配信者さんが多いのもありがたくて。熟練の騎空士さんたちのアドバイスにとにかく助けていただいた感覚です。
――編成を参考にすることも?
石井
はい。当時どこを見てもオススメされていたのがリミテッドシリーズのパーシヴァル。「これだけ言われているのであれば間違いないはず!」と判断して、まずは彼に仲間になってもらいました(笑)。
もちろん、水着バージョンのホルスも絶対に編成に入れたかったので詳しく調べてみたら、どうやらリミテッドシリーズのコスモスと、リミテッドシリーズのネハンか水着バージョンのセルエルをいっしょに組ませている人が多くて……。もうそれなら編成を固定化させるつもりで揃えちゃおうと!
――あまりに本気の編成ですね(笑)。
石井
もちろん、先に推しのキャラクターを見つけて、推しを軸にする道もあったんですけど、まずはしっかりした編成を組むことを優先して強くなっておけば、あとから推しの編成に行く余裕もできるんじゃないかと。それが正しかったのか、難度の低いバトルはゴリ押しで突破することができるようになりました(笑)。
――先ほどはあまりコアなゲーマーではないとおっしゃっていましたが、その言葉とは裏腹にゲーマーライクなスタートダッシュを決めているように感じます(笑)。
石井
それだけ強くなるのが楽しかったのかなと(笑)。むしろ、いちばんたいへんだったのはジョブの剣豪を取得して“無銘金重”を作る作業でした。ホルスを活躍させられるようにすることが大前提だったので、最初期から遊んでいる騎空士さんとは強くなるための道筋もぜんぜん違うとは思うんですけど、その影響かキャラクターどうしのシナジーを早い段階から意識できた気がします。光属性で頼れる仲間を揃えたときに「編成って誰を入れても強くなるわけじゃないんだ……。じゃあ、この編成にはどういう役割のキャラクターが足りないんだろう?」と自然に考えられるようになったんです。
さらに幸運だったのが、ホルスが奥義を軸に戦う編成で活躍するキャラクターだったことですね。強い武器が揃っていない状態でもものすごく高いダメージを与えられている実感が持てたのは、とてもラッキーでした。
――光属性には入手しやすく強力なマグナ武器があるのもありがたいですよね。
石井
そうなんですよ! 上限解放済みのシュヴァリエソード・マグナをいっぱい配布してもらえたので助かりました(笑)。私が進捗を報告するたびに「えっ、ちょっと早くない!? 」と言われるんですけど、それは初心者向けのキャンペーンのおかげです。
“グラブルフェス2024”でウィルナス役の水中雅章さんとワムデュス役の長縄まりあさんが“いまの『グラブル』を最初からスタートして2日間でどこまで強くなれるのか!?”というチャレンジをされてRank100を見事に達成されていたので、手厚いサポートをしていただいているのは間違いないと思います。
――ちなみに光属性の編成を揃えた後、ほかの属性にも興味が湧いたかと思います。どのような流れで戦力の補強をされたのでしょうか?
石井
ちょうどホルスを仲間にするタイミングで、運よくリミテッドシリーズのフェニーと水着バージョンのメイガスが来てくれたので、火属性と闇属性を強くする下地が整っていました。光属性でちゃんとした編成を組めたことで闇属性の武器が集めやすくなったのも追い風でしたね。遊べば遊ぶほど自分が強くなった実感が持てて、気がついたらマルチバトルに通うのが楽しくなっていました(笑)。
――現在、目標としているマルチバトルは?
石井
“天元”(マルチバトル“天元たる六色の理”)と“ルシゼロ”(マルチバトル“ダーク・ラプチャー・ゼロ” )はいつかクリアーしたいです。未挑戦なのでどこまで近い目標なのかはわからないんですけど、現状だと召喚石の上限解放がまだ途中なので……。
逆に“スパバハ”(マルチバトル“神撃せし蒼き究極の竜” )に関しては、ほかの騎空士さんの助けを借りながらもオメガウェポンを作れるくらいには倒せています。
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六竜や十二神将のように卜者にもぜひマスコットを!
――十天衆や十賢者の加入・強化の進捗状況はいかがですか?
石井
十天衆は全員仲間にできているのですが、2024年になって登場した極星器の上限解放と、十天衆の最終上限解放で同時に“●番天星の欠片”を要求されて困っています(笑)。ひとまず極星器をパワーアップするほうを優先させたほうがよさそうだという判断から、シスとシエテ以外は最終上限解放を後回しにしました。
ちなみに十賢者は8人仲間にできて、あとはマリア・テレサとフラウだけですね。ハーゼリーラだけは先に最終上限解放したくてトレジャーを使ってしまったので、マリア・テレサは当分先になるかもしれません……。
――フレッシュな騎空士ならではの取捨選択を迫られていると……。
石井
その都度、いろいろ調べながらどうしようか悩んでいますね。マリア・テレサが1月に開催された“決戦!星の古戦場”で活躍していたことを知ったときは「どうすればよかったんだろう……」とはちょっぴり思いました(笑)。
ちなみに、同じ時期に『グラブル』を遊び始めたフェニックス/ハウヘト役の木下紗華さんとはたまに会って『グラブル』の話をしたりするんですけど、彼女は十賢者の最終上限解放をものすごいスピードで進めていて。私が「そんなに(キャラクターが)揃っているならレヴァンスシリーズのマルチバトルに行きましょうよ!」と言いながら武器を確認したところ、私が集めた武器をほとんど持っていなくて(笑)。“目標をどう設定するかによって進めかたもここまで違うものなんだ”と衝撃を受けました(笑)。
――武器や召喚石の編成は、最初のころは敷居が高いですよね……。
石井
ええ。今後は召喚石を“神石”(オプティマスシリーズ)メインにする編成もちょっとずつ作りたいので、“サプチケ”(※“サプライズ!!スペシャルガチャセット”のこと)を切りたいんですけど、ルシフェルやカグヤも魅力的だし……と悩んじゃって(笑)。
先日、ベルゼバブのLvを150まで上げたらどの属性のメイン召喚石としても活躍してくれてビックリしたので、もっともっと勉強したいです。
――『グラブル』を遊んでいて“これが遊びやすくしてくれている”と感じる機能はありますか?
石井
武器や召喚石を編成するだけで目安となる数字が出てくれる機能ですね! いわゆる“方陣”や“攻刃”、“EX攻刃”の基礎知識は押さえているつもりなんですけど、詳しい計算までできるわけじゃないので助かっています。ただ、この機能が導入されたのが数年前だと聞いて、少し驚きました。あと、救援に入りたいマルチバトルを絞り込む機能も最初はなかったとか……。
――マルチバトルの救援検索機能は2023年にβ版という形で追加されました。
石井
やっぱり私が遊び始めた段階でものすごく快適な環境になっていたんですね……。最近だと“サポーター召喚石自動選択”機能も追加されましたし、進化の過程を目の当たりにしているというか。
動画サイトで昔投稿された攻略動画をチェックしていると、ユーザーインターフェースがいまとぜんぜん違っていたりして「えっ、昔はそんな感じだったの?」と衝撃を受けることもあります(笑)。
推しはラガッツォくん! 彼の過去はまだ知りません!
――ここまでRPGとしての要素についてたくさんお話をうかがってきましたが、もし、推しのキャラクターがいたら、そちらについても聞かせてください。
石井
私の推しキャラクターは……ラガッツォくんです! けっこう早い段階で仲間になってくれたのですが、最初にビジュアルを見たときに「あれ、なんかいいな」とビビッと来るものがあって。その後、フェイトエピソードを読んだらやっぱり好きな感じだったので推し候補にしていたんですよ。
――でも、“占星武器”に関連するシナリオイベントは、このインタビューの時点(※2025年2月)では、まだSIDE STORYに収録されていませんよね?
石井
そうなんです! だから、 じつはラガッツォくんの詳しいバックボーンをまだ知りません(笑)。でも、フェイトエピソードを読んだ瞬間に“かつては敵だった”というネタバレを思いっきり食らいまして(笑)。あとはSNSを通じて騎空士の皆さんからフェザーさんやフィオリトさん、ティコちゃんのフェイトエピソードにラガッツォくんが出ているという情報を入手して探ってみたところ、やっぱり彼は私の推しだなという確信を持ちました。
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――背景がわからなくても推しと断言できるほど魅了されたと?
石井
はい。今後シナリオを読んでもブレることなくずっと推し続けると思います。『グラブル』は魅力的な登場人物ばかりで、四騎士や天司の中にもグッとくるキャラクターがいっぱい出てきますけど、情報の大部分が抜け落ちた状態でここまで心惹かれるのは特別というか、間違いないという手応えがありますので(笑)! このままなるべくネタバレを踏むことなく読める日を楽しみにしています。
あっ、ちなみにティコちゃんのフェイトエピソードを読んで、フェルディナンドさんというヤバい人がいることは把握できているのでそこもちょっと楽しみですね(笑)。
――これまで遊んだ中で、とくに印象に残っているシナリオイベントも教えてください。
石井
コミカルなところでいえば、アウギュステを舞台にしたシナリオがトンチキでおもしろいですし、今年開催された“BTTP~バック・トゥ・ザ・ポブ~”のような“トッポブ”シリーズもアットホームで(笑)。
シリアスなところでは、定番ですけれど“どうして空は蒼いのか”三部作。『グラブル』のシナリオの格の高さが評判なのはまさにこういうところなんだなと感じさせられました……。あとは“荒るる旻天、帛裂く調べ”ですね。復刻開催される前に話題になっていたのは知っていたんですけど、実際に読んだら私も好きになっちゃいましたし、スイちゃんがプレイアブルで登場するのを待ち望んでいた騎空士が多いのもよくわかりました。
――スイのプレイアブルでの登場を知ってから物語を読むというのも、始めたばかりの騎空士だからこその体験かもしれません。
石井
確かに! オロロジャイアさんによる改変を見た後に“OLD BOND”を読んだりもしているので、新米騎空士ならではの楽しみかたをしているような気はします。まだまだ読めていないSIDE STORYもたくさんありますし、いまは“ハンサム・ゴリラ”というシナリオイベントがタイトルから気になってしかたありません(笑)。ほかにもSNSなどで“俺達のレンジャーサイン!”というシナリオイベントもオススメされていますね。
――“俺達のレンジャーサイン!”や“氷晶宮でミックスパイを”といったシナリオイベントは騎空士のあいだでも人気の高いシナリオイベントなので、ぜひ遊んでみてほしいですね。『グラブル』といえば音楽も大きな魅力になっています。石井さんの中での印象はいかがですか?
石井
まだまだ新参なのに、曲を聴いただけで自然と情景が浮かび上がってくるのがすごいなって。木下紗華さんから昨年開催されたオーケストラコンサートが素晴らしかったという話を聞いて、行けなかったことが残念で……。
あと、出演スケジュールの関係上まだ生で聴くことができていませんが、“グラブルフェス”での小林太郎さんのパフォーマンスもすごくて! 画面越しでも魅力がひしひしと伝わってきますし、音源を超えるぐらい素晴らしいライブだなって。ベリアルとの戦闘で流れる『Paradise Lost』が流れたときは「ウォォォォォォ~!」と心の中で叫んじゃいました(笑)。艶っぽくて攻撃的な曲調が本当に好きなんです。
六竜や十二神将のように卜者にもぜひマスコットを!
――石井さんはSNSで『グランブルーファンタジー GRAPHIC ARCHIVE』をゲットしたことを報告もされていました。改めてグラフィック面で好きなポイントも教えてください。
石井
『GRAPHIC ARCHIVE』では、キャラクターはもちろん、武器や盾も細部までわかるように掲載されていました。ゲーム画面だとどうしても小さくなってしまうので、細かいこだわりに気づけなかったりするのですが、そこがわかるとさらに魅力的に感じるようになりました。
また、『グラブル』の武器は変わったデザインのものが多くておもしろいんですよね。最初に“ヤイアのちゃーはん”を見たときも笑っちゃいましたし、一部の武器は腕ごと出てきて目を丸くしたことを思い出しました(笑)。
もちろん、六竜のぬいぐるみモチーフの武器(※ウィナルス・オー・ランタンなど)もかわいいですし……卜者もぬいぐるみとかにならないのかなとふと考えたんですけど、残念ながら六竜たちと違って、彼女たちは変身しないので……。
――確かに卜者はまだマスコット的な形では描かれていませんよね。
石井
だから、逆に希望はあると思います。ホルスはモチーフの神様が鷹と縁が深いので、ちょっと鳥っぽいマスコットにしたりして出してもらえたらうれしいです!
――2024年末にはホルスの専用スキン“迎春羽翼振袖”も登場しました。こちらは入手されましたか?
石井
ホルスはもちろん、パーシヴァルさんの専用スキン(賀正にして雅翔)とニオちゃんの専用スキン(蒼空越えし響海の旋律)も入手済みです(笑)。ビジュアルが最高すぎるのでついつい欲しくなっちゃうといいますか……。
“謹賀新年!”エピソードでソーンちゃんとベア(ベアトリクス)がホルスの衣装を選んでくれたのですが、そのときのソーンちゃんの衣装があまりにかわいくて「えっ、これ、何!? 」と釘づけになってしまいまして、気がついたらソーンちゃんの衣装も買っていました(笑)。
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――まさに沼エピソードですね(笑)。そんな『グラブル』沼にいる石井さんから、これから空の世界に来ようと考えている騎空士にアドバイスを送るなら、どんなことを伝えたいですか?
石井
モチベーションをどこに見出すのかというのはそれぞれ違っていいと思います。強くなりたいという気持ちが原動力でもいいですし、「よくわからないけど推しがいそうな匂いを嗅ぎつけた」というくらいフワッとしていてもいいですし(笑)。
――石井さんの場合は、 自分が強くなっていく過程を見るのが楽しかった?
石井
私の場合は、それが強いモチベーションになってくれました。“グラブルEXTRAフェス2024 in 福岡”のステージに出させていただいたときにレヴァンスシリーズのマルチバトルをクリアーするという目標を立てていたんです。年末のステージが終わった後に、ランスロット役の小野友樹さんとヴィーラ役の今井麻美さんが「新人騎空士が目標にするのにはハードルが高すぎてかわいそうだと言っていたんだけど、まさか達成できるなんて思わなかった」と声をかけてくださって。でも、私としては毎日ちょっとずつ遊んでいたら勝てるようになったし、それが楽しいから続けられたというだけで(笑)。『グラブル』は本当に自由に楽しんで大丈夫なので、遊んだことがないという人も心のおもむくままに遊んでほしいです。
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